子どもって「大人はやらないけれど確かに面白そう」というのを本当に楽しそうにやりますよね。大人からすればただのイタズラだったりするのですけれど。生後11ヶ月に入った我が子のブームは「綿棒ぶちまかし」です。
「入れ物の蓋を開けて物を出す」ことができるようになったことで自分で色々やりたがる。
「あげる」「ちょうだい」などの練習から「物の出し入れ」まで普通にできるようになったことで、それまで興味を持っていなかった箱だったり入れ物だったりが何かと気になるようになったようです。
それまでは「抱っこ」→「指差し」→「親が開けてあげる」ということが多かったように思います。それが最近では「抱っこ」→「指差し」→「手に取る」→「蓋が開かなかった場合に親に渡してくる」という流れが中心になりました。
自分で蓋を開けるという事自体が楽しいのでしょうね。見ているとじっくりと箱などを観察して、どうすれば蓋が開くのかを一生懸命に色々と試している様子。
上手く蓋が開けば「おぉ!!」とか「うわぁ!!」とか声を上げて、嬉しそうに中にあるものを取り出したり、またはおもちゃを箱に入れたりするのを繰り返します。
蓋がかたくて開きにくいものだと手に持ってこちらに黙って差し出してくるので開けてあげますが、その行動自体もちゃんと相手に要望を伝えようという意図を持ってのことなので成長したものだなと。
また手の指の動きを見ていると、日に日に細かいコントロールができるようになっているように感じられます。
少し重いものでも持てるようになってきていることと合わせて、おもちゃが入った箱を両手でくるくると持ち直して回しながら、どの角度でどこに指をかければよいのかを探っているんですよね。
これも以前は歯固めのおもちゃなど小さい物を手に取った時に見られる行動でしたけれど、成長に伴って更に高度なことができるようになってきているというわけで。
新生児期からほぼ育休生活を続けながら我が子の成長・発達の過程を見続けていると、一つ一つの行動がどのように発達し複雑化していくのかがわかるので毎日楽しいです。
綿棒の束を握っては投げ、握っては投げ。たまに食べようとする。
そしてここ数日の我が子のいたずらブームが「綿棒ぶちまかし」。
これまでも綿棒に興味を持って手に取ろうとすることはあったのですが、最近はケースごと手に取った上で蓋を開けたり束で握って一気に放り投げるということをするようになりました。
普段は手に届かないところに置いているのですが、たまに「どうしても触りたい」というので持たせて油断しているとぶちまかします。
手に掴めるだけの綿棒をぶちまかして、まだケースに残っている場合には再度ぶちmして、とにかくケースが空になるまで丁寧に続けます。
最終的にケースが空になったら、今度はそこらじゅうに散らばっている綿棒を1〜2本ずつ取ってケースに入れて、それをまた出してというのを繰り返すんですね。
たまに気が付いたように口に入れようとするので阻止するのですけれど、今度は親が「口に入れちゃだめだよ〜」と言うのが面白いらしく、親を見ながら「ニヤッ」と笑ってゆっくりと口に運ぼうとすることをし始めます。
こうなると「口に入れようとする我が子」vs「阻止しようとする親」のゲームになりますので、綿棒をケースに出し入れすることはしなくなるという感じ。
この「口に入れちゃ駄目」の遊びは綿棒以外でも髪留めなどでよく同じことをするので、「わざと悪いことをしようとして見つかるのが面白い」という感覚はあるということですよね。
こちらも本気で怒るような言い方ではないので「遊び」として認識しているのかもしれませんが、性格的にどこかひょうきんというかお茶目と言うかいたずらっ子なところがあるのかなとも思います。
「綿棒ぶちまかし」は本来は駄目なことになるのですけれど、他のイタズラと同様にもう少し大きくなって躾ができるまではたまに思う存分やらせてみるのも悪くないかもしれません。私が蓋を開けてあげたりすると嫁さんに叱られますが。。
子どもとしては遊びやイタズラを通して何かしらの確認をしているはずなんですよね。色々なものの動き方であるとか、触り心地や重さとか。それが発達の刺激になるという面もあると思いますし、人に迷惑をかけないことと自分で怪我をしない範囲であればある程度の見守りも大切なのかなと考えているところです。
まとめ
冒頭の写真は綿棒をぶちまかしている瞬間のものですが、カメラを構えてシャッターを切る程度には見ているこちらには余裕があるということで。子どもがやることって何でも可愛いものです。
興味を持ったことに対してはある程度寛容になりつつ、その後の片付けなどルールとセットで教えていく必要はありそうだなと思います。
イタズラをする時に「ニヤッ」とするということは自分がしようとしていることを理解しているということでもありますので、必要に応じた叱り方を含めて行動についての紐付けの仕方を検討していきたいですね。ではまた。