働き方

年内の仕事の大きな山だった11月(&12月1日)がやっと終了して一段落。

12月に入りましたね。地元では山はもちろんですが里でも雪がちらっと積もるくらいの時期になりまして。東北の冬は半年近く続くのではというくらいに長いですから、今年もこの時期が来たなぁという会話があちこちで聞かれます。

ほぼ育休生活と個人事業主としての今年の仕事の受け入れ状況について。

さて、今年の前半は2月に我が子が産まれたことからほぼ育休生活を続けてきました。個人事業主だと線引が難しい所もあるのですけれど仕事によっては断ったものも結構ありまして、代わりがいないものや思い入れが強い案件のみに絞ってお手伝いしてきた形です。

個人事業主やフリーランスって立場的にやはり弱いもので、一般的には一度仕事を断ると二度と頼まれないのではないかという心配もあるとは思います。ただ個人的にはそこまで心配しすぎないで受けるものとお断りするものをしっかりと判断した方が良いと思います。

様々な事情を理解して協力できるような関係性でないのならば、仕事としてもあまり健全な結果を出すことはできないと思いますし。そこで関係性が終わる相手であれば、そもそもその程度ということです。これはお互いにビジネスパートナーとしてマッチする先を探し続けるということですから、善悪ということではなくて素直な条件交換の中で相手を選ぶということで大丈夫だと感じますね。

仮に何らかの理由で中長期的な休業をしたとして復帰後に新たに得意先を探さなければならないとしても、それはそれでしょうがないというか普通のことなのかなと。通常の経営でも新しい仕事をどう作り出していくのかということについては課題になるものですから。

私の場合は独立してからの6年間、有り難いことに営業活動を一切していない状態でまわっているのですが、もし仕事を取りに行く必要に迫られたとすれば何をどうするかについては常に考えています。また2年程度の単位で働き方やポジションというかテーマを意識的に変えてきていて、それが今のところは地元に対する価値提供のお手伝いの役割として上手く需要にあっているのかなとも思います。

いずれ今年は思い切って仕事を選びながら前半は育休生活。その中でも選んで受けた仕事については後半にかけて動き出したので集中して稼働したという形になりました。今年は特に平成から令和への改元の影響が大きくて、国絡みの予算が入っているものや自治体系の仕事も例年より動き出しが1〜2ヶ月遅かったので、特に11月前後にピークが固まっている状況だったのかなと。

実際に私がお手伝いしている案件もこの11月が山場のものがとても多くて、出張も含めて久しぶりに休みなし&ほぼ徹夜続きの働き方をした気がします。働き方改革の時代には合わない動き方ですけれど、個人事業主って雇われているわけではないので労働者ではないですから労働基準法の対象外。こういう忙しい時期には敢えて懐かしい働き方をすることもあります。

結局の所、仕事で関わる相手先が多ければ多いほど、相手もそれぞれ11月ピークで忙しいという状況だったりするんですよね。各所との調整が必要な案件はこれが結構大変で、手順や判断の一つ一つが結果に対してクリティカルに影響してくるので腕が試されるというか。余裕がなくなってくると皆ピリピリしますから、各所への理解と配慮をした上で一つ一つ決断していく必要があります。

そんな11月も終わり、12月1日のイベント対応がいくつか続いていた山場の最後のピークだったのでやっと一段落というところ。何をするにも反省点はあるものですが、総じて次に繋がる流れを見つけながら着地できたのかなと振り返っています。一段落と言ってもあくまで一時的なもので完全に終わってはいないので、一呼吸置いたら次の動きを始めなければなりませんが。

個人事業主としての年度末は12月。経理関係も整理しつつ機材投資等の判断も。

12月は個人事業主の会計年度末でもあります。一般的な株式会社などでは自由に会計年度の区切りを決められますが、個人事業主は1月〜12月というのが年度となっていて固定となります。毎年12月末で年度締めをして、翌年の2月半ば〜3月半ばの指定期間に確定申告をする流れ。

ちなみに2019年1月〜12月分の確定申告期間は2020年2月17日(月)〜3月16日(月)。今回は消費税が8%から10%になって、同時に軽減税率制度も始まってから初めての確定申告となります。業種にもよるかもしれませんが年度途中の切り替わりでしたから整理が大変な事業者も多いかもしれませんね。

また少しでも効果的に節税したいなどの理由で機材投資などを年内にするかどうかも判断する必要があります。以前の記事でも何度か触れていますが、個人事業主の場合、企業の社員感覚での「経費で落とせる」というのとはわけが違うので注意です。

企業の社員であれば「経費で落とせる」と言うと、会社に領収書を渡すことでその金額が丸々戻ってくる感覚ですよね。しかし個人事業主の場合はその元となるお金が自分自身の口座ですので、当たり前ですがその分残高が減ります。ただし経費として計上できるものであれば、課税売上額から差し引きできるので納税額が少しだけ減るということです。

使ったお金が丸々戻ってくるわけではありませんから、「そもそも使わない方が手残りが多い」ということなんですよね。言い換えると「少しだけ割引で買えるような感覚」と言った方が近いかもしれません。経費を使ったことに対して関わってくる税金やら何やらって多く見積もっても10〜35%程度なので、無駄に経費を使う意味は基本的にないレベルです。

その上で、機材や設備的にどこかのタイミングで必ず投資することが決まっているものがあれば、年度内に購入するか年度明けに購入するかで多少の節税につながる場合もあるということですね。

私の場合には企画やデザインに関わるものとして、パソコン関連やカメラ・映像機器などについて新しい機材を入れるかどうかを検討しようかなと考えています。

まとめ

個人事業主にとっての年度末から確定申告の時期までには2ヶ月程度の整理期間がありますけれど、機材投資などの判断をするためには今の12月上旬に見込みを立てて調整していく必要があります。レシートなどの入力もできていないものは一気に済ませてしまって、2020年からの新しい年度に向けて準備をしたいところです。

年内の大きな山は超えたので(ペンディングになっている案件が動くかどうかによっても変わってきますけれど)、久しぶりにゆっくり自宅で過ごしながら今後について考えていきたいとおもいます。ではまた。

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