GR

GR Digital III をマクロ×モノクロ専用機として活かし続けるという選択。

   GR III の開発発表でGRシリーズは新たなステージへ

待望のGR IIIはスペック表を見るだけでも楽しい。

2018年9月25日、RICOHのGRシリーズの最新機種となるGR IIIが開発中であることが発表されました。発売予定は2019年春。少し時間は空きますが、一度は開発中止となったはずのGRシリーズの復活は非常に楽しみです。

GR IIとのスペック比較などについては簡易的ですが下記の記事を見てみてください。
※上のツイート内リンクと同じ記事です。

RICOH GR III発売決定! GRIIとのスペック簡易比較表付き GR III 開発! 2019年春発売予定! ついに来ましたね! GRIIIのニュース!どれだけ待ち望んだことでしょう。買...

基本的なスペックアップに加えて手ぶれ補正やセンサーゴミのクリーニング機能など、待望の機能まで追加されるにもかかわらず、本体サイズはGR IIよりも小さくなります。内蔵フラッシュは廃止となるのでおそらくコンマミリ単位での調整で機能をぎっしり詰め込む形なのでしょう。

先に言っておくと、GR III 買います。

宣言しておくとGR IIIは必ず買います。予約します。今私の手元にはGRD IIIとGRがありましてGRは現役です。GRD IIIはたまにメンテしますが上位互換であるGRと一緒に持ち歩くことがほぼないので最近はあまり使わないかなという感じ。この点については後述します。

普遍性を持つGRシリーズだからこその苦悩。

公式が「ボロボロになるまで使い込んでほしい」と言う

GR IIIについて、RICOH GRの公式Twitterアカウントが公式コミュニティサイトの記事を引用していました。そこにはこんな一文があります。

GRは「新製品だからというだけで買い換えなくてもいい、ボロボロになるまで使い込んで欲しい」と本気で思ってきましたし、それは今も変わりません。

これ読んで泣けるなぁと。公式でのコメントですよ。商売どうこうよりもモノづくりに命をかけてきた開発陣の熱い想いが垣間見えます。

歴史を辿ればR1から始まったRICOHのコンパクトカメラへのたゆまぬ挑戦。GRはコンセプトからデザインからある意味で普遍性のある機種だと感じます。

2019年現在でさえそのR1からGR IIまでの全ての機種が中古市場でも一定の人気と価格を保ち続けているのは、シリーズの根底に流れる魂のようなものが生き続けているということでしょう。

R1から始まった系譜の一つの到達点-Ricoh GR-Ricoh GR。2013年発売の機種だが5年経った今でも私の中ではベストのカメラだ。ちなみに作例どうこうという記事ではなく道具としてG...

ユーザーが使い続けることと商売のジレンマ

ただユーザーの立場に立って言い換えれば「買い換えなくてもいい」「新製品を買わなくても中古品でも楽しめる」ということにつながるわけです。

もしかすると何十年経っても使い続けることができる。すると新しい商品はそれら過去全ての機種と比較されて「まだ買い替え時ではない」という答えになってしまうかもしれない。

結果として新機種の売れ行きが芳しく無ければ、メーカーとしての開発予算も削られ、最終的には事業からの撤退ということにもなりかねない。実際のところGRからGR IIの流れの中で市場の反応は鈍く、GRの歴史は一旦は幕をおろしました。

このGRの開発精神と商売との間のジレンマはGR IIIにも当然の如く想定されますが、先程の一文の後にはこのようなメッセージが続けられています。

でも、この新しいGRは、これまでのGRを使ってくださっている全ての方に、そして興味はあったけど手にするまでには至らなかった方々に、自信を持って薦められるものになるはず。

「なるはず」というあたりが言い切ってくれてもいいのに!という気もしますがGRらしいとも言えますでしょうか。いずれ開発チームの思いがここでも伝わってくるように感じられます。

私の手元のGRD III、GRはまだまだ使えますが、GR IIIは1ユーザーとしてのRICOHへの応援の意味も込めて買います。もちろん単純に「欲しい」のが第一ですけれど。

GR、GRD IIIの活かし方を考える

GRとGR IIIは完全上位互換なので買い換えになる可能性も

ここからはGR IIIを買った場合に手元の旧機種GRD III、GRはどうしようかということを考えます。

併用するか、コレクションとして手元に置くか、売って買い換えとするか。

GRDシリーズの他の機種を持っている方もいるかもしれませんが、あくまで私が使っていて経験的にわかるものの比較としてGRD IIIとGRのみを扱いますことをご了承ください。

まずGRについては、GR IIIが完全上位互換となる見込みなので「どちらかのみ使う」「併用は基本的にしない」という可能性が高そうです。

もしかしたらGRをサブ機・予備機として手元に置いておくかもしれませんが、おそらく私はGR IIIとDP2 MerrillにFZ1000 or ミラーレス機(Sony、Panasonic、SIGMAのいずれか)の組み合わせでシステムを組みます。あと追加でデジハリ・トイデジかR1かT2のフィルムカメラ。そしてミラーレス機ならフルサイズよりもAPS-Cのα6500かその後継機(本当に出るのか?)でEマウントをメインにするかなぁと。

というのもカメラバッグとしてPeak DesignのEVERYDAY SLINGの5Lと10Lを使っていまして、これにできる限り収めつつある程度身軽に動きたいんですよね。
※EVERYDAY SLINGの使い勝手についても別記事で紹介したいので後ほど。

いずれにせよ、組み合わせの中でGR IIIを入れた上にGRをサブとして持ち歩くことはおそらくしないだろうなぁということです。予備としてしまっておくか予算捻出のために買い換えとするかどうか。

GRD IIIはマクロだけでも棲み分けができる。

さて、一方のGRD IIIは意外と使い道があるんですよね。それは「マクロ」です。

 

GRのマクロ最短が10cm、GR IIIは6cmとのこと。

 

これがGRD IIIはマクロ最短「1cm」です。例えば次の作例。

 

上下カットして16:9にトリミングはしていますが、左右はそのままなので拡大はしていません。結構イケると思いません?

 

※細かい設定は記載しませんのでご了承ください。

 

モノクロの粒状感なら低い画素数もさほど気にならない。

しかも先程の作例、モノクロにしているところがキモです。

 

カラーだとどうしてもセンサーサイズの差が出てくるものですが、ノイズをそれなりの粒状感として楽しめるならばそのままでも構いません。GRD IIIはカッチリと解像はしませんがフィルムっぽい空気感は出せます。

 

それがモノクロになるとほぼ気にならなくなります(一応「個人的には」と言っておきます)。ノイズ感は完全に粒状感になりますので味として楽しめます。

 
 

これもJPG撮って出しで上下トリミングの16:9にしたものです。レンズの歪みをソフトで補正していないので違和感があるかもしれませんが、コンクリートの質感自体は悪くないかなと。

 

次は本体設定で1:1にして事後トリミングなしのJPG撮って出しです。ピントをずらして柔らかなイメージにしてみたところで、ボケ感やにじみ感も自然で良い感じです。

 

尚、この記事のアイキャッチ画像もGRD IIIでモノクロ撮影したものです。

 

GRD III はスタンスを絞れば散歩の友になりそう。

こうやって見ると、GRD IIIくらいだとモノクロ&マクロ専用機として使い倒すのはまだまだ可能だなと感じます。もちろんカラーでも(CCDですし)それなりの味はありますが、これはGRにはどうしてもかなわないところ。

 

ちなみにGRとGRD III(さらにDP2 Merrill)はバッテリーが共用できるので、組み合わせとしては相性いいんですよね。このあたりもGRシリーズをボロボロになるまで使い倒してほしいという開発チームの意向なのでしょう。GR IIIはおそらく新しい大容量バッテリーにしてくるでしょうから共用できないと思いますけれど。

 
 

GRD IIIもGRも、GR IIIが出るまでにとにかく使い倒すことが第一に思えてきました。使い分けとしては、GDR IIIはモノクロ×マクロ専用機、GRはスナップシューターとして。

GRDシリーズをまだ使っている方がどれだけいるかわかりませんが、たまにメンテ兼ねてバッテリー入れてみてはいかがでしょうか。また、GRシリーズに興味があってもまだ手にしたことがない方は、GR IIIまでの事前練習として値段のこなれているGRDシリーズを取り敢えず手にしてみるのもありだと思います。楽しいですよ。

別の機会にGR関連の本も紹介しようと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

ではでは。

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