デジタルカメラ

デジタルで写真を残せる時代。過去のアーカイブからたまには古い写真を引っ張り出してみるのも悪くない。

写真の整理にはMacの写真アプリ&icloudを使っています。

データベースは15年前から。

iPhone自体は2012年から使っているのですが、それ以前の写真データもまとめて管理しているので、Exifの日時で一番古い写真は2003年9月16日(更に古いフィルム写真をスキャンしたものを除く)です。この記事の一番上に出ているアイキャッチの写真がその日に撮影した中の1枚。

カメラはPanasonicのDMC-F1。大学のバイトで自分で初めて買ったデジカメです。当時はまだデジカメ(特に個人向けのコンデジ)の黎明期で、カメラの形も含めて各社模索が続いていた時代でした。F1は横長の直方体。レンズは正面から見ると右側に寄っているデザインです。

※Panasonicのサイトに製品情報がまだ載っていましたので参考まで。
デジタルカメラ DMC-F1

スライド式のスイッチが電源オンオフ&レンズカバー開閉と連動していて、「シャキン!」と鳴る感じがメカ感あって好きでした(このメカ感って最近のデジカメに足りないファクターだと思う)。

320万画素でも悪くない。

さて、改めて写真を見てみてください。当時住んでいたまちの近くで撮った夕方の岩手山です。アイキャッチ用に16:9にトリミングしてクレジット入れてサイズ調整していますが色味などは無加工です。

高感度撮影に強いわけもなく、確かに粗いんですが、程よいノイズ感が心地良いです。記憶に近いノスタルジックなイメージがうまく残っているなぁと。今で言えばトイデジでももっと画素数あるんじゃないかというところですけれど。

Panasonicのデジカメはデータを拡大すると少し絵の具で塗ったようなボケ感があって(今でもその傾向があり)好き嫌いが分かれる所ですが、個人的には今でもF1の写真はノイズ感含めて気に入っているものが多いです。

ちなみに、我々の世代だとデジタル写真を撮るデバイスはPHS・携帯で初めて触れる人が多かったはず。PHS・携帯にカメラ機能がついたのが20世紀末あたりで、「写メール」という言葉が生まれたのが21世紀に入ってすぐあたりだったので、F1を買った2003年当時も「デジカメはまだまだ実用的ではない」というのが一般的な認識だったように思います。

当時の何かの雑誌で「デジカメは写真が粗いけれど、その雰囲気を使ってプロが記憶色を表現する」みたいな意味合いの特集が組まれていたような記憶もあります。プロ機材でさえもフィルムカメラからデジタルに移行したのはここ10年くらいでしょうか。というかF1の頃はCanon、Nikonなどのカメラメーカー以外のいわゆる「家電メーカー」がデジカメに参入してきたばかりの時代でもあって、それから15年で勢力図が変わっていくなんて想像していませんでしたよね。

スペックではなく味付けを楽しむ。

トイデジの楽しみ方ともつながるのですが、画素数などのスペックを一旦置いておき、デザインでも色味でもどこか好きになったカメラで取り敢えず外に出てみるのも大切なことです。仕事でも趣味でもそうですが、いろいろ考える前に一歩踏み出して少しでも多く経験を積むこと。

SNS全盛の今、スマートフォンで撮る写真は身近過ぎてあまり意識しないレベルになっているかもしれません。そんな中、これから改めてカメラを趣味で始めたい方は機種に悩んだらどれでも良いから買って、散歩でもしながらまず100枚くらい撮ってみましょう。

そしたら1枚ずつ見返して、自分の感覚で良いものとイマイチなものを選んでみて、その理由がどこにあるのかを考えてみる。何となくわかってもわからなくても、また100枚撮りに行ってみる。この繰り返しです。

F1で撮った写真は2005年7月9日まで約2年分の3,380枚がデータベースに入っています。残っている枚数はあまり多くない気もしますが、これは今のようにSDカードの容量も1度の充電で撮れる枚数もそれほど多くはなかったことも理由かもしれません。

手軽にオートで手ぶれ補正も効いてある程度の写真が普通に撮れる今と違って、1枚1枚をしっかり撮る姿勢は当時の方がまだあったかもしれませんね。その感覚はSIGMAのDP2 Merrill(コンパクトな画素数番長)ではっきりと思い出しましたが。

今でもたまに旅先で古い写真を見返して、この雰囲気を出したいなぁと考えたりしながらシャッターを切る私でした。

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