働き方

個人事業主・フリーランスとしての3月の働き方・生活とこれからについて。

いよいよ新型コロナウイルスの影響が各方面に広がってきた感があります。地元の地方都市でも出社せずテレワークで対応するようにした企業も結構あるようですし、少なくとも3月末まではイレギュラーな状況が続きそうです。

とはいえ3月って一般的には年度末ですから(個人事業主にとっての年度末は12月ですけれど)、追い込みで決まっていたイベント等は別として他の月に比べれば比較的対応しやすい月だという業界もあるかもしれません。

観光関係でも北東北だと1〜3月はそもそも流動が少ない月ですし、国や自治体の補助事業関連も大体は2月末目処に終わって3月は事務処理ということも多いのかなと。

一方で3月がある意味でピークの教育関係だとか、月があまり関係ない娯楽イベント関連だとか、外出控えの影響を受けやすい飲食関係だとかはかなり大変な状況だと思われます。地域の中小企業のことって意外とニュースになりにくく情報が入りにくいものではありますけれど。

それぞれの消費者・ユーザー側は国や自治体の方針に従って身を守るための善意の行動をしているわけですから咎めることもできませんし、こうなると人を集めようとすること自体がリスク管理していないと判断される可能性が高いわけで。

影響を受けている範囲が大きいので一概に何かを述べることはできませんけれど、私自身の状況については記録しておこうと思います。

個人事業主としてのこの3月の動きについて。

個人事業主・フリーランスとして働いていると、業種やクライアントにもよりますが1年中ずーっと忙しいということは稀です。

北国住まいかつ年度事業案件が多めである私の場合だと、よくある波としては3月中旬から翌年度向けのコンペ関連が動き始めるものの何だかんだでGW明けの6月頃に色々なことが動きはじめて、7月〜11月頃までが大きな山場。

その後は雪が降り始める12月頃からは落ち着いて、年が明けて2月頃が年度事業案件の報告書等の締め作業で大きな山場。

3月は比較的落ち着きつつ確定申告を済ませて、また次の4月からの流れに備える。と言った感じでしょうか。

年度事業案件が多いと売上が立つのも2〜3月が中心となって、その後はまた1年近く蓄えを切り崩しながら過ごしていくようなイメージになることも少なくありません。

そういう意味では毎月のキャッシュフローが1ヶ月でも滞ると回らないという状況にはなりにくいですから、今回のように3月一杯は世の中動きにくいという状況になっても対応できるのは強みですね。

現状として3月はいくつか仕事が残っていますが作業的に重めの案件は1件だけです。また新しい仕事は基本的に入れないようにしているので、取り敢えずは育児中心の生活で過ごしていきたいなと。

また4月の保育園入園申請も保留となってしまって相変わらず待機児童状態なので、結果的に5月のGW明けくらいまでは比較的ゆっくり過ごすかもしれません。

というか5月から保育園に入園できるかどうかがまだわからないんですよね。。4月入園が一番入りやすいはずだと思いますから、それが保留となったということはその後の希望がどれだけ持てるものなのか。その状況によって自宅保育生活をどこまで延ばしていこうかという状況になりそうです。

延びれば延びるほど仕事には影響が出るわけですが、焦ってもしょうがないので1年くらいはゆっくりしても良いかなという感覚で構えておきたいと思います。こういう時には次のための準備期間と割り切るのがベター。

「自由な働き方」の実際と緊急時の補償の薄さについて。

個人事業主・フリーランスと言っても個人経営の飲食店、農家、デザイナー、司会業やクラフト関係まで、業種・職種・業態は様々です。

twitterなどでフリーランスと検索してみるとデザイナーやイラストレーターなどのイメージが多いようなので、特に若い世代については「パソコン1台で自由な生き方をするのがフリーランス」というふわっとしたイメージがあるようにも感じられます。

このため「個人事業主・フリーランス」という働き方をしていると「自由な働き方は良いね」と言われることも少なくないのですけれど、実際は人を雇って店舗経営しているような方もいるわけで「決して楽というわけではない」というのが実情。

自分の裁量で決められる範囲が広かったりコンパクトな働き方でフットワーク軽く色々と挑戦できるという意味では「自由」というのも間違いではありませんが、会社の勤め人と違って「毎月給料が入ってくる」というわけではないので今回の新型コロナウイルスのようなイレギュラーな状況になった場合には注意が必要です。

個人事業主・フリーランスというのは労働基準法でも守られていませんし、育休制度もありません。国や自治体が緊急の状況に対して何らかの補償制度を施行・実施する場合にもその対象とならないことがほとんどなので、普段から緊急時に備えておくことが大切。

私自身は個人事業主として7期目に入りまして、その間に子どもが産まれたことも含めて個人事業主・フリーランスという働き方のメリット・デメリットを肌身で感じてきました。総合的には現状ではこの働き方が自分に合っているなと思ってはいますけれど、改めて「会社」という仕組みは非常に良くできているなぁと感じることも多いです。

おそらくここから数ヶ月は会社員と個人事業主それぞれに対する国や自治体の対応に差が出てくるでしょうから、独立起業したいと考えている方がいればその流れを良く見た上で判断することをおすすめします。

まとめ

少なくとも3月一杯、おそらくはGW明けまでは新型コロナウイルスの影響が続きそうだなと思われます。どの業界も大変であることには変わりありませんが、こういう時に公私ともに何ができるのかを考える必要はありますよね。

東北の冬は長いですから、じっと春を待つことには慣れているもので。次のための準備を進めていきたいところです。ではまた。

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