子育て日記

【子育て日記】物を棚や箱から出したりしまったりすることが楽しいらしい。【生後9ヶ月】

月齢が進むにつれて新しいブームが到来する我が子。暫く前からは「棚や箱に物を出し入れする」というのが楽しいらしいんですよね。

「棚や箱から物を出す」ことから始まったブーム。

ハイハイをするようになって自由に動き回れるようになってから比較的早い段階で「物を取り出す」ことをするようにはなっていました。

「本棚から本を引き出す」とか「おもちゃを入れているかごや箱から取り出す」とか、「手を伸ばして取る」ということに紐付いた行動は自然なものですよね。それでもそれ以前の成長段階から考えると「箱から物を取る」ということ自体がすごいなぁと感じる時期もありました。

新生児期を思い出してみると、手のひらに何かを触れさせてやると本能的に手を握って「持つ」ということをしていました。産まれたばかりの赤ちゃんでも握力はぶら下がれるほどにあるというのはよく聞く話。でも自分で手を伸ばして何かを掴むというのはある程度月齢が進まないとできません。そもそも視力の発達も必要ですし、自分の手に対して「これが自分の手で、しかも意識的に動かせる」ということも最初はわからないわけです。

それが対象を認識して掴むために手を伸ばすということが段々とできるようになって、更に能動的に「箱の中にしまってるものを取り出す」ということまでできるようになります。この「箱の中のものを取り出す」というのは更にちょっと高度で、「箱の蓋を開けられる」ということに加えて「箱の中に何かが入っていることを覚えている」ということができなければなりませんよね。記憶や期待に関わる発達が必要ということです。

自分で動き回れるようになる頃にこの記憶と行動の能力が並行して発達してくることで「箱に近づいていって中の物を取り出したがる」というブームが始まります。

我が子の場合はハイハイやつかまり立ちで手に届く範囲の「蓋がついている箱」を開けたがるようになっている時期で、蓋を開け閉めしているだけで喜んでいるときもあるのですが大抵は中に入っているものを取り出してはぶん投げるということを繰り返している感じ。

「物を手に取ってから下に落とす」というブームも重なっているために結構厄介なのですけれど、それも何かしらの興味だとか認知的な発達に関わるものなのかなと思って見守っていることが多いです。流石に壊れたり割れたりするようなものをぶん投げそうな時には注意しますけれど。

手に取って落とすということを面白がるのも不思議なのですけれど、ものの遠近感がわかってきたり、落としたものがどのように動いていくのかについて興味を持っていると考えるとこれも発達の過程なのかなとも感じますよね。

「物をしまう」こともできるようになったのは比較的最近。

「物を取り出す」ことの後に「物をしまう」ということもできるようになってきています。これは「ちょうだい・あげる」を教えた延長の動作で、「あげる」の相手を人ではなく箱にすることで最初は練習しました。

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「手に取った物をかごや箱に入れる」ということを覚えると、自然と一人で遊んでいるときにもその動作をするようになりました。更にこの延長で「本棚などの棚に物を置く」ということもするようになりまして、結果的に家のあちこちにおもちゃが置かれるような状態になってきています。

必ずしも子ども用の箱や棚ばかりではないですから、書類をまとめている箱に手が届いてしまったりすると中身をばらまかれたりして大変なのですが、触りたい物に手が届かないと「抱っこ」をせがんだ上で「あっち」と指を指す始末。

こういう時に嫁さんは流石母親という感じで駄目な時にははっきりと「駄目」と言うのですけれど、男親はどうしても娘を甘やかしがちというか「やりたいことはできるだけやらせてあげたい」という感覚になってしまうんですよね。好きなことを何でもさせることと躾として良い悪いを教えることってバランスが大切でしょうから、親としても父性・母性と役割について学んでいかなければなとも感じます。

「物をしまう」の次の段階としては、遊び方としての「何かに別の何かを入れる」とか「重ねておく」ということなどでしょうか。

蓋のついた箱におもちゃをしまってからその箱をガラガラと振るようなことはたまにやっているのですが、おもちゃ同士を組み合わせて遊ぶことはまだこれからです。またおもちゃの上に別のおもちゃを置くようなことも素振りとしてはしはじめているものの、まだうまくできないので手伝いながら「上手だね」と褒めているところ。

もう少し細かい動きが制御できるようになってくると遊びの幅も広がってくると思います。

まとめ

段々と子どもらしいイタズラに見える行動が増えてきている我が子。見ていると「それやっちゃうの?」ということもたまにありますが(テレビ画面をおもちゃでガンガン叩こうとするなど)、産まれてから初めて経験することがまだまだ多いでしょうから一つ一つの行動にも意味があるのだろうなと思って見守っているところです。

言葉が少し通じるようになってきたら良いことと悪いことの違いも教えていかなければなりませんね。あと数日で生後10ヶ月に入りますので、そのタイミングでここ1ヶ月の成長記録をまたまとめてみようと思います。ではまた。

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