例年1月1日には私の祖父母宅に親戚一同が集まって年始の挨拶と会食をするのですが、2020年は準備や片づけを楽にするために会場を外にして1月2日に実施することに。我が子にとっては色々な人に会って刺激を受ける良い機会になりました。
親戚一同で毎年恒例の正月会食。
働き方改革の流れもあって、東北の地方都市でも元日は休業というお店も増えているんですよね。結果として1月1日は家でゆっくり過ごす理由にもなるので良い傾向かなとは感じます。
2019年の2月に我が子が産まれてからこのような集まりがあったのはお盆くらいなので、それから数ヶ月で成長した今の姿をお披露目する場にもなりました。と言っても親戚のほとんどが自宅から近いエリアで暮らしている関係でしょっちゅう会っている人たちが半分以上ではありましたけれど。
地元で働きながら子育てするメリットの1つとしては、家族親戚が近い所にいることで育児の情報交換だとか協力体制だとかがお互いしやすい環境になるということですね。関係性が良いという前提ではありますが、身内というコミュニティに助けられることって歳を取るほどに多くなっていくものですから。
特に私の場合は比較的年齢が近くて子育て世代のいとこが先輩パパ・ママとして何人もいるので、これからの育児生活に関係することも予習的に教えてもらったりもできるのもかなり助かっています。
保育園に入園すれば保護者同士で似たような関係性もあるのかもしれませんが、産まれてから暫くはそのような関係ってそれほど多くないんですよね。家族親戚か友人知人で近場に似たような状況の誰かがいることでやっと入ってくる情報もあるものだなと感じています。
我が子は人見知りもそれほどせず甥っ子と遊んでいました。
今年は約20人が集まっての会食となりました。その中で一番小さいのが1歳前の我が子と甥っ子。会場が土足で過ごすテーブル席の貸し切り部屋だったのですけれど、どちらもまだつかまり立ちができるものの基本はハイハイ。そこでジョイントマットを持参して部屋の一角にプレイスペースを作ることにしました。
小さな子どもがいる場合って親はほぼ付きっきりで見る必要がありますよね。テーブル席の会場だとずっと抱っこしているのもなかなか大変なので、お店に事前確認の上でジョイントマット等を用意するのはおすすめです。おもちゃで遊ばせておくにもかなり楽になりますので。
我が子は甥っ子とプレイスペースで遊びながら、親戚に抱っこされたりあやされたりして楽しんでいた様子。最初に会場の雰囲気に慣れるまではキョロキョロと周りを観察しているようでしたけれど、安全だと理解した後は自宅とほぼ同じような遊び方で過ごしていました。
人見知りもほとんどしないようになっていますけれど、親以外の誰かに抱っこされるとすぐに親に向かって手を伸ばして「抱っこ」と戻ってこようとします。こちらで受け取ると直前に抱っこされていた相手に向かって笑ったりするので、相手が嫌というわけではなくてまだ不安という感じなのかもしれません。
この点、甥っ子は比較的誰にでも平気で抱っこされるのが良いところですね。私と弟の性格そのままそれぞれ受け継いでいるようにも見ますが、心配性で慎重で警戒心が強い傾向がある我が子と、どっしりと構えて誰にでも愛嬌良く身を預けられる甥っ子。それぞれの性格の違いが少しずつ見えてくるようになって面白いなぁと。
ちなみに嫁さんは愛嬌が良いタイプでして、我が子はそちらも受け継いで一度警戒心が解ければニコニコと愛嬌良く振る舞っている様子。私は小さい時に「石橋を叩いて渡らないタイプ」「石橋を叩いて叩いて叩いて壊して『ほら、壊れたじゃん』というタイプ」と言われていたので、慎重さと愛嬌についてはバランス良く受け継いでほしいなと思うばかりです。
のべ3時間ほどの会食で我が子が完全に慣れたのは終盤に差し掛かった頃だったように思います。それまで普通に遊んでいてもそれほどしゃべらなかったのですが、急に大きめの声でしゃべり出したタイミングがありまして。最初の緊張が解けたあたりでもう大丈夫かなと感じていましたけれど、実はまだどこか遠慮していたのかもしれませんね。
完全にエンジンがかかったあたりで解散。次にまた同じような親戚の集まりがある時にはもう少し早めにエンジン全開になるのか、それとも成長するにつれて恥ずかしさだとかも増してきてやっぱり慣れるまで時間がかかるものなのか。それを見るのも楽しみです。
帰宅後にまた急にできることが増えてレベルアップした様子。
さて、家族以外の誰かと会ったり甥っ子と遊んだりした後に、刺激を受ける関係か急に何かがレベルアップするのがお決まりの我が子。今回も帰宅後に「おしゃべり」と「遊び方」に変化がありました。
「おしゃべり」については、親と一緒でも一人遊びでもそうなのですが、遊びながら「えっとぉ」「あったぁ!」「おぉ?!」みたいな発語をし続ける様子が見られるようになりました。おもちゃを箱に入れたり出したりしながら同じような言葉を何度も繰り返し続けているので、本人にとってはちゃんと意味がある言葉に近づいているように感じます。
急にこのしゃべり方が始まったので、いつものごとくスマホで動画に記録して夫婦で見返しているところです。発語やリアクションの仕方については誰かの真似なのかもしれませんが、それが何だったのかはわからずじまい。私たち夫婦が話しかけたり遊んだりしている時にかけている言葉が元になっている可能性が高いのでしょうけれど不思議なものです。
また「遊び方」の変化としては、急に「寝たふり」をして遊ぶことができるようになりました。例えば布団を敷いている和室に嫁さんと我が子がいて、私がリビングでパソコン作業している場合。寝かしつけようとしても私が気になるようで、布団から脱出してハイハイでリビングまで来るんですよ。
そんな時に、私が「あれ、誰かいるのかな?」と言ってゆっくり立ち上がって探し始めると、我が子は踵を返して急いでハイハイで布団に戻っていきます。そこで嫁さんが「ほら、パパに見つかるから寝たふりして!」と言うと、我が子はゴロンと仰向けになったりして動きを止めて寝たふりをすると。
そこで私が「あれ、気のせいだったかな」と言って席に戻ると、我が子はまた起きてハイハイして近づいてくるんですね。私もまた「あれ、何か聞こえたな」と言って探し始めると、我が子は布団に急いで戻っていってゴロンと寝たふりをするわけで。この繰り返し。
この「寝たふり」の遊び方ってこれまでできていなくて、今回の親戚の集まり後に急にできるようになりました。あまり試していなかったので実はもうできる段階にあったのかもしれませんが、色々な刺激を受けて発達が促された可能性もあるかもしれません。
「寝たふり」って結構難しいことだと思うんですよね。相手の動きを予測することも必要ですし、「じっと我慢してやり過ごす」ということも必要。また嫁さんの呼びかけを理解してタイミングを合わせるということも含めて考えると、これができるようになるまで成長したというのは感慨深いものです。
まとめ
ということで2020年正月の親戚の集まりと、その刺激を通してまた新しくできることが増えた様子の我が子でした。こういう機会があると毎回ポンッと何かがレベルアップするのは興味深いですし楽しみでもあります。
そして気がつけば生後10ヶ月の期間もあと1週間を切っていて、もうすぐ生後11ヶ月に入るんですよね。来月には1歳の誕生日を迎えるわけで、1年なんてあっという間だなと。
個人的には1月6日が仕事初めなのであと数日はゆっくり家族3人で過ごしたいと思います。ではまた。