起業・フリーランス

仕事のパフォーマンスを高めることにおけるフリーランス的な働き方のメリットについて。

今日は仕事の打ち合わせで往復4時間程度の距離を運転。車は仕事用のCR-Z。午後から雨でかなり強く降り続いたので心配でしたが、久しぶりにカモシカに遭遇したりもしながら無事打ち合わせを終えて帰宅しました。

社会人になって最初に勤めた会社でも担当エリアの関係で1日300〜400km走ることもあったのですけれど、移動距離・時間が長いことでその間の車内で頭を整理する癖がついているなと改めて感じました。

どのような環境下でパフォーマンスが高められるかということについて。

車を運転している時って、運転に集中しているものの頭の中でも考えまとめやすいんですよね。客先で打ち合わせした内容や企画について帰りに2時間運転しながらアイディアを出したり整理したり。

運転中の情報処理で脳が通常より活発に動いているのだとしたら、そのついでにというかその状態に乗っかって他の処理もしやすくなっているような感覚。考えようと思っているわけではなくてもいつの間にか考えている感じといったら良いでしょうか。

ここ最近は育児の関係もあって自宅事務所での作業が基本になっているのですけれど、何かしらのアイディアを考えたりまとめたりする時には自分にとってパフォーマンスが上がりやすい環境に身を置くのは大切なことだなと再認識したところです。

部屋の中にいても考え事している時って昔から歩き回る癖があったのですけれど、これも同じようなことなんでしょうね。歩くことで血液が脳に回ってくる感覚というか、リズムを取ることで考えやすくなるというか、そういうイメージ。

または長風呂でゆっくりとしたり、思い切って横になって目をつぶって寝てしまうレベルで考えることだけに集中したり。この場合は身体をリラックスさせることで考えやすくしている感じ。

特に寝ることで頭を整理するというのは意外に思われるかもしれませんがかなり効果的で、「ごめん考え事するから横になるわ」みたいなことを夫婦間で話すことって結構あります。頭をフル回転させ続けてそのままうとうとしてもOK。軽く寝てしまったとしても起きたら頭が整理されている状態になっているものです。

世の中でも最近では昼食後の午後14〜15時頃にかけて軽く仮眠(午睡)を取った方がパフォーマンスが上がるということで短時間の昼寝を推奨しているという話を聞いたりしますけれど、いわゆるシエスタ的な時間の過ごし方が合理的な面もあるのかもしれませんね。

いずれ自分自身のパフォーマンスをどうすれば高められるかについてはその条件・要因を自分で理解しておく必要があって、それがルーティーンだったり科学的根拠のないジンクス的なものでも構わないので決めておくことが大切です。

フリーランス・個人事業主の自由度は個人的な効率追求においてメリットが多い。

フリーランス的な働き方をしていると9時〜17時の働き方に拘束されないので(もちろんクライアントの就業時間に合わせることも必要ですが)、この点についてはとても調整しやすいというメリットがあります。

例えばめちゃくちゃ身体が疲れている時に「昼時間に長風呂してアイディア考えるか」みたいなことって会社勤めだとできないもので。風呂にいる時が一番アイディアが湧くタイプだと帰宅後の夜にその時間を取ることになるわけで、これは時間外労働的な感覚になりますよね。

仕事好きだとそれも気にならないものですけれど、プライベートな時間と仕事用に確保する時間をできる限り分けたい場合には「今日は昼に風呂で考える」とか「スマホのメモアプリを準備した上で横になって仮眠を取る」みたいなことができる方が効率が良い場合もあるわけです。

まぁそれが一般的な社会人の生活リズムだったり働き方とは合わないと見られることもあるとは思うのですが、結果的に良い仕事につなげるには何がベストなのかを追求する方が大切であって、フリーランス・個人事業主という働き方は時間の使い方や行動の自由度を高めることでパフォーマンスを上げやすいなと感じています。企画的な仕事の場合に限られる面もあるでしょうけれど。

このような効率追求について考えていると、もし将来的に事業を法人化して人を雇うとなった時にどのような就業形態にするのがベストなのだろうかと考えてしまいますよね。

通常の9時〜17時みたいな働き方にするのが前提にはなるとして。クライアントの就業時間に合わせる必要のある営業職や事務職だったり、ある程度決まった作業がベースとなるような製造関係のスタッフであればこれで構わないでしょうから。

その一方でどの時間帯に稼働するのかがそれほど重要ではない企画関連のスタッフであれば必ずしも9時〜17時に捉われることはないでしょうし、「煮詰まったので映画一本見てきます」とか「軽く温泉に行ってきます」的なことも許容できるような仕組みにしたいものです。

もちろんそれがパフォーマンスを高めることにつながって、仕事の結果にも出るだろうという期待があってのことですけれど。「考えまとめるために90分仮眠取りますわ」みたいな話が出た場合に普通の感覚だと「それサボりじゃね」みたいなことになりがちですから、このあたりは評価規準をしっかりとした上で経営側も腹を決める必要があります。

まとめ

企画やデザインなどクリエイティブ系の仕事でバリバリ働いている人って比較的オン・オフの切り替えをきっちりしているように感じていて、これは就業時間中にも当てはまります。

研修期間レベルの時期に居眠りするようなのはNGですが、稼ぎ頭のベテランの中にはそれこそ「ちょっと仮眠取るわ」みたいなことは普通に見られるもので(あくまで打ち合わせなどが無い場合で、個人の作業時間内にということです)。

以前に勤めていた広告会社では、とある温泉ホテルでの打ち合わせ直後に企画担当の大先輩から「ついでにここで温泉に入ってから帰ろうよ」という話になって浸かってきたこともあります。

結局それってクライアントのことを知るとか、そこのユーザーを知るとか、基本的な情報収拾のためにもなるわけです。更には「がっつり打ち合わせした後にそのクライアントのホテルの温泉に浸かりながらゆっくり考えることこそが思考のパフォーマンスを最大化するだろう」と。

これが「いやいや就業時間中ですからマズいですよね」と固い考えのままとなると結果的に機会損失になるんですよね。当時の会社は業界的にこの点「結果が全て」でしたから、ベストを尽くすための過程については何でもありという風潮があったのかなとも思います。

いずれパフォーマンスの追求は非常に大事なことであって、特に発想力を問われるクリエイティブ系の仕事については自分自身の効率化条件を日頃から意識しておくことが大切。社会一般の常識と考えがちなルールがその条件の妨げになっているのであれば、思い切ってそれを破ることも必要になるかもしれませんね(結果を出すということ前提として)。ではまた。

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