1歳を過ぎて成長著しい我が子です。最近できるようになったことのひとつに「ぬいぐるみを可愛がる」ということが追加されました。
ぬいぐるみを「ギュッ」からの「よしよし」が可愛い。
新生児期からベビーベッド周辺にはぬいぐるみを置いていたりはしていたのですが、そのぬいぐるみ自体に興味を持って掴もうとしたり持ってみたりするまでは数ヶ月かかったように思います。
もちろん自分で寝返りできたりハイハイできたり、座ったり歩いたりと「身体が起きた状態で両手が自由になる」という段階になっていかないとぬいぐるみで遊ぶことは難しいわけですよね。
ぬいぐるみ自体を持って移動することができるようになったとしても、結構乱暴に耳部分だとか手足部分だとか「掴みやすい場所を取り敢えず掴む」ということがほとんどでした。
また一度掴んでからもぬいぐるみで遊ぶという感じではなくて、振り回して投げては「キャキャキャ」と笑ったりするものですから、親としては果たしてこれで大丈夫なのかと少し心配にもなったものです。
しかしここ最近、急に「ぬいぐるみを抱きしめる」ということができるようになったんです。
これまでも掴んでは投げたりしている時に「よしよしするんだよ」と教え続けてきたのですけれど、それを突然理解したということなのかもしれません。
言葉の通り「両腕でうさぎのぬいぐるみを抱きしめて、頭をよしよしする」ということをやります。この仕草がとても可愛らしい。
産まれた時からの我が子をずっと見てきているわけで、「ぬいぐるみを可愛がる対象として認知する」ということはかなり高度な遊び方のように感じられます。
それが生き物なのかぬいぐるみなのかということは別として、可愛がる対象に何かしらの「生きている」というような感覚を持つ必要がありますよね。
まぁ石ころでも箱でも可愛がろうとすればできないわけでもありませんが、「ぬいぐるみを可愛がる」ということはやはり自分以外の生き物についての認知的な発達によるものでしょう。
ちなみにこのようなおもちゃの遊び方って男女差はあるものなのでしょうか。
ジェンダーの考え方からすれば、そもそも「男の子」「女の子」というカテゴリ分けを親側がしてしまっていることで「与えるおもちゃや経験に偏りが出てくる」というもあるかもしれません。
また子ども自身の性格や特性も千差万別ですから、例えば我が子と甥っ子を比べることはできますがそれだけで何かしらの傾向を結論づけるのは難しそうですよね。
親としては特に「男の子らしく」「女の子らしく」という押しつけをするつもりはありませんし、子どもが興味を持ったもの・ことであれば何であろうと後押しする姿勢です。
その前提で、男女の性別・ジェンダーについても育児を通して経験的に考えを整理していきたいものだなと感じます。
「ハンドパペット」は親から取り上げて中身を覗くように。。
「ぬいぐるみ」については「よしよし」するようになった我が子ですが、その一方で「ハンドパペット」は「親から取り上げる」ということをし始めています。
ハンドパペットで「いないいないばぁ」などをすると最初は非常に喜んで笑っているんですよね。しかしすぐに親の手からハンドパペットを取り上げて、手を入れていた穴の部分を覗くんですよ。
そして穴に自分の手を入れてみたりして色々と試している様子。
どうやら「ハンドパペットは手を入れていることで動いている」ということを理解したっぽいわけで。またはちゃんとした理屈はわかっていないけれど、手を入れることと動くことの関係性を認識したということかもしれませんが。
いずれハンドパペットであやすと必ず取り上げて自分でも手を入れてみるというのが最近の流れになっています。
我が子が自分で手を入れても(手が小さいですし)上手く動かすことはもちろんできませんからしばらく穴の中を確認したらそれで飽きるわけですけれど、たまにハンドパペットを「よしよし」しているのでぬいぐるみ的な感覚もあるのかなと思われます。
物事の「仕組み」を考えるということ。
このように「ぬいぐるみ」「ハンドパペット」に対する反応の違いがあることを考えると、様々な「仕組み」について理解しようとする段階に来ているように感じられますよね。
物事の因果関係だとか仕組みについて考え始めるようになるということは、それらを解き明かそうとする興味も強くなってくるということでもあります。
実際に触ってみたり動かしてみたりしたいという欲求で動くようになりますので、歩けるようになっていることと合わせると非常に動きが活発になってきている印象を受けるわけで。
嬉しい成長であるのと同時に、親としては子どもの興味にとことん付き合う必要が出てきますので大変な面も。
我が子は自分が相手に対して期待することがはっきりとしていて、また思うようにいかないとすぐに機嫌が悪くなるので、親としてはちゃんと察して反応してあげられるかを試されている気分にもなります。
言葉を覚えるまではこのような親子のコミュニケーションがお互いの信頼関係にもつながりますから無下にせず大切にしたいものですね。
まとめ
既に持っていたおもちゃでもこれまでとは違う遊び方ができるようにもなってくる時期です。ただ持って振り回したり噛んだりしていただけのものが、いずれ「ごっこ遊び」に繋がるような次の段階に入ってきているわけです。
写真や動画でその全てを記録することはできませんので、せめてこのブログには成長記録として残していきたいなと思います。ではまた。