お風呂に一緒に入っている時に気付いたのですが、我が子は「髪の毛」に並々ならぬ興味を示しているようです。
髪の毛1本をずっと触っている集中力。
最初は湯船に浮いていた1本の髪の毛が手に付いたらしく、「これはなんだろう」という感じで触り始めたんですよね。
細い髪の毛がちゃんと見えるようになっているんだなというのも感心しますが、それよりもずっと触り続けていることに驚きました。
片手に付いた髪の毛をもう片方の手で摘んで取ろうとしたり、実際に取れたら今度は逆の手で取ろうとしたり。
湯船の中で立った状態でじっと両手を見ながら1本の髪の毛を触っていまして、試しに見守っていたら少なくとも3〜5分くらいはただただ触り続けている様子。
立っている位置も動かず、言葉も発すること無く、これだけの集中力を見せたことはこれまでなかったので非常に驚いたわけです。
お風呂の中だとのぼせてしまいますのである程度でやめさせましたが、あがってから今度は床に落ちていた髪の毛を見つけて同じように触りはじめまして。
たまに口に入れようとするので「だめだよ」とは言うものの、髪の毛を手でいじっていること自体については今の所は見守っています。
というのもこの集中力が凄いなと感じていることに加えて、「指先の細かい動きの練習になりそう」と感じるからです。
1歳児健診の際のチェック項目で「親指と人差指で小さいものをつまむ」みたいな項目があったように思いますが、我が子は健診の段階では「つまむ」ということはまだうまくできていませんでした。
手で握ることはできていますし、小さいものを見つけては掴もうとすることもあります。ただ親指と人差指の2本の指先だけでつまむというのは難しいようで。
そこにきてこの「髪の毛を触っている」という動きを見ていると、いくらか指先を駆使しながらつまもうとしている様子が見られるんですよね。
口に入れないように注意だけしておけば10分程度は飽きずに集中しているようなので、短期的なブームに終わる可能性もありますが(のぼせてしまう風呂場以外では)無理にやめさせないようにしてみるつもりです。
比較的飽きやすい我が子がなぜ髪の毛にハマったのか。
我が子はおもちゃでも絵本でも集中する時には脇目もふらずに繰り返し同じことを続けたりするのですが、全体的には飽きやすい性格なのかなと感じていた部分もありました。
絵本などはわかりやすくて、やっと首と腰が座ったくらいから自分でページをめくろうとするくらい絵本好きなのですけれど、とにかくめくるスピードが早いんですよ。
パッと見たら次のページ、パッと見たら次のページというような感じ。文章が書いてある絵本だと親が読もうとしてもとても間に合いません。
最後のページまでいって裏表紙を見て「おしまい」と教えると、また表紙から繰り返しページをめくっていきます。
これが1歳1ヶ月の現在でもほぼ変わらず。絵本によってはいくらかじっくりと見るページも出てきていますが、基本的にはどんどん先にめくっていくスタイルです。
こうなると「読み始めてから飽きるまでの時間」というのは自然と短くなります。3周するとしても1周5分かけるのと30秒で済ませるのとでは15分と1分半という時間差になりますので。
ある意味ではせっかちにも見える我が子なので、この「髪の毛を1本だけ両手で5〜10分いじっている」というのは信じられないという感覚なんですよね。
しかも前述の通りその場でほぼ動かずに手元だけを見ているわけです。立っている時だと安定して位置も変わらないので「え、そんなにバランスよく立ち続けることできるんですね」という感じ。
ちょっと猫背っぽくなってしまっているのは気になりますけれど、絵本でさえパッパッとめくっていく我が子がなぜ髪の毛1本にじっくり向き合っているのかが不思議でなりません。
動作としてのゴールがあるわけでも無いですよね。「口に入れる」ということであれば比較的すぐにその行動につながって終わるはずですし。
もしかしたら「人差し指と親指で上手につまみたい」とかなのでしょうか。それなら指が器用になるまではもう少し飽きずに続けている可能性はありそうです。
ちなみに髪の毛以外の細長いものでもたまに興味を示して手に取ることはあるのですが、髪の毛ほど集中することはないんですよね。
例えば封筒を開ける時に端っこを細長く切った時とか、その切った端を欲しがるので渡してみても軽く触ってからすぐ投げてしまう感じ。
髪の毛の驚異的な細さとしなやかさが我が子を引きつける何かを持っているのかもしれません。
他にも似たような反応を示すものが出てくるかどうかが気になる所ですので、何か新たに見つかったらブログに記録していこうと思います。
まとめ
繰り返しになってしまいますけれど、これだけ小さい子どもが5〜10分も一つのことに集中し続けるというのが驚きなんですよね。
子どもによって興味関心の分野は違うでしょうから、誰にでもこのような「ハマる対象」というのがあるはずで、子育ての中でそのような対象を見つけてあげるのも親の役目なのかなと感じます。ではまた。