我が子にとっては生まれて初めての節分。ただまだよくわからないだろうなというのと、豆を撒いてしまうと拾って喉につまらせる可能性もあるので、離乳食で海苔巻を作って食べさせる程度に。
恵方巻きの習慣が無い地域なのですが、大人用としては今年は魚屋さんが作ったちゃんとしたものを買ってきて夫婦で堪能。あとは嫁さんの大好物のハニーローストピーナッツを食べて良しとしました。
来年は我が子も楽しめるようになっているかと思いますので、鬼のお面でちゃんとした豆撒きをしたいですね。
さて、成長に伴って期待していた「返事」がついにできるようになったので記録しておきます。
名前を呼んで「はいっ!」と返事をすることの難しさ。
1歳を前にしたこの時期の成長段階として、「名前を呼ぶと手を上げて返事をする」ということがあります。
これは「自分の名前が呼ばれていることを理解する」ということと「名前を呼ばれたら返事をする」ということと「返事と一緒に手を挙げる」といういくつかの要素が関わってくるので、意外と難しい動作なんですよね。
「自分の名前が呼ばれていることを理解する」ということについてはもっと早い月齢からできるようにはなっているので、名前を呼ぶと振り返ってこちらをみたりということは既に普通のことにはなっていました。
ただ「名前を呼ばれたら返事をする」ということはこれまでできてなかったわけです。
名前を呼ばれた場合に返事をしたり手を挙げたりすることって社会的なルールを覚えるということですよね。本能的な行動というわけではなく人間特有の文化と言ってもよいものですから、ちゃんと教えてあげなければいけないわけです。
ではどうやって教えるかというと「大人がやって見せて真似させる」ということが基本になります。
夫婦でそれぞれの名前を呼び合って、それに対して返事をしながら手を挙げるということを繰り返し子どもに見せるということ。
そもそも「他人の真似をして同じ動作をする」ということ自体がある程度の成長・発達が必要になるものですから、できる時期が来るまでは急いでもしょうがないんですよね。
我が子の場合もなかなか返事をするまでにはこれまでなっていなくて、前段階として「名前を呼ぶと振り返る」とか「バイバイと手を振ることができる」とかができるようになる中で「親の真似をする」という学習行動が見られるようになってきたところでした。
一時預かりなどで保育園に連れて行くことも増えてきたので、親としてはそろそろ覚えて欲しいなと思いつつ根気強く教えていたところ、やっと待望の「はいっ!」という返事ができるようになりました。
「ちょうだい」「あげる」ができるようになってきたあたりからは大人の真似をちゃんとトレースできるようになり始めていたのだと思いますけれど、それが生後8ヶ月の頃なので返事ができるようになるまでは結構かかった気がしますね。

一度できるようになると100回やるのですが可愛いものです。
名前を呼ぶと右手を挙げて「はいっ!」としっかりと返事をするのでとても可愛いです。
毎回褒めまくっているからか我が子も嬉しいというか楽しいようで、「名前を呼んで欲しい」という仕草をするようなこともあったり、一度「返事ゲーム」的なパターンに入ると100回でもやり続けようとします。
段々と名前を呼ぶのに被ってくるくらいすぐに返事をし始めたり、何を言っても「はいっ!」と言い始めたりすることがあるので「いや、適当に返しているだろ」と突っ込んだりもするのですが、「はいっ!」という返事の声質が生声っぽいのも含めてとにかく可愛いというのが親の本心。
ちゃんとした言葉がまだなので「はいっ!」という「正しい発声」が生声っぽい感じ(説明が難しいですけれど)でできているだけで新鮮なんですよ。何というか「乳児から幼児になりつつある」というか。
また「2本足で歩く」のと違って促せばすぐにやるので再現性が高いのと、動画にもいくらでも残しやすい行動であるのも非常に良いですね。我が子が寝ているときでも返事をする動画を夫婦それぞれで見ていることがしょっちゅうあります。
この時期の月齢の子どもはちょっとずつ社会的なルールを身に着けていくことでより人間らしくなっていくというか、始めて寝返りをした時くらいの成長・進化を感じています。
ちゃんと次のステージに進んでいるんだなと実感できるということは親としても嬉しいんですよね。
また同時に「親の行動を真似する」という能力が高まっているということでもありますから、学習能力が大幅に高まってきているということになります。
これまでは身につけていなかった様々なルールだったり遊び方だったりについて、「やってみせる」ということだけで真似してできるようになることが格段に増えるはず。
良くも悪くも「真似される」という面も出てくるかもしれませんので注意が必要ではありますけれど、色々と試していきたいなとも思います。
まとめ
ということでとにかく可愛い「はいっ!」という返事ができるようになった記録でした。
ちなみに何となく「この返事の感じどこかで聞き覚えがあるな」と思って記憶をたどってみると、ずり這いができるようになる直前の「あいっ!」という返事に近いですね。

あの頃はうつ伏せ状態から両手両足をピンと伸ばして「あいっ!」と声を出すのが我が子のブーム。この掛け声とポーズによってどうやら「前に進めるはず!」と思っていたフシがあるのですけれど、もちろん「いやいやそれじゃ進まないでしょ」という可愛さがありました。
あの時の雰囲気や表情(軽いドヤ顔っぽい感じも含めて)を今の我が子にも感じます。成長しても基本的な部分はやっぱり変わらなかったりもするのだろうなというのが1歳前でも既に感じるのは、ほぼ育休生活をしてきたことで日々の成長を見守ってこれたからかもしれませんね。
1歳を超えると保育園生活(まだ待機・保留状態ですけれど。。)も始まって1日の中で一緒にいる時間は減ってしまいますが、子育てに向かう時間は最大化していきたいところです。ではまた。