庭の百合が咲きました。7月の終わりになって北東北もやっと梅雨明けです。
今日は雑記的につらつらと。
田舎と都会の移動中に感じる暑さの違いから、田舎暮らしについて考える。
地元の最高気温は33℃。暫くこの夏らしい暑さが続きそうですね。今日は車移動→仕事の打ち合わせを繰り返していたので、外にいるときの体感としてはもっと暑く感じました。
車を暫く駐車場に停めておくとエンジンかけたときの外気温表示が一時的にですが40℃とかになっていたりして、車内に置いていた炭酸水も「スパークリングお湯」に。ペットボトルの蓋閉めたままだとお湯になっても意外と炭酸抜けないんだなぁと無駄に感心してみたり。
それにしても東京など公共の交通機関が発達している都会だと冷房でギンギンに冷えている場所は意外と少なかったりしますよね。駅などの施設も一つの空間が大きいということもあってか街全体がヌルい感じがします。
一方で車移動が中心の田舎暮らしをしていると室内→車移動→室内という狭い空間同士の動きになります。前述したように暫く駐車場に置いていた車内に戻った時には気温以上の暑さを感じるものの、比較的冷房が効きやすい空間にいる時間が長いということの裏返しでもあるかもしれません。
同じ気温でも1日の中で「グダグダに暑い」と感じるトータル時間は都会よりも短い気がしますし。どちらが健康に良いのかはまた別の話ですけれど。
さて、地方都市では移住・定住の課題に対していかに人を呼び込めるかという話題がしょっちゅう議論されていますけれど、単純な生活・移動の便利さだとか文化的な優位性ではどうやっても都会には敵わないわけです。
単純な「ものを買う」ということについてはAmazonをはじめとするネットショッピングサイトを活用することで昔ほどの差はなくなりましたが、広告シーンなども含めた広義の「時代の最先端の体験」ということを考えると地方・田舎は圧倒的に不利ですよね。
進学や就職のタイミングで地元から離れる人も多い中で、上の世代は若い世代に対して「まぁ一度都会を見て経験を積んでから地元に戻ってきて活躍してくれれば良い」ということも言いがちです。もちろんそれは間違ってはいないものの、得てして「結局不便な地元には戻ってこない」という結果がほとんどだったりもします。東北地方から関東地方への人口流出(人口の社会減)というのは結構深刻な課題です。
生まれ育った田舎から多くの若者が都会に出ていく現状が課題としてあるにもかかわらず、都会から移住・定住してもらうために「田舎暮らし最高!」と声高らかに叫ぶわけですが、問題はそこに説得力があるかどうか。
田舎暮らしの魅力を一番良く知っているはずの地元民でさえ県外流出していることが大きな課題となっているわけですからね。都会暮らしの数多くのメリットに対して、その代わりになるものが何かということをしっかりと定義して提案していくことが必要とされているわけで。
「自然が多いよ」とか「ゆったりと暮らそう」とか「食べ物が美味しいよ」みたいなことは言いやすいですけれど、この理論って全国1700以上ある市町村の大多数で言えることのようにも感じます。良い意味で日本の田舎ってどこも自然資源が豊かなんですよ。
そう考えると、もっと細かくてリアルな「暮らしのシーン」や「過ごし方」を見てもらったり体験してもらう方が近道かもしれないですよね。もしかしたら夏場の都会のヌルさみたいなものがどうしても不快で精神的な安定を得られない人も一定数いるかもしれませんし。
PRということを考えるとわかりやすい数値化(○○が全国1位!)とか名所・名産紹介とか社会資源紹介(医療・教育)などに終止してしまいがちですけれど(それももちろん大切なことではありますが)、「そこであと数十年生きていくんだよ」という前提に立った日々の暮らし方や生き方の提案にはまだ余地があると感じています。
日本全体で人口が減少していく局面ですから「国内の自治体同士で移住・定住合戦をしても横にスライドするだけで根本的な解決には全くなっていないじゃないか」という重大な問題があるにはあるのですが、それでも取り組まなければ衰退していくばかりなので何とかしなければという現状。
中々難しいところですけれど模索とチャレンジは続けていかなければなりませんね。
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育休生活と段階的な仕事再開について。
個人事業主・フリーランスという働き方ながら自主的な育休生活をしている私。
勤め人でなければ育休による給付金制度もありませんので、単純に休めば収入ゼロというのが現実です。そこで事前に一定期間育休を取っても生活・家計に問題無いような準備をしたわけですね。
我が子が産まれてからそろそろ半年になるので、改めて振り返ってみるとこの判断は間違っていなかったなぁと感じるとともに、個人事業主・フリーランスという働き方だったからこそできたことでもあるなとも感じます。
独立してから6年目に入りますが、もし今も勤め人のままであれば育休生活なんてできずに毎日朝から晩まで馬車馬のように働き続けていたはずです。
個人事業主・フリーランスは一般的な育休制度の対象にはならない一方で、ちゃんと準備さえすれば自分の判断と責任で、「ある程度は」好きなように育休生活を含めた生き方を決められるという大きなメリットがあるということ。
「ある程度は」と括弧書きしたのは、育休生活すると決めても仕事依頼はありますし、付き合いや内容によっては受けるものも出てくるということです。最近「半育休生活」という表現にしているのもたまに仕事を入れ始めているから。
基本的に仕事自体が好きということもありますが、これまで自分が関わってきた様々な人付き合いや流れの中でどうしても「やりたい」とか「お手伝いしたい」というものは出てくるわけです。
実際この7月下旬に採択・受託決定した少し大きめの案件が3つほどありまして、8月以降は(一応、半育休生活という言い方はしつつも)仕事で忙しい日が続きそうではあります。これも良い機会としてできるだけ自宅で親子3人で過ごせるような働き方を試していく必要がありますね。
この状況になってふと思ったのが「育休生活中に適宜仕事を入れることができるのも個人事業主・フリーランスのメリットかもしれない」ということ。
勤め人で育休を取った場合、基本的には育休中に働くことはできませんよね。6ヶ月や1年と決めればその期間は完全に育児に専念すると。もちろんそれはそれで大きなメリットなのですが、ワークライフバランスというものを考えた場合に「育休中でも働くという自由度が残るかどうか」という点は(少なくとも私にとっては)存外QOLの向上につながっている気がするのです。
少しでも働けば育休生活するための蓄えは補充されるわけなので、結果的に育児を優先した生活を選び続けられる期限は先延ばしされていきます。理想としては期限がある「育休生活」という表現から無期限の「育児優先生活」という表現にシフトできると良いですね。
まとめ
8月には我が子も生後6ヶ月に入ります。生活リズムが整ってきたことで手のかかり方も変化してきていますし、親として時間の使い方・毎日のスケジュールを組みやすい状況にもなってきています。
理想的な子育てと働き方についての試行錯誤を続けていきたいですね。ではまた。