約2週間前に購入した「iPad mini 5」。アクセサリーとして「Apple Pencil(第一世代)」「ペーパーライクフィルム」「ペンホルダー付きケース」も同時購入して使用してきましたので現状の使用感レビューを。結論だけ先に言うと私の環境ではかなり良い感触です。

「iPad mini 5 (Wi-Fiモデル、256GB、ゴールド)」
まずは「iPad mini 5」の本体について。項目に分けてポイントをまとめます。
Wi-Fiモデル:メインでiPhoneを使っていてテザリングができるのであれば「Wi-Fiモデル」で十分。
「iPad mini 5」は「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi + Cellularモデル」が選べます。
重さが「Wi-Fiモデル:300.5g」「Wi-Fi + Cellularモデル:308.2g」とほんの僅かな違いがありますが、Simカードを差して本体のみでインターネットする必要があるかどうかで選べば良いですよね。
私の場合はスマホとして普段iPhoneを使っているので、Wi-Fi環境が無い場所での通信が必要であればテザリングで対応しますから「Wi-Fiモデル」で十分でした。というか自宅外でiPadを使用することは現状ほとんどありませんし、外出先でもWi-Fi環境がある場所が多いです。
仕事などでiPad自体をメインに近い形で使用する場合には「Wi-Fi + Cellularモデル」の方が使い勝手が良いかもしれませんが、もし迷ったら基本的には「Wi-Fiモデル」を選ぶのがおすすめです。
ストレージ256GB:価格差はあるものの64GBではなく256GBを選ぶのが正解。
ストレージについては「64GB」と「256GB」のみしか選べず、税別で17,000円の価格差があるので迷うところですよね。私は今使っているiPhone7Plusのストレージが256GBで既に64GB以上使っていることもあって256GBを選びました。
iPhoneとiPadの使い方は同じではないことと、iPad対応のアプリで使用頻度が高いものに限ってインストールしているので使用済み容量はiPhoneほどではありません。それでも購入2週間で既に50GBを超えています。
用途をかなり絞って使う場合や、iPadを試しに購入してみるような場合を除いては基本的に「256GB」を購入することをおすすめします。価格差以上のストレス低減になりますよ。
ゴールドカラー:ケースを使うならカラーはあまり関係なくて、寧ろベゼル色が白か黒かだけ注意。
カラーは「シルバー」「スペースグレイ」「ゴールド」の3色で、私は「ゴールド」を選びました。Apple製品でこれまで購入したことのない色だということと、個人的なiPadのイメージとして「白ベゼル」が気に入っているからです。
ほとんどの人はiPadを裸で使うことはなくて何かしらのケースを装着すると思いますので、透明ケースを選ぶ場合には別として結局背面は隠れてしまうものです。
そういう意味ではそれほど悩まずに好きな色を選べばOKなのですが、カラーによってベゼル色が違うことだけ注意ですね。
「シルバー」と「ゴールド」は白ベゼル。「スペースグレイ」のみ黒ベゼルです。
写真や動画を見る場合には黒ベゼルの方が良い場面が多いですし、最近はスマホでもベゼル自体が狭くなっているのでデザイン的に白ではなくて黒であることがほとんどです。
「iPad mini 5」はホームボタンがある上に白ベゼルだと「少し懐かしいな」というイメージになるので好き嫌いはあるのかなと思いますが、それも含めて結果としては白ベゼルの「ゴールド」カラーを選んで正解だったなと感じています。黒ベゼルよりもカジュアルなイメージで「iPad mini 5」の個性に合っているんですよね。
サイズ感:7.9インチは気軽に普段遣いできるタブレットの最適解な気がする。
「iPad mini 5」本体のサイズは「203.2mm × 134.8mm × 6.1mm」。仮にケースを付けたとしてもほぼA5サイズに収まるコンパクトさです。
画面は7.9インチ。ベゼルが少し広めでホームボタンもあるので「しっかり枠が付いているな」というデザインですが、実際に使っていると「持った時に画面にかからない親指の置き場所がある」というのは使いやすさにもつながっているように感じます。
さらに大きい「iPad」「iPad Pro」「iPad Air」の各シリーズと迷う場合もあるかもしれませんが、私の場合は「MacBook Pro 15インチ」「iPhone7Plus」との組み合わせで使っていることもあって「iPad mini 5」のサイズ感はベストでした。
1画面で2つのアプリを同時に表示・操作できる「Split View(スプリットビュー)」については購入前に使用感が気になっていたところでしたが、7.9インチというサイズ感で十分でしたね。
「iPad mini 5」を横置きにした場合に手元の「iPhone7Plus」をざっくり縦に2つ並べたくらいの画面サイズになりますので、画面を2分割してもいつものiPhoneに近い操作感で使えるので予想以上に快適なんです。
また家の中で持ち歩いてソファーだとかテーブルだとかあちこちで見る場合に、「iPad mini 7」のサイズ感は「ギリギリストレスにならない最大サイズ」かなと。例えば筐体としては同じサイズでベゼルが狭くなることで画面サイズが大きくなるのであれば良いとしても、現状の「iPad mini 5」のデザインを前提とするならば7.9インチという画面サイズは非常に良く考えられていると再認識。
お絵かき・イラスト用のタブレットとしても気軽に趣味レベルで使う分には十分です(プロ用途であればそもそも何も考えずに「iPad Pro」を選ぶべきです)。多目的にタブレットを使いたいという場合に、「イラストのみを想定した大画面」を選ぶことでトレードオフされてしまう「持ちやすさ・手軽感」の影響はかなり大きいですよ。
大きいサイズのiPadを選んでも結局「重くて使わなくなる」という可能性を考えると、自宅でパッと手にしてソファーでアプリ見たりイラスト描いたりするなら「iPad mini 5」はかなりおすすめです。
バッテリー:まだ2週間なので仕様の表記通りでかなり持つ印象。
バッテリーは公式の仕様では「Wi‑Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生:最大10時間」と表記されています。
購入からまだ2週間しか経っていませんので今のところは仕様通りのバッテリー持ちという印象です。というかiPhoneと併用している関係でiPad自体は1回1回の使用が短時間なので、10時間と言っても毎日充電する必要は無いくらいですね。2日に1回充電でも十分。
これは長期使用してヘタリ具合を見ていく必要があります。
その他:iPhone7Plusとの共存・使い分けは問題無し。
「iPad mini 5」を購入する際に気になっていたこととして「iPhone7Plusとサイズ的な用途でかぶらないか」という点がありました。「iPhone7Plus」自体が少し古い端末なので買い替えも近いのですが、次のスマホも結局同じ程度のサイズ感になるだろうなと考えていて。
そうするとiPhoneとiPadのサイズが近いよりは、結構な差があった方がうまく共存・使い分けができるのではないかなと考えるわけです。そしてどうせなら「iPad Pro」の方が良いかなぁとかね。
まぁ結論としては「iPhone7Plus」ともバッティングせず「iPad mini 5」のサイズ感でベストでした。
ざっくり画面サイズが倍も違うということだけで使うシーンは異なってくるものです。寧ろ自宅にいる時にはiPhoneよりもiPadを使うことの方が多くなったかもしれません。
そういう意味でも現状の「iPad mini 5」のサイズ感は「これ以上大きくなると使いにくくなる」というギリギリのラインなんですね。良い製品です。
まとめ:「iPad mini 5」は個人的に最高のタブレット端末です。
ということで2週間使ってみた感想としては「iPad mini 5はタブレットとして最高」といったところ。あくまで私自身の他のApple製品との組み合わせだったり使用環境によりますが。
「iPad Pro」などとの価格差を考えても、この「iPad mini 5」はかなりコストパフォーマンスが良いですし満足度も高いですね。タブレット自体が「買っても使う?」みたいな風潮もあったりしますけれど、スマホとのバランスを考えてもこのサイズ感はベストだと感じます。
「Apple Pencil(第一世代)」
続いて周辺アクセサリーの「Apple Pencil(第一世代)」について。
充電方式:正直ダサいが充電時間が短いので意外と気にならなかった。
「iPad mini 5」を他のiPadシリーズと迷う大きなポイントが「Apple Pencil」が第一世代か第二世代かという点ですよね。
これ第二世代だったら良かったなぁと思うかもしれませんが、実際のところ充電方式を考えると筐体の側面を真っ平らにする必要もありますし、価格が跳ね上がるくらいなら第一世代のままで正解だったと感じます。「Apple Pencil」自体の価格差もありますし。
そして問題の「充電方式」については、やっぱり端子に直接ぶっ刺す「ダサダサ&折れないか不安」というもので。。これがAppleのデザイン設計思想に合うものなのかと疑うような姿に目を覆いたくなるのは確かです。
ただ使い始めてみると「Apple Pencil」がかなり短時間で充電されるので、ダサい格好を目にする時間が短いんですよ。パッと差してちょっと他のことして待っていればすぐ完了という印象。このおかげで慣れてくると意外と気になりません。
最初はライトニングケーブルに直挿しできるアダプタ(Apple Pencilに付属しているもの)を使うことも想定していましたが、使う必要なさそうなので箱に戻してしまいました。
使用感:スタイラスとしての感触はさすがApple。
肝心の使用感については文句なしです。
素早くストロークするとワンテンポ遅れて描画が付いてくる感じもありますけれど、これも慣れで対応できる範囲です。イラストなどについてはもっと中長期的に使用してみる必要がありますが、現状ではストレスを感じることはありません。
ペン自体が長いことによる重心についても今の所は気になりません。何時間も描き続ければ気になるのかもしれませんが。
あと充電する際にキャップをどうするかという問題もありますが、前述した通り短時間で充電できるので現状ではそれほどストレスは感じていません。
いずれ「iPad mini 5」を購入したら「Apple Pencil(第一世代)」も一緒に購入することをおすすめします。
「Apple Pencil(第一世代)」と「Bamboosketch」との比較。
「iPhone7Plus」でお絵描きするためのスタイラスとして以前に購入したWACOMの「Bamboosketch」との比較について簡単に。

結論から言うと「iPad用には黙ってApple Pencil(第一世代)を買うべき」です。
「Bamboosketch」も問題なく使うことができますが、細かい描画スピードだったり使いやすさは「Apple Pencil(第一世代)」が段違いで満足度高いです。さらに充電方法としても「Apple Pencil(第一世代)」であれば「iPad mini 5」本体だけで完結できるのも大きいです。
ただiPhoneには(2019年8月現在)Apple Pencilがまだ対応していないので、スマホ用お絵描き用のスタイラスが欲しいとなると「Bamboosketch」がベターにはなります。あとはiPhoneとiPad共用のスタイラスとして使う場合にも。
結局このような道具は慣れの問題も大きいのですけれど、少なくともiPadのみでスタイラス使用を考えるのであれば素直にApple Pencilを買うのがおすすめです。
「エレコム 保護フィルム ペーパーライクフィルム ケント紙」
「Apple Pencil」の使用を前提に保護フィルムをペーパーライクフィルムにしました。この「ケント紙タイプ」の保護フィルムは描き心地も良くて満足しています。
ペーパーライクフィルムは紙の描き心地を再現するために表面に凹凸加工がされていますので、どうしても「ごくごく僅かに曇ガラスのようなモヤモヤ感」が出てしまいます。これは仕方がないところですね。
ディスプレイの発色や綺麗さを求めるのであればペーパーライクフィルムではない保護フィルムの方が良いので、用途と感覚とのバランスで選ぶ必要があります。
「Infiland iPad mini 5」ペンホルダー付きケース
「iPad mini 5」専用のケースを探している中で、検索してもレビューが見つからないものの良さそうだなと思って購入したのがこのケース。2週間使ってみて今の所は満足しています。
かなりシンプルで軽量なのが良い。カバーがスタンドになるのも良い。手触りも悪くない。Apple Pencilもホルダーに入れておけるし、ボリューム等のボタン操作もそれほど固すぎるということもなし。
安い分耐久性がどのくらいかというのは中長期的に使ってみないとわかりませんが、価格を考えるとかなりコスパ良いですし満足度高いですね。使ってみて微妙だったら別なものに替えようかとも考えていましたが気に入りました。おすすめ。
まとめ
ということで「iPad mini 5」と同時購入した周辺アクセサリーの約2週間使用レビューでした。現状の感想としては、かなり良い買い物だったなと。
自宅でもiPhoneやMacBook Proを使う時間が減って、その分「iPad mini 5」を手にしている時間が増えています。使い分けもしやすいサイズ感でしたね。
もし他のiPadシリーズと迷っている方がいたら「取り敢えずiPad mini 5買ってみるのがベスト」と伝えたいです。用途がはっきりしていれば迷わず「iPad Pro」にいくはずなんですよ。
にもかかわらず「iPad mini 5と他のiPadシリーズと迷っている」という時点で、「iPad mini 5」にしかないサイズ感だったりアイデンティティにどこか惹かれているということなんです(私のように)。
結局の所「本音ではiPad mini 5が欲しいけれど、上位機種の方がスペック高いしなぁ。。」程度の悩みなので、コスパや満足度を最大化したいのであれば取り敢えず「iPad mini 5」を買うのがおすすめです。手にした瞬間に「あぁやっぱりこれだわ」となるはずです。
細かい点でレビューしたいこともまだまだありますので、それはまた別の記事で。ではまた。