DP2 Merrill

SIGMA DP2 MerrillにクローズアップレンズAML-2を装着して秋の終わりの薔薇を撮る。

DP2 Merrillは広い景色を撮りたくなるけれど

Ricoh GRと並んでお気に入りのSIGMA DP2 Merrill。この有効4,600万画素Foveonセンサーを搭載した高解像度×コンパクトの存在はGRのスナップシューターとはまた別の写真の楽しさを教えてくれます。手の平に乗る中判カメラのようなイメージ。

深呼吸して世界を再発見するカメラ。-SIGMA DP2 Merrill-とにかく使いにくい。今の時代のある意味どれでも卒なくこなすコンデジ群と比較すると。 しかしこれに代わるものはない。それだけの魅力を...
DP2 Merrill(とGR)に最適なManfrottoのカメラスタビライザー 797 Modopocket機動性が命のコンデジ用の簡易スタビライザーの決定版 "Manfrotto カメラスタビライザー 797 Modopocket" GR...

以前の記事でも紹介したように、このDP2 Merrillの魅力をできるだけ活かそうとすると画角の中にできるだけ細かく多数の要素が入った被写体を選びたくなります。例えば山々を撮ればデータを拡大しても木々の枝の一本一本、葉の一枚一枚まで写し出してくるし、海を撮れば波間のひとつひとつの光までわかる画作りをしてきます。

以前の記事で紹介した雪原での一枚。細かい設定とかはおいておくのと16:9でトリミングしているので元画像はもう少し広い画角なわけですが、いずれこういう引きの画角で撮りたくなるんですね。

ちなみにSIGMA Photo Proでtifに変換してからLuminar2018で印象変えてみると例えば下のような感じ。

こうやって色々といじりながら自分が好きな写真にしていくのもカメラの楽しみの一つです。同じ写真でも全く違うテーマ性をもたせるように調整することも可能です。そしてDP2 Merrillはこの調整時に写真画像を拡大してみればみるほど新しい発見があるカメラです。この小さなボディからは考えられないほどの解像度なので「ここまで写ってたのか!」みたいな驚きがあるんですね。

もちろん、フルサイズの一眼レフとかミラーレス一眼なら同様かそれ以上の解像度の機種もありますがそもそも価格が一桁違いますし、2012年発売のカメラだと考えると驚きです。

しかもこの楽しさは撮影した瞬間にはあまりわからなくて、その要因の一つは本体の液晶モニタのせいです。3.0型約92万ドットの液晶モニタがついているのですが、これはVGA(640×480)の表示パネルでまぁ粗いんですよ。操作性の悪さもあって実際何がどこまで写っているのかを詳しく知るのはパソコンに取り込んでからになります。

注意としてはこのパソコンに取り込んで画像を拡大して「ここまで写ってるのすごいな!」という楽しみは結構限定的で、基本的には自分だけの楽しみになるってこと。作品として発表したり大判で出力したりすれば共有もできますが、ネット上にアップするにもデータサイズを下げることがほとんどなので元データの感動は伝わりくい。

まぁ「拡大したらめっちゃ写ってる」的な感動は写真そのものの作品表現とは必ずしもイコールにはならないので、例えばトイデジだろうが一眼レフだろうが「作品」として何を表現するのかはまた別問題ですけれどね。

いずれDP2 Merrillはこの「解像番長」っぷりのおかげで、風景写真を始めとして広く色々な要素を写そうとしてしまいます。やっと本題に戻りました。

DP2 MerrillのクローズアップレンズAML-2を試す。

それで忘れがちなのが引きではなく「寄り」の作品作りもできること。個人的にはポートレートとかは結構難しいなと感じていたのですが、DP2 Merrill購入時に一緒に手に入れたクローズアップレンズ(AML-2)をほとんど使わず寝かせていたことを思い出しまして。

旅行とかにDP2 Merrill持っていってもGRとかもセットにすることが多くて、結局レスポンスの良さで接写はGRばかりになっちゃうんですよ。だからほとんどしまいっぱなしでした。

こんな感じの普通のレンズです。本体のレンズの先にスクリューでねじ込む形ですね。

裏側。SIGMAのロゴとAML-2の表記はこちらに。

今日(2018.10.13)はちょうど天気も良く秋晴れで、気温も7度まで下がって冬の足音が聞こえてくる空気感。何か被写体ないかなと探したら庭のバラが1輪咲いていたので撮ってみました。それが冒頭に掲載した写真です。トリミングで日の丸構図にしているのと、ちょっとアンダーにしてみたかったので敢えて暗めの現像をしていますが、明るめで現実に近い感じにすると次のようなイメージ。

後ろに庭木があるのですがボケ感も悪くないです。日が僅かに傾き始めた午後の空気感も記憶に近くてうまく出ていますね。庭のほとんどが日陰に入って、このバラにだけスポットライトのように日が差しているようなタイミングでしたので。

ちなみにこれで合焦する最短で撮ったのですが、クローズアップレンズつけても思ったよりは近寄れない印象。あとピントが合う範囲がとても狭いのも注意。今回はバラの花のほぼ中心に合わせています。

そしてやっぱり拡大したくなるので、拡大してみたのが次。

やっぱりいいですよねぇ。この解像感。色合いとか明暗はここではほぼ変えていないのですが、花びらを通した光が内側に滲んでぼやっとアンバーイエローに灯っている感じとか。影になっている中心部の花びらの先にわずかに光が差している感じとか。クローズアップレンズとトリミングで超接写っぽい画にもできるので表現の幅は広がります。これも解像度が高いことの恩恵です。

今後もう少しクローズアップレンズでの撮影を試していこうと思います。

Translate »