我が子にまた新たなブームが到来しました。
「靴を玄関から出してあちこちに好きなように並べる」ことです。
急に大人の靴に興味を持ったようで。
ファーストシューズを買ったのが2月頭でしたので、あれから約2ヶ月が経っています。

歩きはじめは室内だけで練習していましたが、ある程度慣れてきた所で靴を履かせて玄関先や庭先を歩かせるようにしてきました。
ただ屋外って基本的にコンクリートや石など硬いものが多いので、転ぶと危ないんですよね。
歩き方が安定しているとはまだ言えませんから、肩のあたりに手を添えたりしながら転んで手をついた拍子に手を切ってしまったり頭を石にぶつけたりしないように気をつけています。
そして外を歩けるようになってからは小石を拾って集めたり、それを家の中に持って帰ったりすることにハマっていた我が子。

小石を集める遊びがしばらく続いていたわけですけれど、ここ最近になって「大人の靴」に興味を持ち始めたようです。
それまでの小石への興味が一段落して、改めて周りを見渡してみたら「大きい靴がある」ということを再発見したのかもしれませんね。
玄関に並んでいる大人の靴を両手で掴んでは外に持っていって、好きな所に置いて、また別の靴を持ってきて好きな所に置いて。これを繰り返しています。
一応置く場所と並べ方にはこだわりがあるようで、たまに並べ替えたりもしながら納得いくまで調整しているようです。
また日によって靴を置く場所や並べ方も違いまして、玄関から出てすぐの所に片足ずつ違う靴を並べていくこともあれば、冒頭の写真のように少し離れた所にごちゃっと置くことも。
一旦並べ終わって飽きた(満足した)ように見えても、親が靴を片付け始めるのを見るとまた新たに並べ始めます。
靴自体がちょっと汚かったりもしますからかじったりしないように注意しつつ、親としては基本的に我が子が満足いくまで見守るようにしています。
「物を並べる」という行動について。
それにしても「靴を並べる」ことって我が子にとっては新しい行動だなぁと感じています。
これまでおもちゃで遊んでいる時に「おもちゃを並べてみる」という行動はほぼ見られなかったように思うんですよね。
どちらかというと手に取って遊んで満足したらそのままかぶん投げるか(わざわざ投げなくてもよいのに)という流れでした。
それが「靴を並べる」ということをし始めたということは、まずは「靴」というカテゴリを理解しているということですよね。
同じものの集合だと理解しているからこそ同じように並べていくわけで。
そして何かしらの「並べ方」を意識的にしている様子を見ると、一定のルールを持って並べることの楽しさというか心地よさを感じていることになります。
大人でも趣味のコレクションを並べたり、たまに並べ替えたりするだけでも楽しいと感じますよね。
そこにあるのは規則性だったり美意識に訴えかけてくる心地よさです。収集すること自体の楽しさもあります。
その萌芽が1歳2ヶ月の我が子にも見られ始めたということなのかなと。
1歳を過ぎてこのような認知的な発達がよく見られるようになってきています。
反射的な反応だけではなくて、明らかに感情というか情緒というか何かしら「考えている」とわかる行動ですね。
我が子の頭の中を覗けないのが非常に残念ですが、おそらく成長に伴うとんでもない感覚の変化を我が子自身も感じているのではないかなと想像したり。
ちなみに単純に「並べる」ということだけで言うと、私たち夫婦も小さい頃にやっていたと聞きましたから子どもというのはある時期に「並べるのが楽しい」ということを覚えるのでしょう。
私の場合は襖などのサッシに豆を一定間隔で並べることにハマっていた時期があるようです。
黙々と豆を並べて満足しているというのも不思議なものですが、感覚的には今でも「子どもってそういうのだけで面白いものだよな」と理解できます。
我が子も「並べる」ということについて今後は靴以外にも派生していく可能性がありますから、次は何を並べ始めるのかが楽しみですね。
まとめ
靴を並べ始めるようになってから、外に出る時には「まず靴を並べる」という流れになりました。並べ終わって満足すると、今度は小石を拾い始めるという感じです。小石集めは相変わらずテッパンのようで。
世の中の自粛に伴って自宅の庭先以外にあちこち連れて行ってあげられないのが残念ですけれど、出来る限り太陽の光を浴びたり外の風にあたったりする時間を作りたいものですね。
自宅中心で同じ景色ばかりだと飽きるでしょうから、遊び方や過ごし方を工夫する必要もあります。我が子の興味に合わせて何かしら新しい経験を追加していけるように考えていこうというところです。ではまた。