GR III

【GRIII】ファームウェアアップデート(ver.1.20)は初の機能拡張「粒状感」「自動水平補正」の他、再生ボタン起動時間短縮、レリーズ応答性改善、オートエリアAF改善など。

GRIIIのファームウェアアップデート(ver.1.20)が来ました。

今回はGRIII発売後初の「機能拡張」も含まれています。

尚、ver.1.10の更新については以下の記事を参照ください。

GRIII ファームウェアバージョンアップver.1.10
【GRIII】ファームウェアアップデート(ver.1.10)はImage Sync接続対応と暗所・低コントラスト時のAF改善など。GRIIIのファームウェアアップデート(ver.1.10)が来ましたね。 RICOH公式サイト 「RICOH GR IIIファーム...

また、ver.1.11についてはかなり細かいものでしたので記事にしていませんでしたが変更内容は以下の3点でした。参考まで。

《バージョン1.11》

  • バージョン1.10において、カメラでの動画再生時にコマ落ちが発生する現象を修正しました。
  • Mac OS のUSB装置ツリーに表示されるバージョン表記をFWバージョンと連動させました。
  • 全体的な動作の安定性を向上しました。

GRIII ファームウェア ver.1.20の変更内容

さて、今回のver.1.20の機能拡張内容および変更内容は以下の通り。

《バージョン1.20》
【機能拡張内容】
  • [静止画設定の「6」について]
    画像仕上げ設定メニュー [イメージコントロール] の[モノトーン][ソフトモノトーン][ハードモノトーン][ハイコントラスト白黒] モードの調整項目に[粒状感] を追加しました。
  • [静止画設定の「7」について]
    撮影補助メニューに[自動水平補正] を追加しました。
【変更内容】
  • 電源オフの状態から、再生ボタン長押しで起動する際の起動時間を短縮しました。
  • 明るさの違う被写体を続けて撮影する場合のレリーズの応答性を改善しました。
  • [オートエリアAF]で、稀にピントが後ろ抜けする現象を改善しました。
  • 全体的な動作の安定性を向上しました。

バージョンアップの方法は前回と同様ですが再掲します。簡単にまとめると以下の通り。

  1. RICOH公式サイトからファームウェアファイルをパソコンにダウンロードします。
    RICOH公式サイト 「RICOH GR IIIファームウェア バージョン1.20」
  2. ダウンロードした「gr3_v120.zip」という圧縮ファイルを解凍します。
  3. 解凍してできた「fwdc239b.bin」というファイルを更新用SDカードに入れます。
      ・SDカードは32MB以上とありますが、
       これは解凍後ファイルが28.4MBであるためです。
      ・SDカードはGRIIIでフォーマットしたものを使い、
       解凍後ファイルはルートディレクトリに入れます。
       →SDカードのフォルダをクリックして、
    一番最初に開くところ(一番上の階層)です。
  4. GRIIIの電源をオフにしてから、上記SDカードをGRIIIに挿します。
  5. GRIII背面の「MENUボタン」を押しながら電源をオンにします。
  6. 「カメラのファームウェアアップデートを行います」と画面に表示されるので、「実行」を選んでOKボタンを押します。
  7. そのまま待って「アップデートが完了しました」と表示されれば完了です。GRIIIの電源をオフにして、SDカードを撮影用のものに入れ替えます。

更新に使ったSDカードをそのまま撮影に使いたい場合には、改めてGRIIIでフォーマットし直して更新ファイルを消去してから使うように公式では推奨されています。

GRIII ファームウェア ver.1.20の詳細。

まずは機能拡張2点について。

「粒状感設定」

これはモノトーン系の設定(モノトーン、ソフトモノトーン、ハードモノトーン、ハイコントラスト白黒)で調整項目に「粒状感設定」が加えられたということですね。

効果の強度は4段階で、「–:オフ」「1:弱」「2:中」「3:強」から選べます。

GRIIIの本体で撮影イメージを決めるスタイルの場合はこの粒状感を選べるようになったのはかなり便利です。

私の場合は、MacBook Proに取り込んだ後にPhotoshopのNik Collectionで画像調整して楽しむことが多いのですけれど、カラーで撮影してモノクロに変換する際に「粒状感」もイメージに合わせて変えていくことが多いです。

画素数が今よりもかなり少なかった時代の古いデジカメの写真をいじることもあるのですが、こういう場合にはモノクロにして粒状感を変えていくことで今でもある程度見ることができるようになったりしますので使い勝手が良いんですよね。

そういう意味では最初から本体で粒状感まで決め込むことはそれほどなかったのですが、作品づくりのための設定項目としてGRIII内で完結させられるようになったことでU1〜U3のいずれかに粒状感まで好みのモノクロ設定を入れておくのは面白そうだなと。

「自動水平補正」

自動水平補正はその名の通り、「設定をオンにすることで撮影時の左右の傾きを自動的に補正」する機能。

補正可能範囲は以下の通り。

Shake Reduction オン時:最大1.0度まで

Shake Reduction オフ時:最大1.5度まで

Shake Reductionというのは手ぶれ補正機能のこと。

この「自動水平補正」について不勉強で詳細よくわからなかったので調べてみますと、古い機種としては例えば2010年発売の「Pentax K-5」のページ(リコー公式サイト)にも「自動水平補正機能」という項目がありまして、ここには以下のような説明があります。

カメラの左右方向の傾きを、撮像素子を回転させることで相殺。自動的に水平に近づけるPENTAX独自の機能です。補正可能角は最大で約±2度。手持ち撮影時に役立つことはもちろん、三脚使用時でも微妙な水平出しが自動で行えます。

※手ぶれ補正機構SR[オン]時、補正可能角は最大±1度です。

GRIIIの場合は補正可能角が前述の通り1.0〜1.5度までになっていますが、機能名称が同じということもありますから同様の技術ということなのでしょうかね。

どうやらPentaxのカメラとしてはおなじみの機能ということなのでしょうけれど、技術としては手ぶれ補正機構を活用して電子水準器のデータと組み合わせて補正するという感じなのかな。

水平については電子水準器の表示をオンにしていますし、補正が必要な場合はPhotoshopでやりますので、個人的にはこの「自動水平補正」は使わないかなと思います。

敢えて水平からずらして撮影することもありますし、画角のイメージが自分の知らないところで自動的に補正されるのは撮影スタイルとは合わないので。

ただあまり細かいことは気にせずにスナップを気軽に撮影したり、家族だとかに撮影してもらう際にちょっとした水平補正をGRIII本体側でしてくれるのは便利な場面もあるかもしれませんね。

いずれGRIII発売から約4ヶ月のタイミングで機能拡張もしてくれるというのは素晴らしいことだと感じます。

ソニーのαシリーズでも機能拡張が話題になったりもしましたが、GRIIIはミラーレスカメラなどではなく一応コンデジの分類に入るわけですからね。

 

以下は変更内容についてです。

再生ボタン長押しの起動時間短縮

地味に良改善。

電源オフから撮影画像だけを確認する際、再生ボタン長押しでレビューできるのですが、確かにツーテンポくらい空くんですよね。一瞬ディスプレイに読み出し中の「くるくる」が表示される感じで。

こういう細かい改善は意外とストレス軽減につながるので続けて欲しいです。

明るさの違う被写体を続けて撮影する場合のレリーズの応答性改善

GRIIIの弱点といえば条件によってAFが迷いやすいことだったり、それに伴ってレリーズが遅くなってしまうことだったり。

そういう意味で、悪条件下の応答性改善は待ち望んでいたものです。

ソフトウェア的に改善できるのであれば今後も更に応答性が良くなる可能性もあるのかな。

オートエリアAFで、稀にピントが後ろ抜けする現象を改善

AFの設定ってみなさんどうしていますか。

これまでのGRD・GRシリーズでもAF問題はあったと思うのですが、ピンポイントAFにしたりフルプレススナップ撮影して対応していたユーザーも多いのではないでしょうか。

私の場合はGRDIIIと初代GRを使って来ましたけれど、基本はピンポイントAF設定にしてきました。

ただGRIIIについてはタッチシャッターを結構使っているので、AF設定はオートエリアAFにしていたりします。場面によってピンポイントAFにしたりもしますけれど。

オートエリアAFは絞り値どれくらいにするかによって使い勝手も変わって来ますけれど、やはり「精度高いよね!」と心からは言い難いレベルかもしれません。

「後ろ抜け現象」については今の所はそれほど感じたことはなかったのですけれど、ユーザーの声として出ていたのでしょうね。

GRシリーズ自体、完全オートで撮影する機種かどうかという前提もありますが、ユーザー層が広がっているとすればできるだけオートでも失敗が少ない写真が撮れた方が良いのは確かです。

そこで今回の「稀にピントが後ろ抜けする現象を改善」してきたというのは開発チームの姿勢が見えるところだなと感じます。もちろん良い意味で。

変更内容は以上に加えて「全体的な動作の安定性を向上」というもの。

まとめ

今回の更新内容については撮影スタイルによってはあまり使わない機能などもあるかもしれませんが、前回までのファームウェアでも動作改善を体感できたという声も結構出ていましたからできるだけ早めの更新をおすすめします。ではまた。

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