GRIIIの発売・購入から2ヶ月少々経ちました。購入直後は他の所持カメラと比較しながら使っていたりもしましたけれど、今ではすっかりこのGRIIIばかり使っている毎日です。
周辺アクセサリーとして使用中の専用バッテリー『DB-110』、交換リングキャップ『GN1 DG』、ソフトケース『GC-10』について、現状のTipsをいくつかメモしておきます。ご参考まで。
GRIII用バッテリー『DB-110』について

当初GRIII用バッテリー『DB-110』がそれまでのGRシリーズ用バッテリー『DB-65』から一新されて容量・撮影可能枚数が少なくなったことが懸念されていました。


公式発表されている連続可能枚数は以下の通り。
【GR II】専用バッテリー「DB-65」による連続撮影可能枚数。
静止画撮影:約320枚※1、再生時間:約190分※2
動画撮影時間:約45分
※1 撮影枚数はCIPA規格に準じた測定条件による目安であり、使用条件により変わります。(CIPA 規格抜粋:液晶モニターON、フラッシュ使用率50%、23℃)
※2 時間は当社の測定条件による目安であり、使用条件により変わります。
【GR III】専用バッテリー「DB-110」による連続撮影可能枚数
撮影可能枚数:約200枚
※満充電のリチウムイオンバッテリー使用、23℃、撮影枚数はCIPA規格に準じた測定条件による目安ですが、使用条件により変わります。
再生時間:約180分
※時間は当社の測定条件による目安であり、使用条件により変わります。
320枚が200枚ってかなり減っている印象がありますよね。それで私も予備バッテリー(互換性バッテリーではなく純正の『DB-110』)を2枚購入して運用を続けてみています。
購入してからの合計撮影枚数が約3,800枚強。日によって結構差がありますけれど1日平均すると50〜60枚程度撮影していることになります。
今のところ生後3ヶ月の娘の子育ての関係で撮影旅行などには行かず、基本的には自宅等で子育ての合間にスナップ撮影に使用。このためそれほど枚数が多くないということもありますが、バッテリーの持ちについてはあまり気にならないというのが正直なところです。
3,800枚(合計撮影数)÷200枚(連続撮影可能枚数)=19回の充電・バッテリー入れ替えをしているかというとそんなにしていませんね。半分程度かそれ以下かもしれません。つまり「私の使い方の範囲では」連続可能枚数の倍くらい撮影できている感覚です。
また旧GRを使用していた時と比較して、「本体充電」で済ませることが増えました。モバイルバッテリー環境も旧GR時代より整っているので、USB充電もさほど苦がないことに気付いたといいますか。食わず嫌いだったかもなという感じ。
旅行での撮影を考えるとやはり予備2枚は欲しいのですけれど、これにモバイルバッテリーを加えればかなりの撮影枚数を確保できるので一般的な使い方の範囲では十分ですね。
ということで安い互換性バッテリーを多めに持ち歩くのも良いのですが、純正バッテリー『DB-110』を1枚とモバイルバッテリーでの運用が安心感もあっておすすめです。
交換リングキャップ『GN-1 DG(ダークグレー)』はデザイン的には最高だけれどやっぱり外れやすい。
![GRIII リングキャップ [GN-1 (DG)]](https://jivecreative.net/wp-content/uploads/2019/03/IMG_4406c.jpg)
GRIIIのリングキャップを『GN1 DG』に交換しています。しばらく使っていますが色合いも渋くてかなり気に入っておりますのでこのまま使い続けるつもりです。GRIIIを購入したときに付いてきた初回限定のブルーリングは使わずに終わりそうかなと。
ただこのリング、やっぱり外れやすいので注意が必要ですね。
今日も撮影後にテーブルにGRIIIを置こうとしたら何かが落ちて、最初は何が落ちたのかがわからなかったのですがこのリングキャップでした。
おそらく無意識に指がリング部分に当たって回転をかけてしまったのだと思うのですが、自分でも気付かないほど軽く外れて落ちていったことになります。
レンズアダプター『GA-1』&ワイコン『GW-4』を装着する可能性がある方は別として、GRIII本体のみで運用する場合にはリングキャップを何らかの方法で仮固定しても良いかもしれません。
細く切った両面テープを内側にかませて回りにくくするとか、リング下部外側の目立たないところに黒いテープを貼って本体に固定しておくとかね。
GRIII専用ソフトケース『GC-10』は理想的なケースだけれど欲を言えば少しだけ気になる点も。

GRIII専用のソフトケース『GC-10』も購入後愛用しています。軽くて材質も柔らかいのとサイズ感もGRIIIにフィットしているので、GRIIIのサイズ感ほぼそのままに持ち歩けるのがかなり良いですね。

気になるところを挙げるとすれば2点。
ソフトケース『GC-10』の磁石はいらないかも。
1点目は『ケースについている磁石の磁力』です。『GC-10』はフタ部分と本体部分双方に磁石がついていて、くっつける形で蓋を締めて固定します。
ただこの磁石が結構強めに感じるんですよね。個人的にはこれ磁石無しかもっと弱いものでも良かったのではという感じ。使い方としてもソフトケースで蓋の脇もそもそも隙間があるので、完全に磁石で固定する必要性ってあまりないのかなという印象。
そしてケース購入後の話として、スマホはポケットに入れつつ財布とGRIIIを重ねて持って歩くことが多いんですよ。出かけるにもこの3点セットと鍵さえがあれば十分なので。
それである時その持ち方の癖で銀行通帳も一緒に重ねてしまったところ、読み出しエラーになってしまいまして。ATM機でそのまま修復対応できたので問題なかったのですけれど、一般的な「磁気カード等に磁石を近づけてはだめだよ」という当たり前の部分がGRIII&GC-10の携帯性とバッティングして微妙に使いづらい。
財布の中のカード類は今の所無事っぽいのですが、何となく「財布とGRIIIは一緒に片手で持ち歩きたい」という使い方の場合にはケースの磁石は(当たり前なのですが)注意です。もしかしたらケースに切れ目入れて磁石取り出して使うことにするかもしれません。
育児散歩レベルの持ち歩きにはケースなしでショルダーストラップだけの方が良いかも。
2点目は育児散歩に限った使いやすさの部分です。
夫婦で生後3ヶ月の娘をベビーカーに乗せて散歩にいくことがあるのですけれど、この場合にどうすればベストなスタイルになるのかなと模索していまして。
そもそもGRIIIの購入動機として、生まれたばかりの我が子の成長をスナップで撮影していくための「子育てカメラ」に良さそうだなということがあったので、これ1台で身軽に済ませられるスタイルにしたいわけです。
散歩用の手軽な装備を色々と試してみた結果、ケースを使わずショルダーストラップだけでGRIIIを肩に斜めがけして出掛けるようになりました。
『GC-10』はベルト通しやカラビナにつけるパーツも付いていないシンプルな構造なので、持ち歩く場合には「GRIIIをケースに入れて、そのまま手に持つかバッグに入れる」または「GRIIIをケースに入れて、そのままショルダーストラップで肩掛けする」などの方法になります。
ケース&ハンドストラップという方法もありますが、これは手首にぶら下げっぱなしで歩き回るよりも結局バッグに入れることになりがち。
それで軽めの育児散歩中については速写性を優先すると「カバンから出す」「ケースから出す」というちょっとした動作が面倒になるので、最終的に「ショルダーストラップのみで肩掛け」がベストになります。ポケットにスマホと財布と鍵、カメラは肩掛けですね。これで両手が自由なまま、パッとスナップも撮れると。
一応自分の場合は「育児散歩の場合のスタイル」に限っていますが、普通に街歩きでも同じかもしれませんね。GRIIIの良さを最大限引き出せるのは「そのままワンアクションでスイッチ・シャッターボタンに指が届く」ということで。
そう考えるとせめて『GC-10』にベルト通しかカラビナ用のパーツが付いていれば最高なんですけれどね。自作で改造した方が早いかな。
まとめ
ということで手に馴染みつつあるGRIIIの周辺アクセサリーについて、中期使用レポート的ないくつかのTipsでした。いずれの製品も現在進行系で使い続けていますので、ちょっとした気になる点はありますけれど総じておすすめです。
それにしても自分の場合は(一時的かもしれませんが)他のミラーレスカメラ等も使わなくなったほどGRIIIは素晴らしいカメラです。ちょっとしたレンズくらいの価格で買えるわけですから満足度かなり高いですね。もっと色々試して使いこなせるようにならないと。
(2025/03/20 11:14:19時点 Amazon調べ-詳細)