産まれてからの1ヶ月くらいは部屋の天井ライトくらいしか認識していなかった我が子。生後1ヶ月を過ぎたあたりから段々とまわりのものに焦点が合ってきているのか、黒いもの(柱とか)にも目を向けるようになってきて、親の顔もじっと見るような段階にも入りました。
生後1ヶ月までは絵本にはほとんど反応しなかった。
ただ絵本とかを見せながら読んでみてもあまりじっと見ることはなかったんですよね。赤ちゃんは最初は色もわからない状態で、非常に明るいものや黒くて大きく見えるものしか認識しないとも言われていますから、これまでは「絵」というものもわかっていないということもあるのかなと。
それが生後1ヶ月半を過ぎて、ここ数日は「絵本をじっと見る」ようになってきました。といっても全てのページの全ての絵にしっかりと反応するわけではなくて、やっぱり「黒いもの」を中心に見ているように思われます。あとは「赤いもの」にも反応しているっぽい。「絵本を見せても反応なし」→「絵本の黒い絵を中心にじっと見るようになる」→「黒い絵以外も見ているような反応」という変化。
我が家のリビングには大きめの本棚があるのですが、我が子を抱っこしているときにその「本棚をじっと見る」ということは生後1ヶ月くらいからあって、それも段々と増えてきているように感じられます。やはり最初は黒い背表紙の本だとか文字を見ているように思われましたが、もしかしたら最近は他の色も少しずつわかるようになってきたのかもしれません。想像の域を出ないですけれど。
ということで、最近我が子がしっかりと見るようになった絵本を3冊紹介します。いずれも出版社は「Gakken(株式会社 学研プラス)」のメジャーな絵本ですが、0歳0ヶ月からの絵本って種類も多いので買ってみないとわからないんですよね。もう少し大きくなれば本屋に連れて行って子どもが気に入ったものを選ぐこともできますけれど。ご参考まで。
「しましまぐるぐる」(Gakken)
「2009年4月22日 第1刷発行」の「しましまぐるぐる」。手元の本は「2018年5月29日 第35刷発行」となっていますのでかなりの人気作品ですね。
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タイトルの通り「縞模様」と「渦巻き模様」が交互に見開きで展開していく絵本。縞模様が魚の模様になっていたり、渦巻き模様が蛇になっていたりとページごとに異なるモチーフになっています。
生後1ヶ月程度だとモチーフまではわからないので、あくまで「しましま」と「ぐるぐる」を見て興味を持って見るかどうかというところかなと。我が子は今の所「黒などの濃い色」によく反応するので、薄い色のページなどはあまり興味なさそうにすることもあります。これは成長するにつれて変わってくるでしょうね。
ちなみに最後の方のページでは1箇所だけ穴が空いていて、ページをめくることで穴から見える柄がしかけ絵本のようになっています。これも生後1ヶ月程度だとまだ面白さはわからないのでもう少し先に理解する仕掛け。
今回紹介する3冊とも、絵本の裏表紙には「おうちのかたへ」ということでメッセージが記載されています。この「しましまぐるぐる」と次の「あかあかくろくろ」は同じ文章で、以下の通り。
おうちのかたへ
黒、白、赤といったコントラストの強い配色の線や形、目や口がある「顔」の絵は、生後6か月ぐらいまでの赤ちゃんでも注目することが知られています。赤ちゃんの目から20センチくらいの位置で見せてあげてください。初めての「見る」感覚に、赤ちゃんの喜ぶ姿が見られるでしょう。
ということで20センチくらいの位置だと見えるようで。これは赤ちゃんの月齢によっても違うかとは思います。ちなみにこの本自体が1辺17センチ程度の正方形ですから、赤ちゃんの目の前でページをめくっても顔に当たらないくらいの距離感ということですね。
我が子はまだこちらからの呼びかけなどに笑って反応する前の発達段階なので「喜ぶ姿」というのは見られないのですが、反応として両手をバタバタさせることはあるので何かしらの「楽しさ」みたいな感覚はあるのかもしれません。クーイングは日々増えてきていますから、早くキャッキャと喜ぶくらいになってほしいなぁと。
「あかあかくろくろ」(Gakken)
次は「あかあかくろくろ」。「2010年6月30日 第1刷発行」で手元の本は「2018年12月28日 第28刷発行」。こちらもかなり増刷していますね。
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「しましまぐるぐる」は模様・形に注目した絵本でしたが、こちらの「あかあかくろくろ」は色に注目した絵本です。
ページをめくるごとに「あか」「くろ」「しろ」「あかあか」「くろくろ」「しろしろ」「くろくろ」「あかあかしろしろ」「あかあかくろくろ」「しろしろくろくろ」「あかあかくろくろしろしろしろ」と色の組み合わせが「りんご」や「ありさん」などのモチーフと一緒に展開されていきます。
「しましまぐるぐる」と同様に最後の方のページに穴が空いていて仕掛け絵本のようになっていますが、穴が表す絵がページをめくってもどちらも「風船」なので「仕掛け」としての面白さというよりは「穴が空いている」ということに興味を持って欲しいということかもしれませんね。
我が子の場合は、今回紹介している3冊の中ではこの「あかあかくろくろ」に対して最初にじっと見るような反応をしました。というのも、前述したように発達段階の初期では「白黒」しかわからないようで、絵本の中でも「黒いもの」に反応するわけで。
この「あかあかくろくろ」の中に「ほとんど真っ黒」のページや「赤い背景に黒いモチーフ」のページがあって、このページだけは見つめるようになったのが最初だったかなと。ほとんど白いページとか白地に小さめの赤いモチーフのページはどちらかというと興味を持ちにくいというか認識するのが遅い気がします。今は他のページも見るようにはなってきていますけれど。
そういう意味では最初の絵本としては「しましまぐるぐる」よりも「あかあかくろくろ」の方が反応が良い場合があるかもしれません(我が子の場合と同じように)。
「まるまるぽぽぽん」(Gakken)
最後は「まるまるぽぽぽん」。手元の本が「2018年9月4日 第1刷発行」の初版ということで、こちらは発売されてそれほど経っていないんですね。
この絵本はタイトルのとおり「まる」という形のモチーフが中心で、「ぽん」というのは「出てくる」「顔を出す」くらいの感覚で使われています。
前の2冊と比較すると少し絵や色の使い方が細かいので、生後1ヶ月半の我が子にはちょっと早いかもというところ。月齢が若い順におすすめなのは「あかあかくろくろ」→「しましまぐるぐる」→「まるまるぽぽぽん」という流れかな。
裏表紙の「おうちのかたへ」のメッセージも他の2冊とは違います。
おうちのかたへ
生後6か月未満の赤ちゃんでも、黒白を生かしたコントラストの強い配色の絵に注目し、「顔」に見える形の絵を好むことが知られています。まずは、コントラストの差を刺激として感じることで、初めての「見る」体験を楽しめます。また「丸」は赤ちゃんが認識しやすい形です。赤ちゃんの目から20センチくらいの位置で見せてあげてください。
書いている内容は基本的には同じようなことですけれど表現が少し異なるのと、この絵本の特徴である「まる」が赤ちゃんが認識しやすい形という表記。広告業界にいたので「表記の変化」は気になってしまうのですけれど、前の2冊にあった「赤ちゃんの喜ぶ姿が見られるでしょう」という表現が削られているのは「クレーム対応?」とちょっと考えてみたりします。反応はそれぞれ違って当たり前で断定的には言えませんから「喜ばないじゃないか」なんてクレームを付けてくる人もいたりして(考え過ぎかもしれませんが)。
ちなみに今回紹介した3冊ともページ数は「26ページ」です。表紙と裏表紙を除いて見開きの数で数えると「12見開き」。各ページは厚いボール紙で1ページあたりの厚さが約1mmくらい。結構厚いですよね。幼児は自分で本を手にするようになると平気でかじったりするので、このくらいの厚紙の方が怪我とかしにくくて良いです。
まとめ
以上、生後1ヶ月半の我が子が最近じっと見ることができるようになった絵本「しましまぐるぐる」「あかあかくろくろ」「まるまるぽぽぽん」の紹介でした。
生後1ヶ月程度だと絵本の中には「読んだときの声とか音」に反応するものと、「絵や柄」に反応するものがあって、今回の3冊は後者になりますね。例えばもう少しあとの月齢・年齢を対象とした絵本でも、もし絵や柄がわからなくても読み聞かせることで喜ぶような本もあるかと思います。
絵本関係はこれから買っていく予定なので、我が子の反応も見ながら揃えていきます。それにしても読み聞かせして何かしらの反応があると、それだけで親としては嬉しいものですね。ではまた。