初代デジハリにはファームウェアver.1.11があるという話は聞いていたものの。
記事タイトルとアイキャッチで全て伝え切っていますが、ずっと探していた初代デジタルハリネズミの最初期ロットのみと言われているファームウェアver.1.11の個体をやっと手に入れました。今回、バージョンがわからない状態で手に入れて、ファームウェア確認してみたらまさかのver.1.11だったのであまりに嬉しくて報告記事書いてます。
たまにオークションやフリマアプリでver.1.11を見ることはあったのですがプレミアついて必要以上に高値になっているのが常でして、結局そういう高すぎる個体には手を出していなかったのです。一方で初代デジハリでもしかしたら初期ロットではないかなと感じられる個体については価格的に納得いくものをたまに入手してみたりしていたものの、結局ver.1.15とかのものばかりで。
といってもver.1.11信仰をしているわけではありません。デジハリは個体によって結構吐き出す写真にも個性があるなと勝手に感じていまして、ファームウェアバージョンよりも実際に撮影してみた写真のイメージで自分の中で順位をつけて普段使う個体を決めています。
ちなみに今のメインは初代の「花はりねずみ」モデル。
ver.1.11は言ってみればデジハリ好きの憧れのようなもので、このシリーズの一番最初の始まりを見てみたいなというノスタルジーのようなものに近いです。もちろん今や手に入りにくくなったからこそのレアリティでコレクション欲を掻き立てられる部分もありますが、正直なところ使い勝手や写りとかはもっと新しいモデルの方がおすすめです。
価格的には初代(初期バージョン以外)やチノンモデルが比較的入手しやすいというか適正な価格帯(中古2千円〜8千円程度)が多いかなと感じますし、機能としては2+++やguru(中古1万〜1.8万円程度)がやはり新しい分使いやすいです。デジハリ3.0は高い(中古2万〜3万円程度)。デジハリ4.0は高い(中古3万円以上)上に充電式なので(発売当初は良かったかもしれませんが)内部電池がダメになったら完全に使えなくなりますので個人的にはあまりおすすめしません。
いずれあくまで「トイデジ」ですから、中古2万以上になるなら他の選択肢(安めのミラーレスとかね)で良いというのが私の考えです。さらにコレクション始めると10台買えばそこそこのミラーレス買えちゃうという恐ろしさ。デジハリは中古価格もいまだ高止まりしていますから、ある程度決め打ちで好みの個体を早めに見つけて使い倒すのがベストです。
デジハリのバージョンの調べ方(初代のみ)
ファームウェアを調べられるのは初代のみらしく、確かに手元の初代以外のモデルではこれまで確認できていません。
調べ方は簡単で、「シャッターボタンを押しながら電源ボタンを押す」だけです。
ただこれ最初に聞いた時にうまくできなかった記憶がありますので補足しておきます。
ポイントとして「シャッターボタンを押しっぱなしの状態で、電源ボタンをポンっと押してすぐ離す」とうまくいきます。
このシャッターボタンと電源ボタンの押す離すのタイミングがよくわからなくて、どっちも押しっぱなしにしたり同じタイミングで離したりしてたらバージョン表示されずに普通に起動したりしたんですよね。経験上ですが。何回かそうしてると「あれ、初代のはずなのにバージョン見れないモデル?」「実は中身が初代じゃなかったりする?」とか変な不安に襲われるので、もし初代デジハリをお持ちでうまくバージョン見れない方は上の方法で試してみてください。
ついに入手したver.1.11だが使うのが憚られる問題。
手に入れたばかりでまだ撮影比較していないのですが、後ほど写りを確認していきます。噂に聞く赤みがかった独特の写真が撮れるのかどうか。とは言いながらver.1.11はレアすぎてもったいなくて気軽に使えないかもしれません。使い倒すのが良いのかもしれませんが。しかもデジタルガジェットはしまっているだけでもいずれ完全に使えなくなる時が来ますからね。ファームウェアは電源が入らない限りは見えないので、電源が入らなくなった時点でこれが本当にver.1.11かどうかを証明することはできなくなります。寂しいものです。
使い倒していつか壊れてしまうことと、大切にコレクションとしてしまっておいて結局電子部品の寿命が来てしまうのと、どちらが良いのでしょうね。撮影したデータが残るという意味では撮れる限り使い倒すのが良いのだとは思います。これについてはもう少し考えてみます。メインの花はりモデルも気に入っているし。
もし今後もう1台スペアのver.1.11が手に入ったらどちらかは思う存分使えるかも(笑
デジハリ沼はほんと危険なのでしばらくはこれで満足しておかなければと自分に言い聞かせないとなりませんね。