自宅が郊外にありまして、家の裏手が木々の生えたちょっとした斜面になっています。
家の庭先に訪れる動物や鳥たちは趣味カメラにとって格好の被写体
動物や鳥たちの住処や通り道にもなっているらしく、リス、キツネ、キジ、ウグイス、キジバトなど、縁側でカメラ手にして待っているだけでも賑やかなもので。動物たちばかりではなく様々な虫も多かったりして苦手な人は苦手かもしれませんけれど、生き物を撮影する趣味がある層にとっては、この生活と自然の近さは田舎住まいの良いところですね。
冒頭の写真のヒヨドリもたまに遊びに来ます。毎年来て同じ木にとまっているのでおそらくは同じヒヨドリだろうなと思います。
余談ですけれど、仕事でご一緒した生物学とかの専門家の方々が皆そろって動物や生き物たちのことを「あのひと」「あのひとたち」という言い方するんですね。もしかしたら私がお会いした方々が偶然同じような呼び方をしていて、この呼び方をするのがメジャーなのかどうかはわかりませんけれど。自然の中で生きているものたちは皆同じという意味合いでの「ひと」という呼び方なのかもしれません。
庭に来た野生動物たちには餌をあげたりはしませんので、なかなか狙って撮れるわけではありません。カメラを持って待っていても会えないこともありますし、反対に鳴き声や羽音が聞こえてカメラを持ってそっとカーテンや窓を開けると逃げていってしまうこともあります。
過ごし方として一番良いのは縁側でカメラを脇において本でも読みながら、顔を出した鳥などにカメラを向けてシャッターを切ることですね。そもそも見えている状態で近くに来てくれた相手は意外と逃げていかないものなんです。
たまに顔を出すヒヨドリは器用に細い枝にとまるものだなと関心するばかり。遠目に見るのも風情がありますけれど、望遠で寄って撮影してみると羽の重なりや全体のシルエットも美しいデザインですよね。機能美とはこういうことを言うのでしょう。
鵯(ひよどり)のこぼし去りぬる実の赤き 【与謝蕪村】
与謝蕪村の見た瞬間も目に浮かぶようです。
カメラが趣味で地価の安い田舎に住むなら庭付き一戸建てがおすすめ
住むなら一戸建てか賃貸かなんて話題をよく聞きますが、カメラ趣味で田舎に住むなら庭付きの一戸建てがおすすめです。自分の生活圏内で被写体を探せるのって気晴らしにとても良いものですから。
コンテストなどに応募するような写真を撮るなら別ですけれど、庭先に来るような鳥や虫を撮るのを楽しめるなら、縁側でお茶飲みながらシャッターを切るのも風情があります。歳とっても続けられますし。
最近は人口減少の関係もあって空き家も増えてきていますから、地方だと県庁所在地の郊外あたりの中古住宅は穴場です。私が住んでいる家は結構古いのですが、築年数が浅くても比較的安価で売りに出されている家も結構あるんですよね。
もともと地下も安いので、個人事業主とかフリーランスであまり場所を問わずに仕事できる働き方をしていると趣味まで含めてかなりパフォーマンスの良い生活ができます。維持費とかもその分かかりますが、賃貸でもかかるものはかかりますからね。
まとめ
カメラを趣味にしていると田舎×庭付き一戸建ての組み合わせは最高です。
庭辺の生き物たちもたまに紹介していければと思います。ではでは。