レビュー

【腕時計】BERING Northern Litghts 2014

気に入って4年ほど使っている腕時計がある。

2010年にデンマークで誕生したBERING(ベーリング)の1本。

ミニマルなフォルムとマテリアルが融合した美しい北欧デザイン。

価格もこなれていてカジュアルにもフォーマルにもある程度使える。

2012年に日本に上陸したBERINGは、2013年から年に1回、”Northern Lights(ノーザンライツ)”という数量限定のイヤーズコレクションを発表している。

そもそもBERINGは北極の雄大な自然をブランドコンセプトのルーツとしていて、”Northern Lights”はそのアイデンティティーを表現した形で毎年異なるアプローチでデザインされたコレクションだ。

私が持っているのはその2014年モデル。

ブルーのハイセラミックベゼルに、ホワイトのダイヤルとスカイブルーのインナーサークル。腕時計の世界も年々技術革新が起きていて、様々なカラーのマテリアルが採用されつつある。BERINGはハイセラミック素材にこだわっていて、これは当時そこまでメジャーではなかったブルーをアクセントにした1本だ。涼し気な印象で心地よい。

時計のスペック的な所はそこそこにしつつ、これを特に気に入っているのは理由がある。

当時手がけた横浜でのある期間限定ショップ。そのイベント期間中に記念に買った一本だからだ。

手に入れた日に撮影してた写真(2014.7.14)

 

コンセプトやイベント名を含めた企画プランニングを手がけて全国コンペで予算を獲得した案件だった。自分が考えて考えてやっと実現したものが、岩手から遠く離れた横浜の会場に大きな懸垂幕や店舗・ステージと共に目の前に現れたとき、一人感慨深い思いで静かにその光景を見ていた記憶がある。

業界に慣れていくと大きな仕事をしてもこなすことが中心になっていくのかもしれないが、この気持ちを忘れたくないなと思って会場周辺の店を期間中に見て歩いていて、そこで見つけたのがこの”Nothern Lights 2014″だった。

イヤーズコレクションだから年も忘れないし、限定500本でシリアルナンバー付きだから同じものを持っている人も限られるし、記念としてはベスト。しかもデザインも気に入った。

それ以来いくつか他にも買ったけれど(SEIKOも好き)、結局これを身に付けている日が一番多い。

値段じゃないんだよね。こういうのって。

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