デジタルカメラ

動物の表情を撮る。その楽しみとカメラ機材について。

FZ1000

動物を撮るのが好きです。

自然の中でも、動物園や水族館でも。

鳥たちが会話しているという驚き

もう20年以上も前のことだったかもしれませんが、鳥のさえずりを録音してスローで聴いてみたら言語に近いフレーズのパターンが発見されたという記事を目にしてワクワクした記憶があります。

自分の中に流れている時間と、自分以外の世界の動物や虫たちの中に流れている時間が違うのかもしれないと考えると不思議ですよね。人間の耳では聞き取れないくらいの速さのさえずりが言葉のようなものとして鳥たちの中では通じている可能性が高いわけです。それは聞き取れるスピードとしては同じような感覚なのか、もしくは我々がスローで聞くようなイメージで認知されているのか。わかりようのないことですけれど。

今では鳥の言葉というのはもしかしたら常識的なものになっているのかもしれませんが(どうなんでしょう?)、世界中の生き物たちが「鳴く」ではなく「話している」ということを知った衝撃は大きかったわけです。しかも人間の耳では気付かないスピードだったということは、他にもスローにしたり早送りすることで見えてくる「何か」がまだまだ隠れているのかもしれないと子ども心に想像を膨らませていました。

彼ら彼女らが何を考えて生きているのかはわからないけれど、我々が想像するよりもずっと豊かな感性の中に生きているのだと考えると楽しいですよね。

カメラの前で、犬だって笑うし、猫だって拗ねる。

カメラを続けているいくつかの理由のひとつがこの「動物たちの感情」を捉えてみたいなという動機です。犬や猫と暮らしたことがある方はわかると思うのですが、喜んでいるときは確かに笑っていて、いたずらがバレたときは確かに拗ねていることがわかりますよね(と言いながらこれも私達人間の勝手な想像なのかもしれませんが)。

少し余談になりますが、よく「犬は飼い主に似る」とかって言いますがこれはある程度真実だと思っていまして。骨格がどうとか、飼い主が自分に似ている犬を選ぶとか、そういう話ではなく、「人と犬がお互いに表情を学び合う」ということではないかなと。ミラーリングやミラーニューロンの話ともつながってくるのでここでは割愛しますが、進化を辿れば決して霊長類のみに限られた能力ではないと思うんですよね。

いずれどこか人間臭さを感じるような豊かな動物の表情や仕草を探すのが一つのテーマです。

写真って機材そのものよりも「機会を捉えられる機材」という考え方が優位なのかなと

被写体や写真そのものについても記事にはしていきますが、カメラ機材の話も少しずつしていこうと思います。

基本的なスタンスは、機会(チャンス)を逃さないことが優先です。旅行しながら撮ることが多いこともあって、できるだけ軽いシステムで、じっくり腰を据えてセッティングするよりは偶然出会った瞬間をいかに狙ったように撮れるかを大事にしています。

一眼レフやミラーレスも良いのですが、今のところは結局身軽に動けるセッティングに戻ってきています。2006〜2012年頃は望遠でもコンパクトなPanasonicのFZ50を愛用していて(ズームしてもレンズ伸びないのが最高でした)、2016年からはFZ50の唯一の後継機と個人的は考えているFZ1000を持ち歩くことが多いです。

あとはRicohのGR、SIGMAのDP2 merrillですね。そしてiPhoneも。たまにトイカメラ片手にでかけることもあれば、SonyのNEXにオールドレンズ付けて遊ぶこともあります。ごくたまにRicohのR1やオートハーフなど、フィルムカメラで気分転換することもあります。作例含みで紹介記事書いていこうかなと。

っとここまで書いて、写真のことはおまけ程度で取り上げようかと考えていましたが結構書くことありそうですね。自分で気に入った写真紹介しながらにしようかな。

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まとめ

改めて動物を撮ろうと思って撮る場面って、ペットとしての犬や猫や動物園・水族館などの生き物というある程度「必ず会える」場所にいるものがわかりやすいですよね(ペットや動物園や水族館そのものについての様々な議論もありますが、そこで生きているということ自体は変わらないものなので個人的にはそれに対するオピニオン的なものは基本的には書かないつもりです)。あとは自然の中で生きる動物たちにどうやって会いに行くかということですね。

ちなみに仕事の関係で写真撮ることもあるのですが「the プロ機材」的なシステムは組んでいないので基本的には趣味の範囲で自由に楽しんでいる作品を取り上げていきます。特に動物たちの一瞬はわかりやすくかわいいので共有できたらなと。よろしくお願いいたします。

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