今日は仕事の打ち合わせで午後に数時間外出。必要な作業はできるだけ自宅ですることで子どもと一緒にいる時間も長くできるのは今の働き方の良いところ。
作業に集中していると子どもの相手を同時にできないというのはありますが、夫婦揃って子どもから見える所にいるということだけでも安心感につながるのかなと思います。
親もちょっと目を離したいタイミングがあったりしますので(電話とかトイレとか家事とか宅配受取り対応とかね)、2人体制での子育ては家庭内でもかなり動きやすいですね。
さて、生後7ヶ月目の我が子ですが、最近できるようになったことの一つが「ノブを回す動き」です。
目次
手首を回す動き自体は数ヶ月前から始まっていた。
生後半年くらいまでの「掴む」という動作の成長。
生まれてすぐの新生児でも「掴む」ということは本能的にできるわけで、私も自分の指を掴ませてみたりしていたものです。
ただ掴む以外の動作については最初は何もできないんですよね。
それが月齢が進んでくると、視力が良くなってきて外界の視覚的な認識について発達が進んできます。
それに伴って「自分の手を見る」というタイミングがが訪れます。
自分の手を自由に思うように動かせるというわけではなくても何か不思議そうな表情で手を見始めるので、「あぁこれは手を見つけて認識し始めたな」というのは比較的わかりやすいもので。
感覚的にどのようなものなのかは想像するしかないのですが、いずれ自分の意思で動かせるようだとわかると「ものを掴む」ということについてもレベルアップしてきます。
おもちゃを手に持たせるにしても最初は「手のひらに当ててあげることで反射的に掴む」ということから始まりますが、これが「目で見て自分で手に取りたいおもちゃに手を伸ばす」ことができるようになってくるんですね。
更に「前後の距離感を認識して手を伸ばす」ということも少しずつできるようになってきます。
我が子の場合、「手を伸ばすけれど距離感がわからずに空振りする」という時期がありました。
この空間認識能力の発達を見るために、ガーゼやおもちゃを目の前で軽く振って掴ませる練習をしてみたり。
手を使ってものを掴むことが出来てくる時期に「寝返り」「寝返り返り」「ずり這い」などもできるようになってきます。
自分で移動できるようになるわけですから、遠くにあるものでも視覚的に認識して「手に取りたい」となると近づいていって掴むということができるようになります。
我が子の場合は生後6ヶ月くらいまでがこの段階。
ただそれでも手の動きとしては基本的に「掴む」ということに限られていました。
指一本一本を自由に動かすことはもちろんできないので、「指先でつまむ」のは無理。
ベビー用たまごボーロなどを1個の半分くらいに砕いて食べさせてみたりもしたのですが、自分で手に取らせようとすると「手のひらで掴む」んですね。
そして掴んでもちゃんと持っているという感覚があまり無いようで(小さいのと軽いからかも)、掴んだたまごボーロを上手く口元に持っていって手を開いて食べるのはまだ上手くできませんね。
自分の手を見ながら「手首をひねる」動作をするように。
その一方で、「手首をひねる」という動きについては数ヶ月前から兆しが見えていました。
「自分の手を見る」ということは今でも横になっている時とか座っている時にしているのですけれど、手を見ながら「手をゆっくりとひねる」んです。
それが面白いのか自分の意思で動かせる範囲を確かめているのかはわかりませんが、単に手を見るだけの状態から「見ながらひねる」ことが増えてくると。
このタイミングで、我が子の目の前で親が同じように手をゆっくりとひねるのを見せてみると「きゃっきゃ」と喜んだりします。不思議ですよね。
段々とおもちゃなどを持っている時にも自由にひねることができるようにはなってきているようで、空間認識と手のひねり動作を組み合わせて「おもちゃの好きな場所を噛む」みたいなこともできるようになってきます。
これ結構難しいことなのだなぁというのは成長を見ていてわかるもので。
おもちゃを持って噛もうとしても、最初は顔に当たってしまったりするんですね。
あとは噛みたい部分があるにも関わらず、上手くその部分が口に入ってこないと。
我が子は負けず嫌いな性格なのか、思い通りにいかないとすぐに悔しそう声を出しながら泣き始めることがしょっちゅうでした。
それが今では器用におもちゃを両手で交互につかみながらクルクルと回して調整できるようになったのですから感慨深いですね。
ただここまでの話は「掴んだものをひねり動作で角度調整する」ということ。
冷蔵庫のマグネットを掴み取る練習からひねる動作ができるように。
最近新しくできるようになったのは「固定されているノブのようなものをひねって回す」ことです。
手に持ったものを回すのと壁などに固定されたパーツを回すことは別問題というわけで、固定されたノブのようなものを回す方が遥かに難しいようです。
何かに固定されているとそれを回せる方向は決まっていますから、とにかく適当に手首をひねれば良いというわけではありませんよね。
回転軸に自分の手首の回転軸も合わせた上で適度に握って回さなければなりません。
我が子もこれがなかなか出来なくて、回せるノブがついたおもちゃで上手く遊べるようになるまでかなり時間がかかりました。
できるようになったきっかけは「冷蔵庫のマグネット」です。
チロルチョコ型のマグネットを冷蔵庫に付けていまして、抱っこしている時にそれを見つけた我が子が手を伸ばしたことがあったので試しに触らせてみました。
マグネットは底部分の真ん中に小さい磁石が付いているタイプなので、そこを軸にして回転します。
子どもの手だと丁度掴めるサイズ感なのですけれど、これを掴んで冷蔵庫から外そうとすると意外と難しいようでした。
磁石もそれほど強いわけでもないのですが、チロルチョコって台形なので引っかかる部分が無くて掴みにくいのかなと。
結局クルクルと回すことしか出来ないわけですけれど、これが「手首をひねって回す」ということの練習になっていたようです。
段々と手首を回す動作自体は上手になってきました。
更にこのマグネットで何日か練習していたら偶然「回しながら角度を変えて捻り取る」ことができたんですね。かなり嬉しそうでした。
これ以降、我が子は「冷蔵庫からマグネットを捻り取る」ということができるようになりまして定番の遊び的なものになったわけです。
また同時に「固定されたノブのようなものを回す」ということもできるようになりました。
やっとノブ付きのおもちゃでも遊べるようになって、最近はお気に入りのひとつになっています。
まとめ
手の動作ひとつでもよくよく観察していると段階的にレベルアップしているものだなと感じます。
子育ての楽しさってこういうところもありますよね。
産まれたばかりの頃はできなかったことが目の前で次々とできるようになっていくというのは、見ている親にとっても喜びと同時に驚きの連続でもあります。
本能的な動きから意思を持った動きにシフトしていく様子は興味深いものです。自分自身も通ってきた道のはずなのですけれど。
できる動作が増えることで遊べることやおもちゃのバリエーションも増えますので、そろそろひねり動作関連のおもちゃも追加していきたいなぁと考えているところです。ではまた。