今日は平成の最後の日。朝から1日雨でしたので、午後に30分ほど食料品の買い出しに行った以外は自宅でNHKの退位礼正殿の儀の中継など見ながらゆっくりと過ごしていました。普段はあまりテレビを見ないのですが、特番ニュース中心の番組構成であればたまには良いものですね。
平成という時代の終わりに。
私が生まれたのが昭和58年。昭和から平成に元号が変わった時にはまだ幼稚園児でして、昭和の最後に弟が産まれて「兄」になったばかり。その後に妹も産まれて3人兄妹になったわけですけれど、それがこの平成最後の2〜3月に私と弟が揃って「父親」になったわけで。この30年という時間を改めて感じてしまいますが、今度は新しい時代に向けて夫婦で我が子を育てていくことができるのは幸せなことです。
それにしても「天皇の退位」というのが202年振りということで。今日と明日が時代が変わるくらいの歴史的な2日間であるということはもちろんですが、この歳になって「30年」の感覚を実感すると「歴史の教科書に載っていることも意外と最近だったりするのだな」と思ったりします。
例えば平成は「戦争がない時代」と言われますよね。私は戦後生まれですから戦争というもの自体が遠い歴史のように感じるのですが、それでも終戦から38年後に誕生と考えるとそれほど長い年月ではないのかなと。そもそも私の祖父母は戦争を経験している世代ですし、自分よりも上の世代は皆こういう感覚を持ってきたということなんでしょう。歳を取ってわかることってまだまだあるなぁと。
令和生まれの子どもたちにとっては「昭和生まれ=戦争があった時代の人」という認識になるのかもしれません。我が子にとっても同じで、一応ぎりぎり平成生まれではありますが例えば「東日本大震災は教科書の中でだけ見る歴史」のような感覚になるのかな。たった10年程度でも過去の歴史になっていくわけですから、残すべき記憶を伝えていくということがいかに大切なことであるかを考えさせらせます。
令和という時代に向けて。
今日明日が時代の変わり目になるのはこの日本だけですから、世界的には今日も明日も変わらない時間軸の上で進んでいます。また象徴天皇制という前提からもこの歴史的な「改元」は日本に限定された文化的なイベントと捉えることもできるわけですね。
それでもやはり元号が変わるということは私達の精神性に関わるというか、新しい時代を築いていくモチベーションになるというか。特に202年振りの「天皇の退位」によって世の中も明るい雰囲気を持って次の時代に進んでいくという流れが感じられるのは確かです。
私自身も模索を続けている「ここから先の働き方」について、時代が変わるこのタイミングで具体化していきたいと考えています。現在ほぼ育休生活に入っている関係でビジネスのことについては優先順位を低くしていたものですから。継続して法人化も検討中ですが、今年の1〜3月の売上状況や子どもが産まれた上での人生観の変化なども踏まえて、あまり急ぎすぎずに計画を練ろうというのが今のスタンスです。
まとめ
元号の変わり目って、年月の変わり目と同じように「自分で何かしらのきっかけと捉えるかどうかで意味合いが変わるもの」だと感じます。
「まぁ元号変わるけれど生活はそのまんまだよね」という捉え方の方も結構いるでしょうし、それも別に悪くないですよね。その一方で「改元こそ稼ぎ時」と考えている商魂たくましい方も多いでしょう。新商品を開発したり社名を変えたりするとか。
捉え方は人それぞれではありますが、何かしらポジティブに舵を切るきっかけとなるものはどんどん活用した方が得なのかなと。貴重なGWもあと1週間ありますから、新しいことを始めるための時間として大切に使いたいですね。