GR III

【GRIII】ファームウェアアップデート(ver.1.31)は多重露出撮影時にライブビューが正しく表示されなくなる現象の修正など。

しばらく見逃していたのですがGRIIIのファームウェアアップデート(ver.1.31)が来ていましたのでチェックしておきます。

今回は多重露出撮影時のライブビューに関する修正と、その他全体的な動作の安定性向上ということで、前回の「クロスプロセス」復活に比べると軽めのアップデートですね。

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GRIII ファームウェア ver1.31の変更内容

今回のver.1.31の変更内容は以下の通り。

《バージョン1.20》

【変更内容】

  • 多重露出撮影時、稀にライブビューが正しく表示されなくなる現象を修正しました。
  • 全体的な動作の安定性を向上しました。

多重露光を使わない場合にはそれほど大きな影響はなさそうですが、全体的な動作の安定性も向上ということですのでアップデートしておきましょう。

  1. RICOH公式サイトからファームウェアファイルをパソコンにダウンロードします。
    RICOH公式サイト 「RICOH GR IIIファームウェア バージョン1.31」
  2. ダウンロードした「gr3_v131.zip」という圧縮ファイルを解凍します。
  3. 解凍してできた「fwdc239b.bin」というファイルを更新用SDカードに入れます。
      ・SDカードは32MB以上とありますが、
       これは解凍後ファイルが28.4MBであるためです。
      ・SDカードはGRIIIでフォーマットしたものを使い、
       解凍後ファイルはルートディレクトリに入れます。
       →SDカードのフォルダをクリックして、
    一番最初に開くところ(一番上の階層)です。
  4. GRIIIの電源をオフにしてから、上記SDカードをGRIIIに挿します。
  5. GRIII背面の「MENUボタン」を押しながら電源をオンにします。
  6. 「カメラのファームウェアアップデートを行います」と画面に表示されるので、「実行」を選んでOKボタンを押します。
  7. そのまま待って「アップデートが完了しました」と表示されれば完了です。GRIIIの電源をオフにして、SDカードを撮影用のものに入れ替えます。

更新に使ったSDカードをそのまま撮影に使いたい場合には、改めてGRIIIでフォーマットし直して更新ファイルを消去してから使うように公式では推奨されています。

私の場合はGRIII更新用に容量が少ない古いSDカードを流用しています。

GRIII ファームウェア ver.1.31の詳細。

今回は機能拡張はありません。変更内容については以下の通りです。

多重露出撮影時、稀にライブビューが正しく表示されなくなる現象を修正

おそらく多用しているユーザーはそれほど多くないのではという「多重露出撮影」機能で、更に「稀に」という書き方なので影響を受けるユーザーは少なそうですが、ライブビュー表示の修正とのこと。

私自身の経験としては通常撮影時でもごくたまに画面が真っ暗になってフリーズしたようになることはありますね。電源を入れ直すか、それでも直らない場合にはバッテリーを外してから入れ直すかで基本的には解決します。

ちなみに「多重露光撮影」をするには「ドライブ設定」からの選択です。GRIII背面のダイアルだと右側を押すと「1コマ撮影」とか「連続撮影」とかを選べますが、この並びに「多重露出」があります。

普段使っていないと「あれ、どこに設定あるんだ?」となりがちなのでご参考まで。

全体的な動作の安定性を向上

これはいつもの全体的な安定性についてですね。なかなか実感できない部分ではありますので個人的にはこの項目についても詳しいところを知りたい気もします。

まとめ

ということで今回は「多重露出撮影時のライブビュー画面の修正」のファームウェアアップデートでした。

多重露出撮影ってフィルムカメラ時代には「現像してみたら思いがけず多重露出になってしまっていた」みたいなこともありましたよね。それは意図したものではないので間違ってということになりますが、後々見返してみるとそのような写真も思い出深いものだったりします。

デジタルカメラでは自分で敢えて設定しないと多重露出にはなりませんし、撮影後に画像合成も自由にできますからどちらかというと使わない撮影設定になっているなというのが正直なところ。

しかし今回、確認のために何枚か多重露出撮影をしてみて感じたのが「これはこれで面白いな」ということです。この記事の中程に掲載した写真がその中の1枚ですが、食わず嫌いだったかなと。

テーマを決めないとなかなか常用するには難しいですが、それほど深く考えすぎずに構図や色を見ながら作品を作るような感覚でシャッターを切るだけでも意外と楽しいんですね。

これはGRIIIのコンパクトさだったり手軽さに依存している部分も大きいような気がしていて、ある意味でフィルムカメラ的な使い方の中で写真の楽しみ方の自由度を高めているというのが多重露出のように感じます。

「後から合成できるな」と思って撮るのとはまた違うなぁというのも感覚的にわかりましたし、今後は多重露出でも写真を撮ってみようと思います。ではまた。

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