起業・フリーランス

月曜日や休み明けが憂鬱で仕方がないなら個人事業主・フリーランスという働き方はおすすめ。

1月が年度はじめとなる個人事業主。カレンダー通りだと今年は6日が仕事はじめとなります。企業勤めだとしても仕事はじめはほぼ同じタイミングですよね。

年明けだったり休み明けの月曜日は休みで一息ついた後に再び通勤・通学するのが憂鬱だったりするものです。仕事や学校が楽しくて充実している時であればそんなこともないのでしょうけれど、何かしら心に引っかかるものがあると休み明けが辛くてたまらないというのは誰しもが経験していることなのかなと思います。

休み明けの辛さを感じやすい人はどうしても一定数いるものだと思う。

私自身も非常に忙しく働いていた時期には休み明けが憂鬱で仕方がなかったこともありました。こういう時って不思議なもので、一旦出勤してしまえば別にどうとでもないというか普通に過ごせることも多いんですよね。そこまでがとてもキツいと感じるだけで。

出勤すれば平気になるということ自体が既に過労状態の危険信号という見方をされることもあるようですが、いずれ自分自身でコントロールが効かない部分で仕事に辛さを感じ続けてしまうようであれば働き方を見直した方が健康には良いということになります。

以前に勤めていた職場や仕事関係の顔見知りでも、休み明けだったり何かしらの仕事の納期が間に合わないということが確定したタイミングで会社を突然休みはじめて、そのまま退職してしまったという話を聞くことがたまにありました。

仕事のスケジュール調整などが上手くいかずに自分を追い込んでしまうというのは管理側の責任でもあるので少し角度が違う話になるかもしれませんが、休職のタイミングを見るに何かが弾けてしまうきっかけとして休み明けの憂鬱さというのはあったのだろうなと感じるところです。

独立した今は一人親方の個人事業主ですが人を雇うということも常々考えている所で、そういう時に「精神的に安定した働き方」を事業所として実現するにはどうしたら良いだろうかというのが大きな課題なんですよね。

いわゆる「普通と言われている働き方」ができる人ばかりではないと思うんですよ。朝早く出勤するのがどうしても苦手だとか、休み明けは憂鬱で精神的に不安定になりやすいとか。一般的な常識になっている働き方に誰しもが合うわけではないはずで、パフォーマンスを高めるために他の方法を取るということもあって良いのではないのかなと。

1日の出社時間数と必ず会社にいるコアタイムを守るようにして、それ以外の出勤・退勤時間をある程度自由に自分で決められるという「フレックスタイム制」などはその解決策の1つでもあるのかなとは思います。

会社としての経営を考えると生産性を高めてちゃんと稼がなければならないのは大前提として、その上でもう少し皆がストレス無く効率良く働ける環境やシステムを整備するというのも経営者としては大切なことですよね。

月曜や祝日明けを半日〜1日休みにするだけでも気持ちは楽になる。

私の事業所としては独立して7期目に入ったところで、これまではフリーランス的な働き方を中心にしながらも「働き方そのもの」についても色々と試しながら考えてきました。

その中で「休み明けの憂鬱さ」をどう解決するのが良いのかなというのも検討してきまして、1つの方法としては「月曜・祝日明けに半日〜1日休む」ということが効果的だなと感じています。

休みを1日増やしただけだと結局その追加した休みの夜がまた辛くなるのではと思うかもしれませんが、実際のところは半日〜1日余計に休むだけでかなり楽になるものです。

休み明けの出勤ラッシュに巻き込まれることを避けるだけでも気持ちが違うということもあるかもしれませんし、ゆっくりとエンジンをかけても良いというだけで楽になるということもあるかもしれません。

職種や業種によってはクライアントや世の中の通常の時間に合わせなければならない場合もあるかと思いますので一般化はしにくいですけれど、「休み明けは職場でもどうせゆっくりしている」なんて場合にはいっそのこと休んでしまう方がその後のパフォーマンスが良くなるのではないのかなと。

時間単位で有給を取れるような職場であれば、休み明けには思い切って半日〜1日有給消化してしまうのもありです。上司や先輩や同僚からなんやかんや言われる場合もあるかもしれませんが、大抵の場合は大した影響は無いものですので。

個人事業主だとこの時間管理はとてもやりやすいので、テンションが上がらない場合には思い切って1日休みを増やしたりすることもしやすいんですよね。週明けは町もそれほど混んでいないので、気分転換に出掛けるのもありですし。

勿論かっちりした働き方を否定する気はなくて、ここではあくまで「一般的な常識での働き方がどうしても合わない人もいるはず」ということと「個人事業主・フリーランスとしての働き方を選ぶことで精神的に安定する場合もある」ということが趣旨ですね。

またその延長として「人を雇う事業所にするのであれば働き方もある程度柔軟にしたい」という思いがあるということで。実際に人を雇うとなれば自由度や柔軟性の決め方ってかなり繊細になるのかなとも思いますが、利益構造をしっかりと構築した上でそのような体制を作るということについては考え続けていきたいものです。

比較的自由に働き方を選べる時代になりつつあるからこそ、自分の生き方や感じ方に合う働き方や場所で稼いでいくというのも悪くないですし、そのような仕組みを考えることも意義があるはずですからね。

週休3日制にするなら月曜か水曜が理想的。

最近では週休3日制にしてしまうことについても話題に出たり議論になったりしていますよね。生産効率を向上させれば週4日働くだけでもちゃんと経営が成り立つのではないかという話。

これについても職種・業種によって違うという前提で、大まかには確かにそうだろうなと感じます。工場など稼働時間が直接売上につながるような場合には難しいかもしれませんけれど、それでも働き手のシフトを調整することで実現することは可能ですよね。

もし週休3日制にするのであれば、休み明けの月曜を1日休日にするか、または週の真ん中の水曜日を1日休日にするかのどちらかが良さそうです。

月曜については前述の通り一般的には憂鬱になりやすい日ですから、これを休みにすることで精神安定面で一定の効果はありそうだなと。また水曜については連続勤務を最大2日にすることで「休み明け」か「休前日」しかなくなるからです。

休み明けは憂鬱になりやすいものの、その翌日がすぐ休前日であることでストレスが緩和できそうです。「週明けだけれど1日頑張るだけですぐ週末だ」という感覚ですね。

ただしやっぱり「それでも経営的に問題ないような仕組みを作る」ということができるかどうかが肝になりますので、個人事業主からのステップアップで法人化するなど組織化していく場合には綿密な計画が必要です。

このあたりは既存企業の働き方を改革していく場合と、1から作り出していく場合との大きな違いとなります。そもそも企業体として長期的に存続し続けていくという事自体が簡単なことではないものですから。

そういう意味では世の中の創業者や経営者は総じて「価値を作り出し続ける」という能力を持って努力し続けているのだなと感心するばかりです。

まとめ

いわゆる「一般的な働き方」ができるのであれば何も問題はありませんし、それがマジョリティなのだと思います。ただ一定数はそれがどうしても難しいと感じたり、ワーク・ライフ・バランスとして合わないという人もいて当たり前なんですよね。

社会全体が多様な働き方を受け入れる方向に進んでいくことに加えて、働く側も自分に合った働き方を選ぶことで必要以上に辛い思いをせずに「働く」という事自体を楽しめるようになっていってほしいものです。

生き方・働き方をセルフコントロールする選択肢の1つとして「個人事業主・フリーランス」を選ぶということはおすすめです。楽ではないですけれど、どう転ぼうが責任の所在が自分にあるということ自体はストレスにはならないものですから。自分で納得した上で自分で何かを判断するということはとても大切なことなんですよ。

辛いのを無理して長い社会人生活のどこかで不本意にリタイアしてしまうよりは、「月曜・祝日明けに休める働き方」を選んでみるというのもありだと思います。その分、時期によっては土日も休まず働くこともあるかもしれませんが、それも自分で決めたことであれば辛くはないものですよ。ではまた。

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