生後4ヶ月半になる我が子ですが、そういえば最近できるようになっているなと気がついたのが「目の前のものを掴む」ということ。
「反射的に掴む・握る」から「握ろうとして手を伸ばす」へ。
例えばメリーだとかパペットだとかが目の前にある場合に「掴もうとして手を伸ばす」ということがいつの間にかできています。
「自分の意思でものを掴む」ということって簡単に思えて結構難しいんですよね。
新生児期というか産まれた瞬間からでも「ものを掴む」こと自体はできるんですが、それは反射的な動き。
赤ちゃんの手のひらに指を置いたり、ガーゼを置いたりすると無意識に握ります。
その無意識の反射的な動きから一歩進むには、「自分の手を認識する」という段階を経ないと自由に動かせるとは言えないわけです。
新生児期以降、月齢が進むと「じっと自分の手を見る」という場面が出てきます。
最初は不思議なのだろうなという表情で見ているのですが、それが自分の手だと認識するようになりながら、今度はその手で「何かを掴もう」という動きになってきます。
これ「おしゃぶりをする」ということとも少し関係がありそうなのですが赤ちゃんによってはお腹の中とか産まれてすぐに既におしゃぶりする子もいますから、基本的には「おしゃぶり」自体は本能的な動きの部類に入るのでしょうね。
我が子の場合は「拳しゃぶり」しかできなかった時期があって、これは本能的な動きの範疇。
その後「親指しゃぶり」ができるようになったのですが、こちらは多少自分の手というものを認識して動かせるようになったからなのかなと感じられます。
手先の器用さも少しずつ上達している様子。
おそらく自分の手を認識しただろう時期の後は、目の前にあるものを「掴もうとして手を伸ばす」という動作がよく見られるようになります。
我が子をベビーベッドに寝かせたまま掴みやすいガーゼなどを目の前にひらひらさせてみると、ゆっくりと手を伸ばしてガーゼに近づけて握るわけです。
この動きを観察しているととても興味深いのですが、まだ完全に自由にコントロールできてはいない様子でして、「目からの情報と手の動きを補正しながら掴もうとしている」ということがわかります。
つまり掴もうとして奥行きが合わなくて外したりした場合、ゆっくりと前後の補正をして掴んでいくんですね。
更に色々試して見ると、「指1本1本の動きも頑張ってコントロールしようとしている」ように見えます。
単純にパーからグーにするというわけではなくて、指1本単位で開いたり閉じたりということを(じっと目で見ながら)ゆっくりと試みているように感じられるんですよね。
これは日に日に精度が上がってきている様子で、以前は目の前で振っても見て聞いているだけだったガラガラなども最近はちゃんと手を伸ばして掴もうとするようになっています。
我が子からすればどういう意識と感覚なのかは想像するしかないのですけれど、例えば大人でも何かしらの理由で一時的に手が動かなくなったりした場合、また自由に手を動かすためのリハビリをする際には似たような感覚なのかもしれません。
当たり前のように動かしている自分の体も、それが当然ではない段階でコントロールできるようにしていくという難しさは計り知れないですよね。
今の自分でもシミュレーションできるとすれば(耳や鼻穴を自由に動かせる人っていますけれど私はできないので)「耳動かせるようになる」くらいのレベルなのでしょう。
いずれ一生懸命に何かを掴もうとしている我が子の表情を見ていると親としては嬉しいというか感無量です。
まだ言葉はわからないにしても色々な動きを習得するためのサポートができればなとは常日頃考えているところです。
遊びとつなげていくのが一番良いかもしれませんね。
まとめ
産まれてまだ4ヶ月の我が子にとってはとても難しかったり新鮮なことばかり。
寝返りだとかハイハイだとかはとてつもない大きなレベルアップなのでわかりやすいですよね。
でも単純な動作に感じる「握る」とかについては大人にとっては当然なことだったりするので、その発達・成長を見逃しがちだったりするかもしれません。
親として我が子の変化はちゃんと見ていてあげる必要がありますね。
あと都度都度褒めてあげることも大切。
我が子が最近ずっと練習し続けている「ずり這い」もまだまだ「ん、進んだ?」くらいのものですが、根気強く習得を見守っていこうと思います。ではまた。