我が子が生後11ヶ月でやっと1歩だけ歩いてから10日ほど経ちまして、その後もたまに思い出したように足を出してみる程度はするものの「完全に歩いている!」という感じにはならずという状況。しかし何かにつかまって歩くことやバランスの取り方は確実に上達しています。
手押し車のおもちゃやら椅子やら何でも押して歩く。
つかまり立ちができるようになったころから、手押し車のおもちゃなどを押してどこかにぶつかるまで進んでいくというのが定番の遊びになっています。
最初は完全なつかまり立ち状態だと上手くバランスが取れなかったので、両膝を床について左手で手押し車の後ろのバーを掴み、右手で手押し車の右側のタイヤあたりを押さえて進む速度を調節しながらゆっくりと進んでいくという方法でした。
我が子は自分では曲がることはできないので、親が前か後ろについて左右に進行方向をずらしてあげながら障害物を避けるようにするわけです。それでも部屋の端っこまで行くと壁や家具などどこかにぶつかりますので、そこでゴール。
親が「ゴール!」と言うと「パチパチ」と拍手するようになったのですが、まだ満足できない時には「方向を変えてもう一回」とジェスチャーでせがむのでUターンしてまたどこかにぶつかるまで進んでいきます。
またリビングから廊下に出るとまたしばらく進めるので、ドアが閉まっていると「開けて」という仕草。
最終的には「リビングの端からドアに向かって進んでいって、ドアを開けて廊下に出て、玄関まで行き、Uターンして来たルートを戻り、リビングの奥にぶつかってゴール」というパターンに落ち着きました。
更に少し前からは、リビングのドアから廊下に出たタイミングで振り返り、部屋の中に向かって「バイバイ」と手を振るように。「行ってきます」という意味合いなんでしょうかね。その仕草がかなり可愛くて微笑ましい限りです。
この手押し車の遊びがとても気に入っていて楽しいようで、段々と手押し車以外のものでも何でも押して進むようにもなっています。
ハイローチェアなどは(前が見えませんが)まだわかる気がするのですけれど、椅子だったりおもちゃの箱だったり、おもちゃのキーボードや絵本など「それも押すの?!」というものまでズリズリと滑らせて進んでいきます。手をかけて前に進めば何でも良いのかもしれません。
ちなみに滑りすぎるものだと手が先に前に出ていってしまってうつ伏せ状態になってしまうので少し危ないのですけれど、膝立ちからの状態であればハイハイからうつ伏せになるような感じですのでまだ怪我をするほどではないですね。一応すぐそばにつくようにしていますが。
2本足で立った状態での手押し車遊びができるようになり、方向転換もし始めました。
ということで少し前までは膝立ち状態での手押し車遊びでしたので比較的安全かなと感じていたのですけれど、最近は2本足でちゃんと立った状態で押して進んでいくことが増えてきています。
バランスを取って立つことができるようになってきているからなのでしょうね。膝立ちよりは2本足で立っている方が目線も高いですし楽しいのだとも思います。
ただこれができるようになると立った状態から転ぶ可能性があるので、親としてはより注意が必要になりました。ハイハイの目線から転ぶのと、立った状態から転ぶのでは頭が床に当たるまでの高低差に結構な違いがありますからね。
私も小さい時に転んで頭を縫ったことが何度かあるのでどうしても心配になってしまいます。
その一方で進んでいる時の手のかけ方には我が子に対する配慮が必要だったりもします。というのも、我が子は「手伝われるのが嫌」な性格なんですよね。うまくできるかどうかは別として「自分でやりたい」という思いが強いらしく、大人が良かれと思って手伝いすぎると「いや!」と怒ります。
本当に手伝ってほしい時には例えば「蓋を開けて」とこちらに差し出してきたりするので、それに対して応えてあげるのがベスト。この時に要望と違うことをするとやっぱり怒ります。
そして手押し車遊びの時もこれは同様で、我が子の前後について方向を調整してあげたり転ばないように手をかけてあげる際、「あからさまな手伝いだと嫌がる」んですよ。だからと言って離れると危ないですから、こちらもうまいことやらなければならないわけです。こういうのも親としてのテクニックのひとつなのだろうなと実感するばかり。
また最近では我が子が「方向転換」を軽く覚え始めているということもあります。
これまではどこかにぶつかると親の顔を見てきたり、手押し車の横に移動して方向転換させようとしていたのですが、「ぶつかったときに少し手押し車を引っ張る」という仕草をし始めました。
これはぶつかってもう前に進まない状態から「少し引っ張って手の力で手押し車の方向を変えようとしている」ということです。自分が立っている位置や向きを変えるのがまだうまくできないのですが、車を横にずらそうとしてるのははっきりとわかります。
更に進みながら方向を変えようとしているような仕草も見られ始めています。身体のバランスと手の力で左右に曲がっていく必要があるわけですが、それをしようとしているのも見ていてわかるようになりました。
細かく方法を教えているわけではないのですけれど、親が手伝っている時の動きを見て学んでいるのかもしれませんね。成長しているなと感じるばかりです。
まとめ
色々な遊びの中で歩き方だとかバランスの取り方を練習しながら、少しずつ2本足で歩くことのコツを掴みつつあるというのが今の段階なのでしょうね。
1歳になるまであと1週間程度ですけれど、それまでもう少しちゃんと歩くことができるようになるかどうかというのが非常に楽しみです。ではまた。