生後1ヶ月半の我が子はぐっすりと寝入っている時以外は抱っこしていないとすぐに泣きます。いわゆる「背中スイッチ」があるようでどれだけ慎重に寝かせたつもりでも気付かれるんですよね。
1日の中で乳児を抱っこしている時間って結構長い。
寝て起きるのはまだ3時間毎のミルクに合わせてなのですが、実際に育児をしていると「3時間毎のピンポイントではない」ですよね。毎回ミルクで起きるタイミングごとに結局1時間くらいはあやしたり抱っこしたりおむつ交換したり。ミルク飲みながらウトウトし始めるときには比較的早くぐっすりモードに入るのですが毎回そうなるとは限らないもので。
結果的に抱っこしている時間って長くなってしまいます。抱っこすること自体は「我が子かわいいなぁ」で済むものの、段々と「腕が辛い」状態になってきたり。左右の持ち手を変えてみたり横抱きと縦抱きを交互にしたりしつつ腱鞘炎にならないように工夫する必要があります。
生後1ヶ月以前は体重も2600g〜3700g程度だったのが生後1ヶ月を過ぎた現在は4000gを超えて増え続けているので腕への負担は日々大きくなるばかり。素手でそのまま抱っこしなくても良いように自宅に準備しているのは以下の2つです。
肩掛けのハンモック型の抱っこ紐「Baba Slings」
まずは「Baba Slings(ババスリング)」。左右どちらか片方の肩に斜めがけしてハンモックのように赤ちゃんを包む抱っこ紐。先輩パパママの友人からお下がりで使わせてもらっています。
これは最初にスリングの長さだけ調整してしまえばあとは「かぶる動作」で装着できるのでかなりお手軽でおすすめです。我が子は足元が窮屈だとたまに嫌がることがあるので包んでみておとなしくしている時には利用。
肩にかかる部分はかなり幅広でクッション性があるのでそれほど疲れないものの、4000g以上のものを吊り下げているのは確かなので後述の一般的な抱っこ紐よりは負担がかかります。赤ちゃんにとっては「包まれ感」が心地良いようで、ちゃんと収まっておとなしくしているときにはすやすやと寝ています。
一応、スリングタイプに限りませんけれど抱っこ紐の中に入れたり出したりする際は注意が必要で、間違っても赤ちゃんを落としてしまわないように前もってぬいぐるみなどで練習しておくことをおすすめします。メジャーなスリングや抱っこ紐であればメーカーか個人がYouTubeなどで装着動画をアップしていることも多いので探してみるのも良いですね。
様々な抱き方に対応する抱っこ紐「エルゴベビー OMUNI360 クールエア」
そして「エルゴベビー OMUNI360 クールエア」。こちらは昔ながらの「抱っこ紐」「おんぶ紐」で想像するような形状の抱っこ紐。ただ今の時代かなり高機能ですね。「対面抱き」や「おんぶ」だけでなくて「前向き抱き(生後5ヶ月以降)」にも対応しています。
これ0ヶ月から使えるということで出産前に買っておいたものの、我が子が約2600gと小柄で産まれたので生後1ヶ月まではとてもじゃないけれど使えませんでした(体が小さくておんぶ紐に埋まってしまうし安定しない)。生後1ヶ月を過ぎてからは少し体も大きくなって首もいくらか安定してきたので不自由なく使っています。「対面抱き(コアラ抱っこ)」で密着させる抱き方です。先日のお彼岸のお墓参りにも車を降りてからはエルゴベビーで移動しました。
ちなみにエルゴベビーはメーカー内でもいくつか種類があるのですが「クールエア」はメッシュ構造の涼しくて軽いタイプのもの。エルゴベビー自体が結構ゴツい(肩のベルトも疲れないように厚く作ってある)ので、春〜夏にかけて親子ともに汗ばむことを少しでも減らしたいなとこのタイプを選定。
スリングタイプと比べると装着手順が多いので「パッと着けて抱っこする」には慣れが必要なのと、寝かせる際にも手順が多くて赤ちゃんが起きてしまいがちかも。ワンオペで家事しながらの時にはスリングタイプよりは(一度抱っこしてしまえば)安定して両手も自由に使えるのでスリングタイプよりも楽です。あとはやっぱり「両肩で支える」というだけで軽く感じます。
「ヒップシート」というものがあると聞いて。
前述の通り自宅ではスリングタイプと一般的なタイプの抱っこ紐を用意しているのですけれど、「わざわざ装着する」というのがちょっと億劫なタイミングってかなりあるんですよね。パッと抱っこして、寝付いたらそっと下ろすみたいな。結局自宅では素手で普通に抱っこすることが多くて腕が痛くなるというわけです。
そこで嫁さんが「これ良さそう」と見つけてきたのが「ヒップシート」なるもの。商品によって価格帯も幅があるのでAmazonでちゃんとしたレビューが多いものを参考として貼っておきます。価格が倍以上違う上に商品紹介の写真がしっかり載っているのが安い方だったりするってのがAmazonあるある。
「ヒップシート」が何かと言うと「座れるウエストバッグ」みたいなものです。ウエストバッグの蓋となる上部が固めのクッション(内部は発泡スチロール材など)になっていて、そこに赤ちゃんを座らせることで「腕ではなく腰で支えることができるようにする」ということ。
座る部分は抱っこする親側に30度程度の傾斜がかかっていて落下防止にもなるとともに、自分と赤ちゃんの体が自然とくっつくことで体重が少しでも軽く感じられるような構造になっています。
「ただ座らせるだけ」なので赤ちゃんを固定するわけではないことには注意。でもこの気軽さはとても便利です。装着も腰ベルトのみですし、素手で抱っこするものの「腰で支える」というのは理に適っています。自宅での機動性を保ちながら腕への負担を軽減させるならこのくらいのシンプルな商品の方が使いやすそう。
まとめ
ということで我が家で現在使っているのは「Baba Slings」と「エルゴベビー OMNI360 クールエア」。導入検討中なのが「ヒップシート」でした。
抱っこ紐はメーカーによって価格帯にかなり差があります。必ずしも高いものが良いというわけではなくて「自分と子どもと生活スタイルに合う」ものを選べば良いですね。あとは万が一の場合のアフターケアがしっかりしているメーカー。
あとは「エルゴベビー」は検索ワードに「落下事故」が一緒に出てきたりしますけれど、個人的には「ちゃんとした方法で使う限りは危険性はない」と感じますね。落下防止の赤ちゃん用ウエストベルトもついていましたし。反対に言うと「説明書読まないでなんとなく感覚で使うと危ない」ということ。ちゃんと説明書読んで使いましょう。
ちなみにうちの場合は今のところ「対面抱き」のみでの使用なので「おんぶ」で使う必要が今後出た場合にはしっかりと練習してから使いますが、試しにぬいぐるみ使ってやってみた感じだと「エルゴベビー」は「対面抱き」よりも「おんぶ」がちょっと注意必要かなという印象でした。立ったまま一気に背負わずにソファーの上など赤ちゃんが落下しない場所で装着するのが大事かなと。
最近は少しずつお出かけもし始めていますから抱っこ紐が活躍する場面も増えてくるだろうな。楽しみ楽しみ。