子育て日記

【子育て日記】おもちゃを自分で隠して探して見つけて「あった!」というブーム。【生後10ヶ月】

1月2日の親戚の集まりの帰りに初詣に行ってきまして、その途中で撮影したのが冒頭の彩雲の画像。一瞬だったのでちゃんと場所選んで撮影することができなかったのですが非常に綺麗でした。年明けから縁起が良さそうですね。

さて、最近の我が子のブームのひとつとして「自分で何かを隠して探す」というものがあります。いつまでこの遊び方が続くかわかりませんので記録しておきます。

抱っこされいてる時や椅子に座っている時に物を落とす遊びと「降りたい」という意思表示。

ハイハイやつかまり立ち・伝い歩きができるようになってからは行動の自由度が格段に高くなっています。その中で「おもちゃを落とす」ということをするようになってきたんですね。

これまでも離乳食の時に座ったままで手に持ったスプーンやパンを落とそうとすることはありました。また抱っこしている時に手に持っているおもちゃをわざと落とすような行動もよくみられました。

この場合、最初は「落とすこと自体が面白いのかも」と考えていました。成長に伴った視力がよくなってきたり、遠近感や高さというものが認知できるようになってきたりすることで「自分の手から離したものがどう動くのか」ということに興味を持つのかなと。

おそらく最初はそのような興味もあったと感じるのですが、途中で気付いたのが「落とした後に抱っこから降りたがる」ということ。降ろしてあげると、自分が落としたおもちゃなどを手に持って遊び始めます。

これは最初は「落とすことでどうあるかを見る」という行動だったものが「抱っこや高い場所から降りたい場合に手に持っている物を落とす」という意図を持ち始めたのかなと思います。

実際、抱っこだけではなくてベビーチェアなどから物を落とした場合には床に降ろしてあげることで遊びはじめて満足している様子。

行儀としてはちょっと悪いのですけれど、物事の善し悪しをちゃんと教えるのはもう少し月齢が進んでからでないと難しいかなと思いますから、今はその興味だったり法則性の理解に対しては見守る方向で対応しているところです。

布団の下とか棚の奥とかに物を落としたり隠したりする遊び。

この「物を落とす」という遊びの延長として「物を隠す」ということもし始めました。

最初は「つかまり立ちできる高さのテーブルに置いてあるおもちゃをテーブルの向こう側に落とす」という行動がスタート。落としたおもちゃがどこに行ったのかを覗いたり探したりして拾って、また落とすということを繰り返している様子。

これが「自分から見えないところにおもちゃを押し込んで隠す」という行動も見られるようになってきます。例えばソファーの座面だったり、クッションだったり、布団だったり。何かの下に手を突っ込む形でおもちゃを押し込んで、そこで手を離して隠すんですよね。

そしてその直後に隠した場所に手をまた突っ込んでおもちゃを探して、握って引っ張り出して満足している様子です。

特に最近はおしゃべりが増えてきているので、隠したあとに自分で引っ張り出しては「あった!!」と嬉しそうに叫んでいます。「あった!!」という言葉の意味を理解しているかどうかは微妙なところですが、取り敢えず見つけた時に発する言葉としては合っているなという感じ。

この行動の意味って何だろうと考えてみるのですが、「記憶」と「予測」ができないと無理な遊び方ですよね。どこに隠したのかという記憶がなければ見つかりませんし、一度隠してもそこにおもちゃがあり続けるという恒常性を認識して、もう一度引っ張り出せるという予測ができなければなりません。

結果として記憶と予測通りに一度手放したおもちゃがまた戻ってくることで嬉しくて「あった!!」となるわけで。

何度も繰り返しているとたまにどこに隠したのか見失ってしまうこともあるようなので、記憶の確度としてはまだこれから成長していくのかなと感じます。

ちなみに新生児期以降の比較的月齢が若い段階で「いないいないばぁ」ができるようになりますけれど、これも認知的な発達がある程度進まないと面白いと思わず笑わないと言いますよね。「いないいない」の所で本当に消えてしまったように感じてしまったり、「ばぁ」とまた出てくるということが予測できないと楽しめないという。

おもちゃを隠して自分で見つけるというのもある意味ではこの「いないいないばぁ」に近いものがあります。相手が人か物かという違いと、自分自身の意思で隠して見つけるという差がありますけれど。

よく考えると大人にとっては当たり前のことでも、乳幼児にとってはまだまだ新鮮な世界が身近にあるわけで。いろんな物を落としまくることは大人にとっては困ることもありますけれど、子どもにとっては「何をどう落とせばどうなるのか」のサンプルを延々と収集しているだけかもしれません。

木のおもちゃは落ちると大きい音を立ててそれ程動かないけれど、ゴムボールは跳ね回ってどっかに行ってしまうというような。世の中の材質や物理的な振る舞いを知らないわけなので、取り敢えず全部やってみようという興味についてはわかる気もしますよね。

物を隠すというのももしかしたら同じようなことで、「何を隠してもまた出てくるのか」「何度やってもまた出てくるのか」ということを確かめては「あった!!」と再現性を楽しんでいるのかもしれません。

このような行動も(少なくとも自宅では)できるだけ制限せずに見守るようにしていきたいと思います。

まとめ

遊び方ひとつを取っても日々成長しているものだなと感じます。我が子の表情や動きに細心の注意を払って見ていると、その瞬間瞬間で何をしたくて、何を疑問に思って、何を考えているのかということがある程度わかるものです。

言葉の習得前ですから「考える」と言っても言語化できない感覚的なものの範囲に収まるのでしょうけれど、それでも生後10ヶ月にもなると意思や意図が既に生まれているということは確かですよね。しかも動き回れるようになることで一気に高度化しているように感じます。

ほぼ育休生活をしながら24時間体制で子どもと一緒にいると、その細かい成長を目の当たりにできるというのが大きなメリットです。子どもが産まれてから僅かの期間しかできないことでもありますからこの時間・期間を大切にしたいですね。ではまた。

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