今日は親子3人+両家の親で我が子の「お宮参り」に行ってきました。
最初に言っておくとうちは特に信心深いというわけではないものの、先祖を辿ると本家が神社の家系だったりするので、こういう行事は「縁起を担ぐ」程度に大切にしています。毎年の年明け0時過ぎにはそのご先祖様が建立した神社に初詣に行って、頂いた御札などを自宅の神棚に祀っていたり。お墓参りしたり仏壇に線香をあげるのと同じ程度のささやかな習慣ですね。
「お宮参り」は生後1ヶ月を過ぎた頃の天気が良い日に。
「お宮参り」とは産まれた赤ちゃんが生後1ヶ月を迎えた時にするお参りで「初宮参り」とも言いますね。うちは「戌の日の安産祈願」でもお参りしましたので、その際にもらってきた「犬張り子」や御札のお返しも一緒に。
「お宮参り」のタイミングは地域によっても微妙に異なるようですが「男の子は生後31日目、女の子は生後32日目」という所が多いようです。ちなみに私が住んでいる地域の八幡宮では「男の子は生後31日目、女の子は生後33日目」とのこと。ただ時代の流れもあるのか「生後日数はそれほどこだわらずに天気が良い日を選べばOK」という感じでした。
この「生後」の数え方って紛らわしいのですけれど、医療的には産まれた日を「生後0日目」と数えるのに対して、日本の昔ながらの行事では産まれた日を「生後1日目」と数えるんですよね。この記事では「生後」を後者の数え方で表記しています。「正式にはどちらにすればいいの?」という話については「考え方の差なので家庭によってどちらを選んでも間違いではない」ということで良いそうです。
実際に我が子の当初予定日は天気が悪かったので延期にして、生後39日目となる今日の天気予報が晴れということで「お宮参り」をしたという流れです。
平日月曜の午前中だったからか私達の家族1組のみ。
これも地域や神社によって違うと思いますが、地元の八幡宮では「お宮参り」は「前日予約でもOK」でした。直前の天気予報を確認してから行けるのは良いですね。
時間は午前11時からで予約しまして、今日が月曜ということもあってか人出も少なく、この時間帯は私達の家族1組のみ。社務所では「1組のみですからゆっくり準備して良いですよ」と説明を受けて一安心。
というのも乳児っていつ泣き出したりするかわからなかったりするので出掛ける時って結構気を使うんですよ。今回のようなお参りって基本的には「予約が複数あった場合にはまとめて」なので、例えば何組も一緒のときに我が子がギャン泣きし始めたらどうしようと心配したりするわけです。もし逆の立場になれば「泣いているのも微笑ましい」となって全く気にならないんですけれどね。
結果として我が子は「終始ぐっすり」だったので取り越し苦労だったのですが、「1組だけだった」という安心感は正直ありましたね。私のように周りを気にしてしまいがちな場合には人出が少なそうな曜日を選んで行くのもありかもしれません。
ちなみに「ご祈祷中に赤ちゃんが泣いてしまった場合には立って歩いたりしてあやして頂いて大丈夫です」との説明が事前にありましたので神社も結構柔軟な対応なのだなと。
ついでに家族写真も撮ってしまおう。
お参りの服装については、私はスーツ、嫁さんはワンピース、我が子は袴ロンパース。我々の親はそれほど堅苦しくないよそ行きの服装という程度。あまり堅苦しくなりすぎる必要はありませんね。
それで社務所での受付の際に「当日受付で写真室で家族写真も撮れます」とのことだったので折角なのでお願いしました。スタジオでちゃんと写真撮るのは成人式や結婚式くらいだったので。
プロに写真を撮ってもらうということのススメ
個人的にこの「スタジオでプロに写真を撮ってもらう」ということについては思うところがあります。デジカメだとかスマホで個人でも簡単に写真が撮れる時代なので、こういう行事ごとだとか観光地での記念写真というのは商売になりにくい世の中になりました。消費者としても「自分で撮れるからわざわざ高いお金出してお願いするのは勿体無い」と考える方が少なくないのではないかなと。
私自身も一時期はそうだったのですが、今は逆の立場で「大事な場面ほどプロにちゃんと撮ってもらう」方がコスパ高いと考えています。印刷業界や広告業界にいたこともあってプロ仕事の単価だとか技術について理解していることと、実際自分の機材で撮った写真とプロ機材の仕上がり違いを知っていることなどが理由です。
たとえば実際の経験として、学生時代に卒業旅行で今の嫁さんと北海道の函館に旅行に行ったとき、函館山の山頂で「写真撮影サービス(有料)」のコーナーがあったんですね。夜景バックにプロが撮影してくれるという。今でもあるのかな。
その時には自分たちでデジカメを持っていたので更に上の展望台まで行って自撮りするために並んだのですが、一番景色がよく見える場所はもう満員電車レベルで激混みでとてもじゃないけれどゆっくり撮影できる環境じゃないんですよ。それでやっと手すりまで前に出ることができて撮影しても周りもギュウギュウだし機材はコンデジですからね。決して良い画質の写真とは言えないわけで。
それでも思い出としては画質関係なしに残るものなので構わないのですが、後から考えると「素直にお金出してプロにプロ機材でベストポジションで撮影してもらえば良かったな」と感じるんです。
若い頃はなんとなく「観光地とかの商売に乗っかって撮影してもらうの格好悪い」みたいな感覚ってあるじゃないですか。でも実際のプロ仕事を近いところで知れば知るほど「撮影してもらう方がベストな結果を得られる」という感覚になるんですよね。
カメラ・写真というジャンルは今や素人でも気軽に楽しめるようになったからこそ「お金を払う価値」について過小評価してしまいがちなのですけれど、機会があれば是非プロに写真を撮ってもらってみることをおすすめします。きっと良い思い出になりますよ。
我が子は撮影中は終始ぐっすりでした。
さて、「お宮参り」の後に写真室での撮影だったのですが、我が子がずっと寝たままで起きない起きない。カメラマンさんも乳幼児の扱いに慣れていて「起こすコツ」みたいなものは熟知しているようだったものの、それでも我が子は起きませんでした。
個人的には「寝顔でもOK」だったので、そのまま両家の親を含めた全員での写真と、私達家族3人での写真を撮影。全員写真はそれぞれの親用に焼き増し。支払いはその場で完了。仕上がりは3週間後ということで少し時間が空きますが、お出掛けついでに取りに行きます。育児しているとどうしても家の中で完結しがちなので、外に出る理由があるのは良いことですね。
まとめ
ということで本日は我が子の「お宮参り」でした。次の大きなイベントは生後100日目の「お食い初め」でしょうか。あとは来月4月に入ったら小児科に行かないとな。予防接種とかも始まりますね。世の中の年度が変わる中で私もいつまで育休生活するのかを考えないと(男性でも1年くらい取りたいですよね)。