写真とタイトルの通りなんですが、今朝、出かけようとしてリュックのジップ閉めようとしたら外れてしまいまして…。数年使ってジップが2ヶ所ほど怪しくなってはいたのですが、ついにという感じ。スライダーが2つ付いていて好きなところで開けられるタイプで一応まだ使えるには使えるのと、かなり気に入って愛用していたリュックなのですぐに買い換えるかはまだ決断しておりませんが、記録としてレビューと個人的なビジネスバッグの考え方を残しておきます。
ace.GENE(エースジーン)のクロスタイドs 3WAYリュックです。色はカーキ。
フリーランス的な働き方におけるリュックの条件
このエースジーンのリュックはここ数年ビジネスバッグと普段用の兼用で使っていました。フリーランス的な働き方だからこそですが、仕事道具を入れてどこでも作業できるように持ち運ぶのには肩の負担や両手の自由度を考えても手提げ型よりもリュックの方が機能的です。会社員でスーツ着用のときにはリュックは基本NGな社風だったので(今はそんなことはないと思いますが)、ツールの選択肢の自由度が高いのはフリーランスならではだなと感じる部分もあります。
フリーランスの今は「リュック型」
今の働き方でバッグに求めている条件は「リュック型」「薄く使える」「取手2ヶ所」「Macbook Pro 15インチが入る」といったところ。
「リュック型」というのは、前述の通り肩の負担や両手の自由度を考えると手提げ型やショルダー型よりも使いやすいということです。特にMacを入れるとどうしても重くなるので、メインのバッグとしてはリュック1択になります。サブでは「ひらくPCバッグ」なども使っています。
「薄く使える」というのは、移動が多い場合などに重心の関係でできるだけ軽く感じるようにできるものということです。薄ければ薄いほど重さが軽減されるように感じますので、作りとして大きい空間が一つよりは薄い空間の組み合わせでできているリュックの方が好きです。さらに、PCを入れるポケットが背中側に付いているとベストですね。一番重いのがPCなので、できるだけ背中側に密着していた方が軽く感じますので。
「取手2ヶ所」というのは、リュック型でも上部と横の2ヶ所に取手が付いているものということ。クロスタイドsは3way(リュック、手提げ、ショルダー)ではありますが、個人的にはショルダーは使わないので実質2way。それでこの「手提げ」で使う場合に、縦長にも横長にも持つことができるのが重要です。普段はリュック上部の取手を持つ方が重心的にもバランスが取りやすいので楽。ただし、クライアント先に行くときだとか、リュックそのままだとねぇという雰囲気がある時には「普通のビジネスバッグっぽく」持ちたいんです。だから横にも取手が欲しい。クロスタイドsはリュックの肩掛けベルトを収納できるので、さらに手提げバッグっぽく使えるのが非常に気に入っています。
「Macbook Pro 15インチが入る」というのは今の働き方だと必須条件。ちなみにこれが一番大切なのですが、一番ネックになるところでもあります。15インチPCなんて持ち歩く人少ないんですよ。需要が少ないと商品の選択肢も減るわけで、デザインや機能的に気に入っても「15インチ入らないよ…」ということで見送ることが多々あります。リュック型だと手提げ型に比べればまだ選択肢があるんですけれど、それでもサイズ感やデザイン性とのバランスで気に入ったリュックを見つけるのはなかなか大変だったりします。
会社員だった頃のビジネスバッグは「ダレス型」
ちなみに会社員だった時のバッグにも個人的なこだわりがありました。普通のいわゆる「ビジネスバッグ」って、比較的柔らかめの生地で、ジップ式の開閉で、ものを詰め込むとメタボリックに見えるタイプですよね。でもそれ格好悪いように感じてしまって。
私が使っていたのは条件として「自立式」「ダレス型」「A4資料が入る」バッグです。当時使っていたのとほぼ同型で価格も同じくらいなのが↓ですね。一応肩掛けにもできるのが一般的ですが肩掛けは好きじゃなくて手提げとして使っていました。
「自立型」の利点はクライアント先でもソファーの横に倒れず置けること。
「ダレス型」というのはジップではなくて金型でワンタッチで開閉できるタイプで、これだと立ってカバンの取手を持ったままカバンを開いて物を取り出せるんですね。動作としてシンプルです。
「A4資料が入る」というのはまぁ普通の条件ですが、当時はパソコンは持ち歩かなかったのでA4判の資料が入る以上の大きさは必要なかったということです。
フレームが入っている関係で型がしっかりしていてあまり沢山のものは入らないのですけれど、1日の中で必要なものって限られますから十分でした。今でも手提げタイプのカバンを買うならダレス型にします。
ace.GENE クロスタイドs 3WAY B4
ということで条件を満たすリュックを探していて出会ったのが「ace.GENE クロスタイドs 3WAY B4」でした。前述の「リュック型」「薄く使える」「取手2ヶ所」「Macbook Pro 15インチが入る」という条件を満たしていて、しかも機能性にも優れているリュックです。ここ数年ずっとこれをメインバッグで使ってきたので、壊れたジップ直せるものなら直したいくらいです。
細かい説明やらレビューはリンク先で見ていただくとして、ここではメーカー資料を引用しつつ個人的感想を補足しますね。
ace.GENEは日本のメーカー「エース株式会社」が提供するブランドレーベルの一つです。結構ベテランの方々でも、エースのバッグを使っている方は多いですよね。質実剛健というようなイメージもあるのですが、若い世代でも使えるデザインが揃っているのがビジネス向けのラインであるace.GENEです。ちなみに私の祖父がエースのバッグをよく使っていて、私がこのメーカーに興味持ったのはそれに気付いたのがきっかけです。エースでは様々なレーベルを提供していますが、ブランド戦略としては時代感に合わせてうまくやっているなという印象。
私が愛用してきたクロスタイドs以外にもラインナップが充実しているので、使い方に合わせた選択肢が用意されているのが嬉しいところ。「両手を自由に使え、雨の侵入を防ぐアウトポケットを備えたシリーズ」というのがクロスタイドsシリーズの設定です。
撥水ファスナー(リュック自体は完全防水ではないです)
今回壊れてしまったジップは「撥水ファスナー」になっています。完全防水ではないですが、これまで数年使ってきて雨や雪にあたったこともありましたけれど浸水したことはありませんでした。小雨、小雪レベルだと傘ささないこともありますし、出張先だとかイベント仕事だとかで軽く雨にあたりながらの現場もありますので防水機能には助けられました。
ウォーターシールドポケット(緊急避難用の完全防水ポケット)
あと「ウォーターシールドポケット」がついているのもクロスタイドsシリーズの特徴です。これは完全防水のポケットです。リュック自体は完全防水ではないので、モバイル機器の緊急避難用などに役立ちます。または「濡れたものを入れておく」ということもできます。濡れてしまったタオルだとかハンカチだとか、袋はないけれどポケットに入れるのもちょっとというときには取り敢えずここに入れておくとかね。
個人的にはRicohのGRを入れていた時もありました。GRってセンサーにゴミが入り込みやすいという持病的な問題があって、私も一度センサークリーニングに出しています。それで普段持ち歩くにも布地のところに入れるよりは樹脂シートのポケットに入れておいた方がマシかなという気分で。
セットアップ機能は出張する時には必須
スペックシート見ていて「セットアップ」ってなんだろうって思ったのですが、これキャリーバッグ(コロコロ)の引き出し型の持ち手に通してバッグを固定するバンドのことですね。出張の時にめちゃくちゃ活用しているのですが「セットアップ」という言葉はあまり気にしたことありませんでした。
ビジネスバッグとしてリュックを選ぶ方の多くは「荷物が多くて重い」という理由もあると思います。出張時にはさらに増えることもありますよね。そうするとキャリーバッグにセットできるのはとても楽です。ただし個人的にはPCも入れるので段差が多い街なかの移動ではリュックは背負います。これが活躍するのは地味に「新幹線のホーム」とか「地下鉄の社内」です。移動しているときよりも、移動中に「立っている時間」にセットすることで、肩を休めたり、他の乗客のじゃまにならないような置き方ができるということですね。
まとめ
ace.GENEのクロスタイドsシリーズはPCも持ち歩くスタイルの方にはおすすめです。今回ジップが一部だけ壊れてしまいましたが、数年使ってリュック自体のヘタレはほとんどありませんし丈夫で長持ちします。生地が擦れて穴があいたり糸のほつれが出たりということも結構酷使してきたつもりですが私の場合にはありませんね。エースのカバンって基本的に丈夫で、他のメーカーのカバンよりも持ちが良い気がします。使用経験からかなり信頼しているのですが、老舗の技術とノウハウが随所に込められているということでしょう。
最近はバッグインバッグとの組み合わせで更に使いやすいセッティングを見つけていたので、同型のものか最新のラインナップから機能や使い方に合うものをまた探してみます。
ちなみに記事書きながら調べてみたところ公式で修理も受け付けているようですね↓
ビジネスバッグのファスナー修理は「8,000円(税込8,640円)より」となっていました。「通常お預かりからお渡しまで3週間程度」で、送料は自分負担。こういうとき岩手住まいだと少し面倒なんだよなぁ。東京なら直接カスタマーセンターに持っていけるのに。
直して使い続けてたい気持ちもあり、修理費考えると新しいの買う方がという気持ちもあり、悩みどころです。