サイト運営

ブログ雑記から派生して、地方中小企業のサイトvs個人ブログについて考える。

たまには何も考えずに何でもないこと書きたくなるこの感じ。結果どういう方向になるかわかりませんがつらつらと書いてみます(書き上がった記事から振り返って最後にタイトル付けてます)。

ブログについて雑記

2ヶ月前からこのブログサイト始めて、ちゃんと運営することで昨今のブログ界隈の事情やら広告システムやらを肌感覚で学んでみようと毎日更新でやってます。本来は個人事業主の名刺にも記載するようなポートフォリオ中心のサイトっぽくしようかなとも考えていたものの、始めてみると記事書くのも楽しいので完全にブログになってますね。記事の中で「ブログサイト」って言いたくなるのはこの名残りです。気分的なもの。

今のところ110記事くらい書いてみてますが、10年以上前の学生時にやっていた普通のブログとは感覚違うなぁと事あるごとに再認識。これはひとつひとつの記事にテーマ性持たせたり、ちゃんとした「記事」として考えて書いていたりするからかなと。かつての一般的な「ブログ」ってWEB日記でしたよね。とりとめもないこと書いたり、愚痴書いたり、好きなもの紹介したり。

20年以上前のインターネット黎明期からアフィリエイトのシステムはありましたけれど、今ほど「それで稼ぐ!」みたいな風潮はそれほど強くないものでした。それはスマホがまだ発明され普及する前だったからかもしれません。ネットは基本的にはパソコンで見るものでしたから、家にパソコンがあることが大前提。大学生くらいになると必要になるので買うわけですが、それ以前は持っている家も結構限られていたようにも思います。

私の場合は小学生の頃に親がデザイン事務所を経営していたので、自宅にもMac(マッキントッシュ)とネット環境が一応ありました。画像一つ開くにも上から少しずつ表示されるような時代です。自分でパソコンを持ったのは大学に入ってから。最初のパソコンはSonyのVAIOのデスクトップ機でした。このあたりに個人HPやブログを始めて、色々と経験的に学びました。当時もアフィ的なの試しにやってみた記憶がありますが、HPにクリック単価のバナーを貼る程度だったように思います。1クリック1円みたいなね。

HPとブログは全く違うイメージで、HPはコンテンツ、ブログは日記。と言いながらHPの中にも日記コンテンツとか入れてた人も多かったですよね。いずれブログに書くのは日常のなんでもないネタだったりしたわけです。当然ながらブログでもちゃんとコンテンツと記事を作り上げていた方々もいますが、どちらかというとそれは専門家的な立ち位置の方々でした。

企業サイト vs 個人ブログ についての考察

今は一般層でも検索対策してしっかりと記事をコンテンツ化してくるのが大きな違いです。検索結果の上位に個人ブログが上がってくることも少なくありません。こう考えると、企業HPなどのSEO対策もしっかりと最新のノウハウを入れ込まないと勝ち上がれないだろうなと感じます。ちょっとした企業戦略チームよりも毎日更新している個人ブログの方が最新のキーワード検索対策のデータ持っていたりしますからね。驚異ですよ。

しかも、企業サイトの構築は数百万円以上のオーダーになることも珍しくありません。感覚的には簡易的なサイトで最低でも60万くらいからでしょうか。Wordpressで作れば15万程度からのパックで対応しているところもありますが、いずれ相応の金額がかかります。制作の現場とか経営的なことを知っているとこれらが決して高いものではないことがわかるのですが、サイト構築に加えて検索対策となると更に別オーダーとなります。

またサイトPRのための広告費についても考えなければなりません。例えばGoogle広告に広告会社経由で出すとしたら、大手広告会社だと年間1,000万以上の予算がないと受けてくれなかったりしますよね。これは手数料が仮に15〜20%としても年間150〜200万の利益で、750〜800万はGoogleに支払われるものですから、広告会社の手数料としてはまぁ妥当な線です。これが年間100万予算だと15〜20万の利益にしかならないので、大手だとなかなか経営として割が合わないということです。こうなると地方の中小企業では自分たちでノウハウ積みながら直接出稿していくのが現実的だったりします。

とすると、ここでライバルとなるのが個人ブログかもしれないですね。中小企業の場合、企業サイトとかブログとかSNSの運営に専任の担当が就くことがそれほど多くはありません。組織としてそれだけに人をあてられる余裕がないからです。結果として、社内で比較的パソコンやネットに詳しい誰かが自分の職務の合間に対応することになります。こうなると更新頻度が落ちるんですよ。下手すると最新情報が2年前とかありますからね。だったら最新情報載せないほうが良いのでは?とか、SNSのウィジェット設置してスマホからでも良いから更新頻度上げようとか、そんな議論になります。

しかし、自分でブログサイト運営してみてわかるのは、個人ブログレベルでも「本気で」運営している人たちが相当な数いて、それこそ毎日数記事を上げていたり、最新のデータから検索対策に取り組んだりしているということです。ピンポイントで社名や商品を検索してくるのであればある程度は対抗できるかもしれませんが、例えば地方団体のECサイトだとかを考えると片手間ではかなり厳しい戦いになっている現状って実は結構あるのではないのかなと想像します。アフィ系ブログと公式サイトは性質的には違いますが、検索主体の行動を取るユーザーに対するアプローチとしては平等です。

まとめ

何となくブログのことから始めて、中小企業サイトと個人ブログのライバル関係について着地しましたね。こう考えると、SNSも含めて本気でサイト運営するのであれば、地方の中小企業でも個人ブログレベルの努力が必要だということです。何か一般的な感覚としては逆な気もしますが。サイト自体に費用をかけて素敵なデザインのものを構築することもブランド戦略としては大切。それに加えて、検索対策であったり「情報の鮮度と質」という意味でのSNSやブログ記事というコンテンツを充実させ続けることも今後より重要になってきそうです。

補足としては、アフィ系ブログは「広告メディア」の一つと捉えられますから、自社ブランディングのためのサイトとは段階が異なります。自社ブランディングは広告主としての立場、その広告主からの出稿としてワンクッション置いてCMするのがアフィ系ブログ。それでも、ユーザーの検索行動から見た場合に横並びに評価される可能性もある(Googleがブラックボックスだとしても)ということで対策は必要です。

特に地方中小企業のウェブ対策はまだまだ改善の余地がありますから、経営改善にも繋がる可能性があるのであれば取り組んでいきたいものですね。

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