ゆる読書

通り過ぎた時代の再評価が基本的に好きなタイプのやつ〜死ぬこと以外かすり傷〜

この感覚わかりますでしょうか。

オンタイムで楽しむものと、しばらく立ってから振り返りながらレトロ感を楽しむものってあると思うんです。アンティークまではいかず、懐古主義ともちょっと違うものです。

例えば新書やビジネス書籍はライブ感で読んでいく方が面白い。時代を切り取っていますからね。そこに浸りつつ自分の感覚との整合性や、考えの整理をしながら楽しむタイプです。

記事書いている時点だと箕輪厚介さんの「死ぬこと以外かすり傷」。

ネット上では議論が飛び交っているようですが、個人的にはとても満足。熱い内容で読むことができました。今の時代のあるシーンを見ている20〜40代くらいまでの層にはかなり響くのではないでしょうか。

特に「働く」ということを自分のものとして悩みながら捉えようとしている世代、シンボリックな旗印が見えず不安になりがちだったり、自分の信じていることを続けながらもどこか「それでいいのか」「誰か背中を押してくれないか」とモヤモヤしていた読者にとっては非常に真っ直ぐに刺さる内容だろうと思います。

シンプルに勇気がでるというか、モチベーションがあがるというか。ライブ感あって2-3時間で読める良書です。このタイプの本は新鮮なうちに消化していくのがベストなので、食わず嫌いしている方もみんながワーワー言っているうちに読んでその次代感に浸った方が良いですよ。いずれ振り返ったときに時代を走った若者たちの手元にあった本の1冊になることは間違いないと思います。

映画とかもそうです。同様に「カメラを止めるな!」のような。ただし映画とかは時代を超えるので、映画の内容に上乗せして世の中の盛り上がりを楽しむといった感じですね。

その一方で、少しブームが過ぎたものを敢えて見直してみるのが表題。特にブームの真っ只中では個人的にその波に乗らなかったものがあとから魅力的に見えてくるというのが結構あります。書籍や映画などの文化的なものは普遍性もあるので抜きにしますが、例えば車やカメラやガジェット系の使えるものです。

アンティークレベルの骨董品趣味ではなく、数年〜10年程度前の一昔前のもの。デジカメ、トイカメラ、トイデジあたりは趣味として手に入れやすく始めやすい。車もクラシックカーでなく一昔前の大衆車であればまだ選べます。

ちなみに2年前に仕事で使うために購入した車のオーディオはMDで、押し入れの奥から学生時代に録りためたディスクを引っ張り出して聴いています。今でもちゃんと読み込むんですよね。Sonyの白いディスク(ちょっと高いシリーズのやつ)だけは何故かべとついていましたが。

時代を改めてトレースする感覚というんでしょうか。しかも「当時は持っていなかったもの」に対しての楽しさ。別に「欲しかったもの」ではないんですよ。必ずしも。歳や立場が変わって、かつては楽しめなかったものに感覚が追いついたのかもしれません。

何かネーミング付ければコンテンツ化できそうだなと思ったり。ネオレトロとか。

 

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