庭の牡丹が咲きました。庭仕事本番の季節ですけれどこの週末はまだ手がつけられずじまい。
牡丹は大輪の花を咲かせるけれど見頃は数日。
牡丹ってかなり大きな花ですが咲いているのは3〜4日程度とかなり短いです。低木でうちの場合は少し窓から見にくい場所にあるので、忙しい時期にあまり庭を見ていなかったりすると「いつの間にか見頃が終わっている」ということもあるくらい。
庭仕事を毎日の日課にしていたり水やりをしていればこういう花の見頃も見逃すことはないのでしょうけれど、我が子が産まれるまでは朝早く出て夜遅く帰ってくる生活を長年していたので、毎年結構いろんな花の見頃を逃したりしていたんですよね。雑草もなかなか取り切れなかったり。
そういう意味では自分の生活に時間的・精神的な余裕があるかどうかって庭の散らかり具合を見ているとわかるもので。
音楽でも絵でも料理でもスポーツでも何でもそうかも知れませんが、同じような作業性がある趣味って自分のコンディションを自分自身で客観視できるのが良いところです。黙々と作業・練習するようなものだと余計にわかりやすいですよね。
ちなみに牡丹は大きく花は咲くものの、菊などと同じでどちらかというと若い世代にはあまり人気がない傾向にある気がします。数日で見頃が終わるので切り花などで目にする機会もないことだとか、高齢者層向けの花のイメージがあるのかなと。
きれいに花を咲かせたいのであればちゃんと剪定だとか花がら摘みをする必要があるのでしょうけれど、それほど管理を気にしすぎなくても毎年花を咲かせてくれるので根付きさえすれば基本的には育てやすい部類に入るように感じます。
GRIIIで牡丹の写真を撮る際には、花が大きいので絞り・被写界深度に注意する必要がありますね。花を正面から撮ろうとしてもかなり奥行きがあるわけですから、F値が小さいままだとシベ(雄しべ雌しべ)にピントを合わせると花びらがボケてしまいます。
小さい花であればそれほど気にしなくてもわからないのですけれど、牡丹レベルの大輪になるとF値を大きくしてピントが合う前後の幅(被写界深度)を広めにする方が良いです。少なくとも花全体のピントはちゃんと合っているように見えると牡丹の凛とした魅力は伝わりやすいのかなと。
気温上昇で庭の草木やら雑草やらが勢いを増していて。
玄関のシダレカツラの木もかなり枝を伸ばしてきました。しなやかに揺れる木陰は目にも涼しくて良いものです。
写真はGRIIIでエフェクトかけずトリミングのみの撮って出し。奥行きある被写体はどこにピントを持っていくかで印象変わりますよね。GRIIIって前ボケもきれいなので、今回は奥の方の少し光に透けている葉にフォーカスしてみました。
さて、シダレカツラの葉も大きくなってきたので、そろそろ剪定し始めないとなりません。シダレカツラって枝が伸びる速度がかなり早いのと、切っても切ってもどこからか伸びてくるのでかなり思い切って剪定しても大丈夫。
我が家の場合は玄関の門の上に少しかかるように植えているので、木自体は大きくなりすぎないように太い枝も切っていきます。ここ1週間のうちには手入れする予定です。
それにしてもここ数日かなり気温が高かったので草木が一気に伸びていたりして、来週は昼間に雑草取りもしなければなというところ。油断していると急にジャングルみたいになり始めるのでこの時期からの庭の手入れって結構大変です。趣味としては飽きないしやることも多いのでおすすめですけれど。
自宅があるエリアでは庭仕事が好きなお宅が多いらしく、この時期の燃えるゴミの日には近所中から雑草やら剪定後の枝やらが毎回ゴミ置き場に山と積まれます。それ見てると「うちもやらなきゃなぁ」と思うわけですね。
まとめ
ほぼ育休生活していても、やることとやりたいことの総量って仕事しているときと然程変わらないものだったりします。自宅外で時間拘束されている長さが違うというくらいで。どちらにせよ趣味だとか仕事以外の自分自身の楽しみみたいなものがどれだけあるかが人生の豊かさにつながるのだろうなと感じていて、それって若いうちから見つけておかないとならないなとも思うんですよね。
長年仕事中心の生活をしていると、いざリタイアして自宅中心の生活になったときに「暇」「やることなくて辛い」みたいなことってありがちだと思うんですよ。時間が空いたからって急に趣味にシフトできるかといえばそうでもなかったりして。だからといって若いうちに趣味の時間や予算を取れるかどうかというと必ずしもそうできなかったり。
かなり意識的に積み上げていかなければならないなぁと思う今日このごろです。ではまた。