先日久しぶりに嫁さんが作ってくれたアサリの酒蒸しを食べました。結婚前や結婚直後の単身赴任の時期で一人暮らしをしていた頃は自分でもよく作ってまして。副菜的な位置付けですけれど簡単に作れて旨味を楽しめる献立は良いですよね。長く付き合っていると時期によってハマっていたレシピとかがあるものだなと振り返ってみたりするのですが、アサリの酒蒸しも最近はあまり作っていなかったので変に懐かしい感じがしたりして。
我が子が大きくなってきたら一緒にやりたいことって色々考えてみるんですが、料理もその一つです。食育というほど大げさなものではなくても、毎日何かしら1品だけでも一緒に作ったりすることができれば楽しいだろうなと。
育休生活で我が子と向き合うことでわかる「育児」というものの時間感覚
さて、育休生活していると毎日があっという間に過ぎていくという側面もありますよね。これはルーティーンがある程度決まっているからで、3時間ごとのミルク、都度都度のオムツ替え、沐浴(うちの場合は毎日18時半)、抱っこ、寝かせつけ、あとは起きているときに絵本を読んだりお話したり歌を歌ったり。
抱っこしての寝かせつけもピンポイントではなく数十分〜1時間単位だったりすることもありますから、1日のうちでかなりの時間を育児カテゴリで過ごしているというわけで。
しかも例えば「抱っこして寝かせつけしながらパソコン使って仕事をする」ということは基本的に不可能です。育児に関することに向かい合っているときには他のことはできないということで。抱っこしながらYouTube見たりということは可能ですけれどね。
そして普通に生活しているだけでも「育児以外にやること」が消えるわけではないので、家事全般はその合間にこなしていくことになります。食事一つとっても準備〜食事〜片付けまでトータルで考えると結構な手数と時間が必要だったりするということを再認識します。うちの場合は食洗機を導入しているので片付けはほぼ労力ゼロで済むので楽ですが、それでも「子どもの様子をみながら料理する」ということは一人ではかなり難しいものです。
だからこそ新生児期〜乳児期はできるだけ夫婦二人揃って育休生活をすることが大切だと感じます。二人で対応することで上記の難しさはほぼ解消されますので。我が子を抱っこしたり寝かせつけたりするだけでも順番にすることでお互い個別の時間も持てますし、風呂だって昼間だろうが夜だろうがゆっくり入れます。あとはトイレだって同じ。ワンオペだとトイレ行くだけでも大変だったりするんですよ。
我が子はまだ寝返りもハイハイもまだですから、今後それらができるようになって動き始めれば更に気を配らなければならない状況も出てくるはず。私もまだ「ほぼ育休生活」で毎日を過ごしていますが、このバランスでできるだけ長く生活を続けられればなとは考えています。どうしても忙しくなってくるタイミングはあるかもしれませんが、完全育休でも2年くらいできる余裕はあるので、仕事もたまに入れつつであれば家計的にも更に余裕を持ちつつ子育てにも集中できるのかなと。引き続きやってみながら検証ですね。
今日は我が子がおそらく初めて意識的に「物を掴む」ということができた日。
乳児がいつから自分の手の動きを意識して動かせるのかって気になりますよね。新生児期はただバタバタさせているだけだったのが、段々とこぶししゃぶりするようになったりすると少しは意識的に口元に動かしているということなのかなぁと感じます。
「物を掴む」ということになると更に複雑な動作になります。誕生直後でも手のひらに指を当てれば反射的に掴むものですけれど、それはあくまで本能的な動きにすぎないもので。抱っこしていて服を掴んだりするのも同じ。我が子は縦抱きすると必ず左手は親の首周りの襟元を掴むので可愛いものです。
ただ何か「独立した物を掴む」ということはこれまでできませんでした。例えばガラガラだとか、ぬいぐるみだとか、ガーゼだとか。眼の前で見せたり、手が届くところに置いても特に掴む動作はしませんでした。手の平に置けば掴むような動作はするものの、これはあくまで反射的なものですよね。
それが今日初めて、ガーゼとパペット人形を掴むということをしたわけで。偶然かどうかを確かめるために様子を見ながら何度か試したのですが、完全な偶然というよりは「自分で手で触ってから掴む」ということをある程度意識できているような様子。
例えばミルクを飲むときやその後に首元にガーゼを挟んでいるタイミングで、手を動かしたときにガーゼが軽く口の方にかかってしまうことがありますよね(これ寝ているときには吐き戻しでガーゼが濡れて口鼻にくっついて窒息してしまうことがないように外す必要がありますが)。これを自分の手で取ってガーゼをどかすというような仕草もしているっぽいんです。
ただし目の前に物を持っていってしっかりと見せるとそれに手を伸ばして掴むというほどには能動的ではないです。さらに自分の手をじっと見るようなこともまだなのですけれど、「物を意識的に掴む」ということについては引き続き観察していきます。ガラガラとか自分で振ることができるようになれば、乳児用のおもちゃなども選択肢が一気に広がるので楽しみです。
まとめ
個人事業主・フリーランスとしての育休生活を続けている私が少しずつ仕事を入れてみていることで、改めて育休の大切さだとかポイントについて気付くことが増えてきました。働き方改革的な論調の中には具体的な夫の子育て参画については見落とされている視点が多いようにも感じますから、自分の経験については記録として記事に残していこうと思います。
というかそもそも「夫の子育て参画」って視点自体が「夫は子育てしないもの」という視点を前提にした言い回しですよね。個人的な感覚としては「夫婦どちらも『親』として子育てするもの」ですから、このあたりに育児関連ニュースなどとズレを感じるというか違和感があるというか。男性の育休取得もまだまだ少ないということなので、夫婦で育休生活することのメリットも伝えていければなと感じます。ではまた。