予定日を来月にひかえて、最近両家の実家に行ってご飯食べたりしながら色々と話す機会が増えてきています。そんな中でうちの夫婦の働き方についてちょっと考えることがあったのでメモ的に。
目次
出産を控えて産休・育休について考える。
今日は嫁さんの妊婦健診で病院。予定日まで40日をきりました。エコー楽しみ。
— Neji@ふるさとで生きていく。 (@neji1983) January 4, 2019
今日はうちの実家で産休以降の相談。うちに続いて3月予定日の弟夫婦が県外から帰ってきてうちの実家に同居することになりそうなので、協力体制などについて事前に調整しておこうという感じ。
— Neji@ふるさとで生きていく。 (@neji1983) January 5, 2019
今日も嫁さんの健康診断の後に一旦家で休んでからうちの実家へ。兄弟夫婦でほぼ同時に出産をむかえ(しかもどちらも初産)、弟夫婦はうちの実家に出戻りで同居する可能性が出てきたという少し特殊な状況なので色々と事前に情報共有したり。
そんな中で出産後の育休の話になりまして。
うちは夫婦共働きで、出産後も育休があけたら嫁さんもできるだけ早く仕事に復帰したいという意向なんですね。私は個人事業主でフリーランス的な働き方をしているので比較的自由に決められるものの、比較的早期に保育園に預けることも検討しています。
個人的には子どもが小さいときにはできるだけ一緒にいて成長をみたいなという気持ちもあって、1年くらいは本業控えながら専業主夫的な生き方をするのもありかなとは考えています。
ただし、会社勤めと違ってこの自由度はメリットであるものの、フリーランスという働き方のデメリットもあるものです。
フリーランスには「育休手当」というものがない。
一応、2019年時点での制度について簡単にまとめると下記のようになります。
産休・育休制度の簡単な概要
会社員であれば女性なら「産休(産前6週間&産後8週間)」期間は「健康保険」から「出産手当金」が出ます。これは欠勤1日につき賃金の2/3相当の金額です。
産後8週間を過ぎると「育休」に移行して、こちらは「雇用保険」から「育児休業給付金」が出ます。給付開始から6ヶ月目(180日目)までは月給の67%、それ以降は原則としては子どもが1歳になるまで月給の50%が支払われます。また、子どもが保育園に入れない場合に限って例外的に「最長2歳まで延長可能」というのが今の制度です。
※上記の手当・給付金は会社から給与が支払われないで収入が無くなる場合で、会社独自の規定などで給与が支払われる場合にはこの限りではありません。
男性の場合の育休と給付
男性は「産休」というものはないので、産後に「育休」を取ることが選択肢として出てきます。育児休業給付金については女性と同じで男性も条件が合えば給付されます。
とはいえ会社によって「育休を取りにくい」という問題はまだまだありますよね。また「育休を取った結果、復帰後に給与を下げられたり左遷されられたりした」とかいう事例をたまに聞いたりします。家庭を守るための稼ぎは必要ですから、収入が減るよりは仕事中心の選択をするという人も多いのではないでしょうか。
フリーランスで子どもを持つ場合の問題
そこで注意が必要なのは、上記の給付制度は「会社員」であるという前提だということです。
フリーランスの場合は「育児休業制度」みたいなものもありませんし、「給付金」もありません。それらは「健康保険」「雇用保険」の制度によるものですし、そもそも「賃金の◯%を支給」というものですから定額賃金で働いているわけではないフリーランスには考え方としても当てはまりません。
そうすると、フリーランスで子どもを持って産休・育休を取る場合、その期間は収入が一切ないということになります。
また、半年や1年という期間を休んだ場合に、それまでの仕事のポジションが誰か他のフリーランスに移行して復帰後に同じ仕事は受けられなくなるという可能性も少なくありません。
独り身だったりDINKsだったり結婚しても子どもを持つ前であればフリーランスという働き方も自由でメリットも多いのですけれど、このような社会的な保障を受けられる範囲が会社員と比べると少ないということについては一応注意が必要です。このあたりはしっかりと調べて理解した上で、会社勤めなのかフリーランスなのかという働き方の選択をした方が良いですね。
フリーランスで育休的な時期を設ける場合には蓄えも必要
ということで、私の場合は2019年は働き方と育児について自分自身のこととして考える年と位置付けています。そして給付金がない分、事前にその分の蓄えをしておく必要があるなと思って2018年は準備を進めてきました。
夫婦共働きとは言っても、男親がフリーランスである場合って結構大変なことが多いと思います(個人的にはそれほど大変とは認識していなかったりしますけれど)。
会社勤めってこのあたりはメリット多いですよね。脱社畜というようなことを叫ぶ風潮もネット上ではたまにみかけますが、会社員も経験した上で独立した経験からすると、会社員=社畜では決してありません。見かけの給与だけではわかりにくい給付制度や福利厚生なども含めて「可処分所得」「可処分時間」を考えないとならないわけです。
個人的には今の働き方が性に合っているので会社員に戻るという選択肢はなくて、フリーランスという働き方でこのまま行くかどうか(法人化するか)についても考えているところではありますが、子育てについては模索しつつこのブログでも報告・共有していければと思います。
まとめ
産前・産後の働き方と家庭の考え方について、様々なことを試していく必要がありますね。少なくとも自分のまわりには同じ様な状況とか働き方をしながら子育てもしている事例がないので、良いも悪いもやってみなければわかりませんが楽しみです。
自由な働き方を選べる時代になりつつも、その選択をした場合の暮らしを維持する制度はまだまだ整っていませんので、自分自身で準備をしながら生活をデザインしていかないとならないというわけで。最適解がどこにあるのか探していきたいと思います。