GR III

【GRIII】庭のツツジは毎年いくつかキメラの花が咲く変わりもの。

GRIII ツツジのキメラ

見頃の時期は過ぎてもう花は落ちてしまったのですけれど、今年も庭のツツジがきれいに咲きました。

そういえばと庭見ながら写真を撮っておいたのがキメラになっているツツジの花。

冒頭の写真のように、毎年いくつかこのような「花自体が2色に分かれている」花が咲くんですよ。面白いですよねこれ。

梅などで紅白の花を咲かせる「源平咲き」なんて言い方は聞くこともあります。基本的には突然変異でそのように2色咲きになるのでしょうけれど、接ぎ木して紅白の花が咲くようにする技術もあるようで。

ただ源平咲きの場合は「1本の木に紅白の花を咲かせる」という意味合いだと思うので、このツツジのように「1つの花が2色になる」というのは少し珍しいのかもしれません。

遺伝子のオンオフの関係でそうなるんだろうなぁとは何となく想像できるものの、実際に目の前でじっくり見てみると不思議なものです。

分かれ目がはっきりしていると肉眼でもCGっぽいというか作り物のように見えるんですよ。

左右で雌雄が異なるクワガタムシだとか、左右で模様がはっきりと二分されている猫なんかはネット上でも見ることがありますが、花の場合は完全な左右で分かれるということでもないのだなぁと。

GRIII ツツジのキメラ

さて、もう少し探してみると、冒頭の写真の株とは別の株にもキメラになっている花が。

こちらの株は毎年この写真のように「線を引いたように赤が入る」というキメラになります。模様の分かれ方は株の遺伝子によってほぼ固定されているのかもしれません。

比較して見るとわかるんですが、冒頭のキメラは「しべ」も紅白2色なんですよね。

つまり花がついている元の方から既に色が分かれているということで。

対してこちらは「しべ」は白1色。

キメラの度合いでいうと冒頭の花の方が強いということなのでしょう。

GRIII ツツジのキメラ

同じ株の別の花。

こちらも線が入っていたり、模様のようにところどころ赤が入っている感じです。

ただよくよく見てみると「しべ」も1本だけわずかにピンクっぽいようで。これ後で写真を見返してから気付いたので、もっとアップで記録残しておけば良かったなと今更思います。

来年咲いたら細かいところまで撮影しておくようにしたいですね。

ツツジの花のどの部分がどのように変化するのかは遺伝子によるのだとは思いますが、その度合いにも幅があるわけですから仕組みをもっとちゃんと知りたいところ。

ちなみに今回の写真はGRIIIでぱぱっと撮影していたんですが、ついついF2.8で撮影してしまっていて被写界深度浅すぎだとPCに取り込んでから気づきました。

花全体にピント合わせるならF値もっと大きくしなきゃならないんですけれどね。反省。

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