大阪での仕事打ち合わせが無事終わりまして、ギリギリ新幹線で今日中に東北まで帰れる状況となったので大阪を出ました。
今東海道新幹線の中でiPhone7Plusでフリック入力で更新してみているところなのですが、テキストだけならキーボード無くても十分いけるものですね。ブログはこういう点で気軽にも更新できるのが良いな。たまにSafariが変な挙動するけれど。
個人事業主・フリーランスとしてのメリットを活かした仕事への向き合い方と判断基準
今回は大阪か東京でもう一泊しても良かったのですが、台風の影響も心配だったので少し早めに大阪入りしていたこともあって視察時間も十分取れたので戻る判断にしました。
一般的な企業の出張だともっとタイトなスケジュールの場合もあることを考えると、ここで切り上げても満足できるなと。
ちなみに経費的な話をすると、個人事業主・フリーランスとして仕事を請け負う場合、交通宿泊費等が実費の場合と予算の中でうまくやりくりしてねという場合があります。このあたりがファジーなのはメリットにもデメリットにもなり得るところ。
うまくやりくりしてねという場合は実費部分を節約すれば利益率は高くなりますが、余計な経費が出るような状況にしてしまうと赤字にもなり得ます。これ必ずしもコストを絞るのがベストでは無くて、作業環境やパフォーマンスやモチベーションも含めて総合的に判断するのが良い結果につながりやすいですね。
一方で実費精算の場合には赤字になることはないので堅実ですが、自分で経費コントロールができないのと同じようなものなので仕事を俯瞰で見た時に思い切った動きや判断をしにくくなるんですね。
例えば予定していた企画内容の「ここをもう一歩グレードアップしたい」とか、「折角だからこれもやってしまいたい」というアイディアが途中で出た場合。それに伴って予算も動くのであれば良いですけれど、特に地方だと基本的にはそこまで上手い話にはなりにくいもので。
でもどうしても「やる事が正解」だと自分でわかっている時ってあるんですよ。感覚的なものなのですけれど。そのアイディアを実施しなくても完了するので余計なことをしない方がもちろん楽なのですが、納得できないとつまらないんですよね。そういう時には「予算まるっとやるからうまくやってね」の方が調整幅があるということになります。
宿泊交通費だとか絞れる経費をコストダウンして、浮いた予算をスライドさせることで捻出するということが可能ということです。結局収支がトントンだったりサービス的になることがあっても、それが震災復興的な文脈だったり個人的な思いがベースになっていればやって後悔することはないものです。
このあたりは仕事に対する個人的なスタンスの問題なので普遍的とは言いませんけれど、どうせやるなら好きなように（自分が納得するように）やりたいですよね。ある意味ではその判断が出来るポジションを求めて独立したわけですし。
個人事業主・フリーランスの自由度が高いように見えるのは半分当たってて半分間違っている。
独立してからというものよく「自由でいいね」なんて言われたりもするのですが、実際のところは半々と言ったところです。
自分で選んだり判断するという自由は確かにある程度はありますけれど、クライアントがいる以上何かしらの条件・制限はありますから完全な自由ではないですよね。
経営上の自己責任を伴う自由はあっても、仕事上は何でも好き勝手やって良いというわけではないと。当たり前ですがこのあたりはちゃんと分けて考える必要があります。
独立したいという話を聞くと独立後の自由の意味と範囲がごちゃごちゃになってたりするんですよね。好き勝手やりたいだけなら自主事業的に何かを作って売ったりすれば良いわけで。必ずしもそれがイコールフリーランスではないというのは意外とイメージされなかったり。
例えば完全な自己表現としてのアートと商業デザインは必ずしも一致しません。というか基本的には別物。自分で好きなものを作る場合には、それが欲しいと言ってくれるのは作品のファンですよね。商業デザインの場合にも同じような要素はありますが、それ以前にそこにはクライアントが介在するのと決められた仕様があるわけです。
この違いはマネタイズを考える場合には大きくて、同様のことが個人事業主・フリーランスを考える際にも言えるわけですね。アート的なイメージのみで自由だと独立するとなかなか難しいのはクライアントファーストの感覚が抜けている場合が多いということ。
まぁかく言う私もまだまだ大きなことは言える立場では無いのですが、自由のバランスというものについては日頃から気を付けています。
まとめ
個人事業主・フリーランスについての話にもなりましたが、今回の大阪出張も無事完了して何よりでした。年内はまた何度か大阪出張がある予定なので、視察関連は都度都度対象を広げて勉強しようと思います。
さて、新幹線が熱海を過ぎたあたりで後はゆっくり休みながら帰ることにしますね。ではまた。
