写真

雨上がりとクモの糸〜半径10mでフォトジェニックな被写体を探して〜

戸建てと趣味カメラは相性が良いのです

今回は趣味の写真についてのちょっとした雑記。

個人的には戸建で庭付きが写真趣味に最適という結論

世の中には戸建派と賃貸派って議論がありまして、特に人口が減り続けていく日本の昨今では若い世代を中心に「自由に住み替えもできる賃貸が良い」という風潮もあるようで。この記事を読んでいただいているあなたはどちらが好みでしょうか。私は個人的には戸建派です。今住んでいるのが少し古い家で維持管理は結構大変なのですが、写真を趣味にしていると戸建で庭付きだと自由度が高くて楽しいんですよ。

というのも、庭さえあれば被写体はいくらでも探すことができるからです。木々や草花、苔や石。地方の郊外に住んでいることもあって、庭先や家のまわりには様々な動物や鳥も棲み着いています。

自宅の庭先に来る鳥や動物たちは格好の被写体

よく家の裏を散歩しているのがキジ。季節にもよりますが親子で歩いているのはとてもかわいいものです。子キジはたまに庭まで入ってくることもあります。ただキジってほぼ夜明けとともに鳴く&翼をバタバタさせるので、朝方に家の裏が散歩ルートに入っているタイミングだと起こされますが。あと地震の時も鳴きますね。結構人馴れしているのかすぐには逃げないので、遠目に撮影した写真は何枚かありますが作品というより記録レベル。

庭先ではあまり見かけないけれど家の周りでよくみるのがタヌキやキツネ。特にキツネは数年前に見たのとおそらく同じやつがずっと棲み着いていますね。少し痩せ気味で特徴あるやつなんです。タヌキは大きいのと小さいのを見るので親子で棲んでいるのでしょう。基本的に通勤の運転中に遭遇するので写真撮れてないです。庭で待っていればいつか会えるかも。

今年はじめて庭で見たのがリス。くるみの殻を手にひょこっと顔出して庭を横切っていきました。玄関出てすぐの木の真下の地面によくひまわりの種が落ちていて不思議だったのですが、もしかしたらこのリスが犯人かもしれません。写真撮りたかったのですが気付いてすぐに走って行ってしまったので間に合わず、いつか写真におさめたいなという被写体です。

小さな野鳥だとスズメ、ウグイス、ヒヨドリあたりはよく見ます。カラスはたまに変な鳴き方するやつが1羽だけ来るけれど置いといて。この辺りの動物や野鳥は縁側に座って庭を眺めながら、見つけたらFZ1000の望遠でさっと撮るのがちょうど良いんです。驚かせないようにね。1インチセンサーで今のフルサイズ流行りからすると画質はちょっと控えめなのですが、FZ1000の軽さと望遠は庭撮りに最適なのでずっと手元に置いています。

さらに虫や苔も好きだとマクロも楽しい。苔の森を探検するアリなんかはずっと見ていても飽きないんですよね。自分は小さい頃からアリの行列をずっと見ている子どもだったそうですが、年取っても変わらないものです。マクロ用にはGRやGRD III。前回記事でDP2 Merrillのクローズアップレンズ&トリミングでもマクロ撮影の遊びが捗ることがわかったので、小さな世界の作品化についてはこれからもっと試していきます。季節的には冬に入ると難しいですが。

ふと思い立ってカメラマンできる被写体との距離感

なんてことを挙げていくときりがないのですが、ここまで全部、ざっくり半径10メートルの敷地内での話。お隣さんもいるので庭先でカメラ持ってパシャパシャしていると不審人物に見られるかもしれませんが、自分の家なのでまぁ良いでしょう。これが特に田舎の戸建の良いところですね。ある程度市街地に近くても自然が多くて閑静な住宅街も多いですし、写真趣味にしていると敷地内でも楽しめる。

もちろん、カメラ持って出かけたり旅行したりしながら撮影して歩くこともあります。これはあくまで「ふと」思い立った時に身近に自然の被写体を探して楽しめるということ。

特に雨上がりなんかは楽しいです。水玉ってそれだけでフォトジェニックですよね。庭木に張っているクモの巣なんかは非常に興味深くて、雨水をきれいに水玉として捉えて離さない。これって普通の糸だとそうはいかない。クモの糸特有の軽さと細さと強度によるものなのか不思議なものです。冒頭の写真は雨上がりのクモの巣に広がった水玉です。まるで浮いているようですよね。

こんな小さな不思議な発見が季節とともに現れたり消えたりしているのが全然飽きないわけです。フリーの働き方をしていると家で仕事していることも多いので、煮詰まったらカメラ片手に庭に出てリフレッシュ。写真趣味にしている方なら安めの中古住宅でも良いからちょっとした庭付き一戸建に住むのも楽しいものですよ。窓から見える夜景みたいなのはないですけれど。ではでは。

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