最近の不要不急の外出自粛の中、少し暖かい日には庭先で子どもを遊ばせるようにしています。少し前の記事で「小石を拾うのがブーム」と書いたのですけれど、最近になって「小石を家の中に持ち帰る」ようになってきました。
お気に入りの小石が見つかったら玄関に戻って行く我が子。
これまでは歩き回ってはしゃがんで小石を拾い、その小石を親に持たせて(親の手を掴んで手のひらに握らせてくる)次の小石を拾うというのを繰り返していました。
ただある程度小石拾いに飽きてきたら、集めた小石は投げたり適当に置いたりして終わっていたんですよ。
それが少し前から「拾った小石を握りしめたまま玄関に戻っていく」という流れに変わってきました。
小石を拾ってから親に握らせる流れはまだ続いているのですけれど、ある程度それで満足したら自分で持っている小石か親に握らせている小石の中から3〜5個程度を選んで持ち帰ろうとするわけです。
小石と言っても1歳1ヶ月の我が子にとっては結構大きいものになるものの、器用に片手に2〜3個ずつ握るんですね。
握る方法についても例えば「右手に1個握って、左手で別の1個を拾った上で右手を開いてそこに追加で置く」というような比較的やりやすい手順ではなくて、「右手に1個握って、そのまま右手の指先を軽く開いてもう1個拾う」というように難しいやり方なのが感心します。
気に入ったっぽい小石を両手で握りしめたら親を残して一人で家の中に入ろうとするので、確実に「小石を持ち帰る」という行動を意図的にしているようです。
玄関で靴を脱がせる時も両手に小石を握りしめたままで、家の中に入ってもそのまま廊下を歩いてリビングに帰っていきます。どれだけ大事なんだと。
リビングに入ると小石を投げたり、握ったままテレビを叩こうとしたりするので注意しなければなりませんが、取り上げようとすると怒って泣き出すのでこちらとしても上手く対応しなければならない状態。
ある程度遊ばせつつ、注意が他に向いた瞬間を見計らって見えない所に隠すようにしています。その上で「手を洗う」ということをするんですね。小石も土や埃だらけなわけですから。
一旦気がそれてしばらくすれば忘れてしまうので何とかなるのですけれど、次にまた外で遊ぶと同じように小石を持ち帰るのできりがありません。
段々と拾う小石が大きくなってきている。。。
そして拾っている小石を見ていると、その時々でも違うのですが少しずつ大きくなってきているんですよ。
我が子にとっては「小石を拾うチャレンジ」のようになっていて、「いかに多くの小石を両手だけで拾えるか」や「いかに大きい石を持ち帰れるか」に熱中しているようにも見受けられます。
1円玉程度の小石であれば廊下で投げてしまっても大して問題ないのですが、ちょっとしたみかんサイズの石まで拾い始めているので大変です。このサイズになると投げたりぶつけたりするのが危ないですからね。というかもはや小石ではない。
また小石でも尖っているようなものや割れているようなものだと握ったまま転んでしまうことで手を切ることもありますので、拾うタイミングでそのような小石は手にしないように注意しています。
親としては子どもが興味を持っていることについては尊重したいので基本的には見守る&応援する姿勢ではあるものの、物を壊したり怪我をしたりしないようにうまいこと対応する技術は必要になってくるということで。
それにしてもこういうのって将来的に「何かを集める」という収集癖につながる行動なのでしょうか。そうだとすれば1歳になったばかりでも既にそのような感覚があるものなんですね。
確かに「小石」というひと括りでも1つ1つの石としての種類は違いますし色も形も様々。私自身も小さい頃に石や鉱物への興味が強かった時期がありますし、砂浜で貝殻やきれいな石を拾うのと同じような感覚とも考えると、庭先の小石を拾うのが楽しいというのもよくわかる気がします。
この興味関心が今後どのように変化して育っていくのか、親としては楽しみでもありますね。今は身の回りに多い自然物に対する興味が強いでしょうけれど、あちこちにショッピングに出掛けるようになれば子ども向けの様々なおもちゃ等も集めたくなってくるのだろうなぁとか。
今は世の中が自粛のタイミングなので中々お出かけできないものの、家の周りで感性を育む方法もあるはずですから小石1つに対する反応でも大切にしていきたいものです。
まとめ
ということで、庭で小石を拾って満足しているだけであればそれほど大変ではありませんでしたが、家の中に持ち帰るようになってくると少々事情が変わってくるぞという話でした。
ちなみに持ち帰ってきた小石はこっそり庭に戻しておけばよいのですけれど、今のところはジップロック的な袋に入れて溜めておくようにしています。万が一我が子が「あれ、拾ってきた石はどこにいったの?」みたいな探し方を始めた場合の対応のためです。
ここ暫くの様子では滅多にそういうことは無さそうなので、ある程度増えてきたら庭に戻すつもりではありますが。
あと気になるのは「次の段階で何を始めるのか」ということですね。拾う石の数が増えるのか、拾う石が大きくなっていくのか、石以外のものを拾い出すのかなど楽しみです。ではまた。