働き方

フリーランスは上の世代から学ぶ場所・機会を意識的に作る必要があるなと再認識。

今月は地元の大学の公開講座に講師として登壇したり、自治体主催のセミナー講師の依頼を受けたりと人前で話す機会が多い1ヶ月でした。講師自体が本業というわけではないので、拙い知見と経験ですが本業で得たものを少しでも地元に還元できればという思いで依頼があった場合にはできる限り受けるようにしています。

講義依頼は1人講師で登壇する場合と、基調講演+事例発表など複数の登壇者がいる場合がありまして。

このような場合、大抵は講師としては自分ひとりが登壇して、1コマ90分〜120分程度で要望があったテーマについて講義をすることになります。出席者数は本当に小さな商工会などでは10人程度のものから、大学の公開講座だと1教室で50〜60人程度と結構幅があります。

たまに「参加者少なくて申し訳ないのですが、、、」と言われることもあるのですけれど、少ない場合にはその分参加者個別の質疑をしっかりと受け取れますので、参加人数については個人的には気にすることはありません。依頼する側としては講師を呼ぶ以上、参加者を集めることも職務となっているということなのだと思いますけれど。

依頼としては講師1人の場合が基本的に多い中で、今月の依頼については私以外にも事例紹介で登壇する方がいらっしゃったり、全4回で講義を持ち回りにしつつ自分以外の回も個別相談を受けるために受講側として出席するような機会が多く新鮮でした。

1日かけて午前午後と続く公開講座などでは、午前中が基調講演、午後が事業者による事例発表とパネルディスカッションという形が主流かと思います。今回の大学での講演については正にこの形で、最初に90分の時間を頂いて、後は事例発表などをお聞きしつつ、最後に皆で登壇して意見交換するという流れ。

パネルディスカッション・意見交換については登壇者が多ければ多いほど、ファシリテーターとなる司会者の役割が大切になるわけですけれど、今回は非常にスムーズな進行で話しやすくて助かりました。

個人事業主・フリーランスにとっての学びの場。

個人事業主・フリーランスになると社員向けの勉強会のようなものが機会としてなくなりますので、何かを学ぶには自主的に講座・講義を受けたりする必要があるんですよね。もちろん現場で経験を積むことでも似たようなストックはできるのですが、「誰かから学ぶ」という場とはベクトルが違うものです。

そのような意味で、今回の持ち回り講義については受講者側に入るタイミングで非常に有意義な学びがあったのが収穫でした。全体的には商品開発系の括りだったのですが、どちらかというと営業的な部分の学びについて新しい発見や学びが多かったので、改めてこのような機会は大切だなと感じたところですね。

地方での仕事に慣れてくるとチームとして組む相手が固定化されてくることが多いので、いつもとは違う視点を入れるということは非常に重要になってきます。これは対クライアントであれば案件によって毎回相手が変わるのでアップグレードしていけるのですけれど、同じ業種・職種的な話になると中々そうはいかない部分もあるので。

特に職種については1チームに同じ職種が何人もいることはありませんので、意識的に機会を作る必要があります。会社組織であればこの部分が上司・部下の関係性でフォローできますが、個人事業主・フリーランスだと1人親方であることが多いですから。

まとめ

本業の合間に講師依頼や専門家派遣依頼を受けることは、業務的には直接的な利益にはなりませんが学びや発見につながる機会にもなるのでおすすめです。

なかなかその機会を見つけられない場合には、各自治体や商工団体で地域の専門家派遣制度のようなものを実施していることが多いので、そのリストに登録してみるのも良いですね。リスト経由で紹介されて講師依頼が入ることもあります。

専門性が高いものほどニーズはありますし、自身の経験を地元に還元するという姿勢にもなりますし、マッチングの窓口として機能していることも多いので意外と相談が来ることが多かったりします。

また地方だと「誰に相談してよいかわからない」とか「一度相談してみたいが、お試しでできる制度はないか」みたいな話はあるもので。専門家派遣的な制度だと事業者負担が一部か、または完全無料というものもありますから双方にとって活用する価値があると感じています。

普通に相談してみたら「人柄が合わなかったので変えたい」みたいなことも専門家派遣制度だと簡単ですし。専門家側も単発だったとしても気にしないですからね。

今回の大学・自治体関連のセミナー講師についても、受講された方の反応がどうだったかによって次も何か機会があればお声掛けいただけるかが決まると。そういう意味では試されている立場でもあるので毎回しっかりと作り込んで対応しているつもりですけれど、本業ではないとは言えブラッシュアップは続けていきたいと考えています。

さて、講義関連の山場はこれで超えまして、更に今週末のイベント対応を超えればまた山場が減るので(無くなりはしない。。)気合い入れていきます。というか気がつけば早いものでもう年末ですねぇ。皆様も体調崩さないように。ではまた。

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